こんばんは、ヴィスタリアです。
変化を強いられた2020年
2020年の宝塚歌劇も観劇納めをすませ、観劇の振り返り記事も書き終え、
あとは仕事を納めてスカイステージを見るくらいの年末です。
ちなみに最後の観劇は歌舞伎座でした。
今年の観劇納めは歌舞伎座「傾城反魂香」。なぜこんな自分に生まれついてしまったのかというどこにもぶつけられない苦しみと悲哀を身内だけが受け止められることってあるなと泣かされました。猿之助さんのいじらしさにも、まっすぐ憂い泣きまっすぐ喜ぶ勘九郎さんにも。笑いどころもあって楽しかった。 pic.twitter.com/AJls5vrSYX
— ヴィスタリア@聞いてちょうだいこんなヅカバナ (@zukabana_vis) December 26, 2020
2020年は歌舞伎座デビューを果たした年となりました。
来年からも見続けるつもりで、感想を書きたくなったらこのブログで書くこともあるかもしれません。
ヅカブログなのにすみません。
2020年は世界中でいろいろなことがあった1年でした。
人類史に残るような感染症との戦いに遭遇するなんて思いもしませんでした。
そして宝塚歌劇も公演中止のみならず目に見える形、見えない形でいろいろな影響がありました。
・オーケストラ生演奏の見合わせ
・出演者数を減らしての公演
・新人公演の見合わせ
・収容人数半減の公演(現在は最前列・花道沿いのみ販売停止)
客席の風景も一変しました。
マスク着用が当たり前のこととなっただけでなく、
収容定員数が元に戻ってからもときによっては客席が赤いことがありました。
第1次ヅカファン時代に通った1000days劇場では演目が……でそういうこともありました。
しかし2018年にヅカファンに復帰してから
いつ行っても満席でチケット入手に苦労する東京宝塚劇場の赤い客席を初めて目の当たりにしたときの衝撃は言葉にし尽くせないものでした。
ショックで胸がつまるようで、
生徒さんがこの赤い客席を舞台からご覧になっているのだと思うと尚のことでした。
多くのファンが観劇をやめることを選択したり
チケットの販路が限られたり団体での観劇がない現実の厳しさを痛烈に感じました。
そして思わぬ形での変化をもっとも強く感じたのが人事のことです。
これは個人的な受け止め方なのですが、
いままで感じたことのない容赦のなさ、冷たさを感じました。
宝塚の舞台は愛がいっぱいで夢夢しいですが、人事も常にそうかと言われれば
劇団だって阪急阪神ホールディングスの中で利益を追求しているのですから
愛と夢だけで動いているのではないのは察せられます。
しかしこれほど身も蓋もない冷たさを感じたことはありませんでした。
次期トップ娘役のよくわからない組替え。
はなちゃん(華優希)の「はいからさんが通る」幸せな大千秋楽からの早すぎる退団発表。
宙組トップコンビまかまど(真風涼帆・星風まどか)の在団しながらの別離、
そうれも公演中の発表。
星組「ロミオとジュリエット」で新人公演を卒業する学年までがんばってきた生徒さんが全日程出演できずに卒業されること。
星組は公演出演人数減というあきらかな影響ですが
その他のことももしかしたら影響を受けてのことなのかもしれないと思っています。
もしも世界が変わることがなかったらというifは無意味なものですが
れいはなをもっと見られたかもしれません。
ひらめちゃん(朝月希和)が雪組→花組→雪組と短いスパンで組替えをすることもなかったかもしれません。
かのちゃん(潤花)は違う形で新トップ娘役になったかもしれません。
まかまどはどちらかの卒業を見送ったかもしれません。
雪組生が大勢退団されることも大きなショックでした。
公演中止の余波なのか、トップコンビの退団時に組が生まれわかるように生徒さんが大勢退団する
雪組の「伝統」なのかはわかりません。
しかし凪様(彩凪翔)のディナーショーは
ファンの方と同じ空間のものではなく無観客でのライブ配信となりました。
この形式だからこそ見られた人も大勢いて、自分もその1人ですが
ずっと応援してこられたファンの方が行くのを楽しみされていたことを思うと
本当によかったのか答えは出せません。
そのときにできたことが最善であったと、最善にしていくのだと言い聞かせている部分もあります。
今秋以降の人事の発表がずっしりと重たくて受け止めきれなくて、
まだ心の一部が凍ったままです。
凍ったままの心で観劇してスカイステージを見てこのブログを書いているので
書くことも変わったといいますかつまなくなったといいますか、
以前ほど純粋に熱い気持ちで夢中になれなくなったのを感じています。
大好きな宝塚歌劇が日々のあれこれの息抜きであり支えであり
憂さを忘れさせてくれる夢の3時間で、
とりまくすべてのことに夢中だった気がします。
しかし自分自身の生活なのか心身の状態のせいなのか
人事が受け止めきれないのが辛くて、
今はのめりこまないようブレーキをかけているような感じです。
わりきって人事的なことを考察したり予想すればいいのかもしれませんが
そういう記事を思いつく頭がなかったり書く技術・エネルギーがなかったり……。
書くことが自分のヅカファン活動の一部になっているのと
この変化も含めて形にしておきたいので書き続けていますが、少し休もうかなと思うこともあります。
距離感は変わりつつも宝塚歌劇が大好きで、好きな生徒さんがいてOGさんがいることに変わりはありません。
これからも宝塚歌劇を見続けて愛と夢の世界にひたります。
新しい年に世界はどうなって宝塚歌劇はどうなるんだろうと考えていて
ふとそんなことを思った年末でした。
読んでいただきありがとうございました。
はげみになりますので応援していただたらうれしいです。
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