宝塚

宙組「夢千鳥」劇団初の無観客ディレイ配信!星組「ロミオとジュリエット」はAB無観客ライブ配信へ

こんばんは、ヴィスタリアです。

宙組「夢千鳥」劇団史上初のディレイ配信

GWで始まった今日、陰鬱な気分が一気に晴れるニュースがありました。

宙組 宝塚バウホール公演『夢千鳥』無観客収録映像のディレイ配信について

政府による緊急事態宣言ならびに、これにともなう自治体からのイベントの開催制限および施設の使用制限が発出されたことを受け、宙組宝塚バウホール公演『夢千鳥』は2021年4月26日以降の公演が中止となりました。

残念ながらご観劇が叶わなかったお客様へも当公演をお楽しみいただけるよう、この度特別企画として、
無観客で収録した公演映像を以下の日時でディレイ配信することを決定しましたので、お知らせいたします。   

■日時:5月8日(土)19:00配信開始
■視聴方法:「Rakuten TV」および「U-NEXT」にて配信
■視聴料:3,500円(税込)

※本配信は、事前に収録した公演を配信する「ディレイ配信」となります。
※いずれのサービスでも見逃し配信は予定しておりません。
※著作権上の都合により、一部割愛となる可能性がございます。

バウ「夢千鳥」は収録用のカメラが入っていないという書き込みをSNS上で目にし、
このままではスカイステージでの放映もできないままになってしまうのかと気を揉んでいました。

それがまさかの無観客ディレイ配信をしてくれるなんて!

収録用に無観客で公演をされたということですね。

無事に公演ができること、大勢の、満員の客席を前に公演ができることが何よりですが
それが叶わないなかで最大限のことを実行してくれた劇団に感謝の気持でいっぱいです。

タカラヅカニュースの短い初日映像を見ても
危険で退廃的な色気をまとっている和希そらくん
大人の女性を艷やかに演じて新境地を見せているじゅっちゃん(天彩峰里)はじめ宙組の充実ぶりが伝わってきて、どろどろした愛憎劇のようでおもしろそうだなあと気になっていました。

この短い映像しか残らないかと思っていたので、幻にならず見ることができてうれしいです。

さらに星組「ロミオとジュリエット」の無観客ライブ配信もお知らせがありました。

星組 東京宝塚劇場公演『ロミオとジュリエット』無観客ライブ配信の実施について

政府による緊急事態宣言ならびに、これにともなう自治体からのイベントの開催制限および施設の使用制限が発出されたことを受け、
星組東京宝塚劇場公演『ロミオとジュリエット』は、2021年4月27日から5月10日までの公演を中止しておりますが、
この度以下の日程にて、無観客でのライブ配信実施を決定しましたので、お知らせいたします。

(1)■日時:5月2日(日)18:30開始 B日程
(2)■日時:5月9日(日)18:30開始 A日程

■視聴方法:「Rakuten TV」および「U-NEXT」にて配信
■視聴料:3,500円(税込)
※詳細はこちらでもお知らせしております。
※いずれのサービスでも見逃し配信は予定しておりません。

連休中はエリザベートガラコンサートの配信がある中で配信日程が重ならないようにしつつ
A、B両パターンの配信をしてくれる劇団に感謝の気持でいっぱいです。

なんせこの3回目の緊急時代宣言の休業要請でBパターン(良席と千秋楽)、Aパターン(my初日かつmy楽)のチケットが紙切れになってしまいました。

無観客ライブ配信という演劇とは、舞台芸術とはいったい何なのか?と根源的な疑問を抱かずにはいられない公演ではありますが、
舞台に立たれる生徒さん、ご尽力されているスタッフさんはすべてを懸けておいでですから画面越しに大切に見ます。

画面のこちら側へ届けてくれるものを受け取りたいです。

できればこの画面のこちら側が感じた感動などを拍手や手拍子、空気感で伝えられないかわりに、
なんとか生徒さんへタイムリーにダイレクトにお伝えできる方法があればいいなあと思いますが、
舞台と客席が同じ空間にいて一体となる、相互に影響しあう劇場でないと難しいのが残念でなりません。

代替の方法を考えれば考えるほど劇場という空間で生の上演、観劇に代替できるものはないと感じます。

リスケジュールはできないのだろう

今回の緊急事態宣言による休業要請のなかで劇団はできる限りのことをしようと尽力しファンのことを考えてくださっていると思います。

そんな劇団をずっと愛し応援していきたいという思いを強くしています。

一方で無観客ライブ配信が早々に決まっていくのは公演スケジュールの後ろ倒し、リスケジュールはもうできないことを暗に示しているのだと受け止めています。

生徒さんはいつまでも在団できる(する)わけではありませんし、短いスパンで世代交代をしながら
明日のスター、明後日のスターを育て送り出し続けているのは宝塚歌劇の特徴でしょう。

2020年以降のトップ娘役の人事やスターさんの退団のタイミングを見ていると数ヶ月にわたる休演と公演スケジュールの見直しで、
何らかの計画が思い通りに進められなくなったのかなと察せられることもありました。

タカラジェンヌは時節の花、惜しまれて退団していくのが花という限りのある存在ですから数ヶ月の重みは相当なもので、
何人もの人生が変わってしまうくらいの影響になるのだと思います。

――ということは頭では理解しているのですが、だからといって当初のスケジュールを変えないで無観客ライブ配信をすることで公演が終わってしまうことがやりきれません。

自分が観劇する予定がある、好きな生徒さんが出演される、大切なスターさんの大切な公演ということ以前に
誰もいない、何の反応も返ってこない真っ赤な客席を前に舞台に立ってパフォーマンスをすることが大きなストレスになったりいい影響を及ぼさないであろうことは想像に難くありません。

レスポンスも感謝もされない仕事が心身を蝕むのはどんな仕事だって変わりませんし、
舞台はそのレスポンスがダイレクトに返ってくる”職場”なのですからギャップ、ストレスも相当ではないでしょうか。

変異株の感染も広まり先が見えない中で、これ以外の方法がないのもわかっていますが、
無観客ライブ配信頼りというのは悲しい上に恒常的にとるべき健全な方法でもないと思っています。

一日も早く安全に演者が舞台に立つのを客席から観客が観て心を動かし拍手が送れる日が来ることを願っています。

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