月組

美園さくらちゃんのメタモルフォシス

こんばんは、ヴィスタリアです。

月組トップ娘役 美園さくらちゃんの退団会見

相手役のたま様の退団会見から1週間をおいて美園さくらちゃんの退団会見がありました。

見てください。この清らかで愛らしい、美しい笑顔を。

サンスポさん↓

スポーツ報知さん↓

そしてtwitterで知ったのですが今日3月24日たまさく(珠城りょう)が組んだ「雨に唄えば」のナンバーGood Morningを歌う、日付が変わった日なんだそうです。

偶然の一致かもしれませんが特別なものを感じてしまいます。

メタモルフォシス 美園さくらちゃんの加速度的な成長

月組「カンパニー/BADDY」観劇で10数年ぶりにヅカファンに復帰し、次に観劇したACTシアター「雨に唄えば」で、さくらちゃんがヒロインのキャシー役を演じていました。

このときは客席で「うーん……もうちょっとがんばってほしい」と思ったことがありました(すみません)。

それはヘアメイクのセンスと個性に合った美の見せ方です。

なんでこのカツラにしてしまったんだろう…と思うものがあったのです(すみません)。

演技にも固さを感じ、このときはキャシーをあまりかわいいとは思えませんでした。

(これに関してはヅカファンに復帰したばかりでさくらちゃんの個性、よさをわかっていなかったことが要因だと今は思っています。)

次にさくらちゃんを見たのは「エリザベート」の女官役でした。

女官たちが背中を客席に向けているとき、「この娘役さん、背中から感情とエネルギーが迸っているなあ」とビシビシ感じたのがさくらちゃんで、光るものがある娘役さんなのだと気づきました(遅い)。

その次のたま様とのプレお披露目「ON THE TOWN」ではぐっと垢抜けてほっそりし、衣裳の着こなしや見せ方が格段にレベルアップしていてハッとしました。

退団会見のさくらちゃんの言葉にはトップ娘役としての高いプロ意識、果たすべき責任への自覚を感じました。

与えられた役割に恥じることなく、責任感を常に持って、努力を怠らないように心がけてきたつもりです。

その努力は公演のたびに舞台に表れ、お披露目本公演「夢現無双/クルンテープ」は観劇する度にどんどん美しく、ほっそりされていくのがわかり、
千秋楽が近づいてくるころには「これ以上お痩せになってはいけませんよ」と心配になるほどでした。

「夢現無双」は涙をはらはらと流しながら熱演していたのが印象的でした。

またさくらちゃんふしぎな魅力と個性の輝きがわかるようになったこともあり特にショーを楽しみにしていました。

男役さんを引き連れての歌はキュートで、楽曲差し替え前のBerryz工房の「cha cha SING」がとってもチャーミングでハツラツとしていて、「セ・マニフィーク」に差替えになってしまったのでが本当に残念でした。

中詰の真っ赤なド派手なラテンのドレスもよかったですしたま様とのシンデレラストーリーのようなデュエットダンスも毎回ときめきました。

れいこちゃん(月城かなと)との恋人のシーンでは並びも「ありかも」と思わせてくれましたし、
気まぐれな子猫を思わせるキュートさ、出逢ったばかりのたま様が一気に引き込まれるのも納得のふしぎな魅力がありました。

さくちゃんが約1年前の「雨に唄えば」キャシー役から加速度的な成長とこの上ない美しいメタモルフォシスを見せてくれたことは賞賛に値すると思うのです。

「雨に唄えば」「ON THE TOWN」でスターを目指す女の子の役を演じたさくらちゃん
日本初演の「I AM FROM AUSTRIA」ですでに女優として成功しているエマ・カーター役を見事に演じたこととも重なります。

今日の会見でもお話されていますが、エマのプラチナブランドにピンクの夢のように美しいドレス姿、カラフルなジャージ姿、歌唱は本当にすばらしかったです。

美園さくらちゃんの個性がスパークする役が見たい

さくらちゃんのインタビューやプロフィール(宝塚GRAPHの「波瀾爆笑」)を読んだりすると、変わっているといいますか、ご自身の世界観と個性をしっかり持っていおられることが伝わってきます。

それが舞台の、特にショーで発揮されているのを感じます。

特に好きなショーを一つ挙げるとしたら「BADDY」のスパイシー役で、小悪魔的でコケティッシュで、銀橋に横たわるバッディ/珠城りょうを仰ぐシーンが大好きです。

そういう、さくらちゃんの個性、なんとも言えないふしぎな魅力がスパークするような役をお芝居で見てみたいです。

ご卒業公演のお芝居「桜嵐記」が「BADDY」と同じく上田久美子先生なので大いに期待しています。

退団会見によると添い遂げ退団はさくらちゃんご自身の希望であったということですし、添い遂げ退団が好きなのですが、
もう少しさくらちゃんの舞台を観てみたかった…という気持ちもあります。

ぜひ「ピガール狂騒曲」「桜嵐記」というオリジナルのあて書きでさくらちゃんの魅力がスパークする役が見てみたいです。

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