おはようございます。ヴィスタリアです。
永久輝せあのストイックさと心が見えるDream Time
ひとこちゃん(永久輝せあ)をゲストに迎えてのスカイステージのオリジナル番組Dream Timeを視聴しました。
MCはおなじみせのほのドリームエントランズ、99期のせのことホッティー(帆純まひろ)と
100期のほのかちゃん(聖乃あすか)の玄関掃除で分担が一緒だった美貌のお2人です。
97期のほのかちゃんとは学年が近いこともあってテンポよくトークが進み、MCのせのほのも積極的でした。
前回のあきらさん(瀬戸かずや)がゲストのときは初MCかつ
上級生スターをゲストに相当緊張していたのがわかります。
10学年近く離れているわけですから当然のことであり保つべき距離感、敬意でしょう。
今回は距離の近いトークでまるでゲストも3人、MCも3人といった雰囲気がありました。
これにはMCの2人が慣れたということだけでなく、
ひとこちゃんが生来のものかさり気なく気をつかっているのか、自然と3人が話せる流れを生み出している思慮深さを感じました。
お洋服をMCのせのほのに合わせて3人お揃いにしての第一声がこれです。
今日は3人でお揃いを着てきたので誰がMCかわからない状態ですが、
せのほのドリームエントランズのお2人と楽しい時間にしたいと思います。自分もついこの間までMCの立場でやっていたので、お話をいただいたので「本当ですか!?」と言ってしまいました。
ひとこちゃんが話しやすい空気を自ら作っているんだなあと感じました。
実際にせのほののこれまであまり見えてこなかった一面が見えてくるトークもありました。
このあたりは組替えによる化学反応であったり、
トークでも惜しまれていましたが新人公演をともにしていないからこそ光が当たる部分でもあるのかもしれません。
(帆純まひろについて)花組で一緒になって学年も近いしお稽古場で座る場所も近いし、
(「はいからさんが通る」の)高屋敷要について悩んでいたときにお稽古終わりに初めて話をした。褒めて励ましてくれるよりも、「私もこういうときがあって…」と話してくれて舞台に対して責任感がある子だなって感じだった。
オフはふざけていてめっちゃたのしいけど、舞台に対してアツイものがあって正々堂々戦っている感じ。
これに対してホッティーは喜びを隠せない感じで
「ひとさんは下級生の頃から活躍されていて何でもぱっとできる方だと思っていたけれど、地道に詰めていかれる方と初めて知って、お話できてうれしかった」
とのことでした。
また「ホッティーは芝居に人間味がすごくあふれるから、逆に人間じゃない役が見てみたい」と
これはほのかちゃんも同じことをお話していて
よく知っている1期下さんからも組替えでご一緒したばかりの上級生からも同じイメージを抱かれているんだなあと興味深かったです。
(聖乃あすかについて) 私と似ているところがあるなって勝手に親近感をもっていた。
私が東京公演中でレッスンをしているとき、花組さんが休みの日にわざわざ東京にレッスンに来ているところで会ったりして。
(中略)「DANCE OLYMPIA」でも課題がたくさんあって全然できなかったらわりと朝早く劇団に行って練習していたんだけれど、ほのかちゃんとはよく会った。
熱心でストイックなんだなって。
これまでのインタビューなどからひとこちゃんのストイックさ、ご自分への厳しさは自然と滲んでいましたが
ほのかちゃんのエピソードを初めて知りました。
またほのかちゃんのタップダンスが非常にすばらしいというお話もあり、ぜひ舞台で見てみたいです。
そして前回のDream Timesでホッティーに「マシンガントーク」と暴露されていて「ぽわ~んとしたほのかちゃんがわーっとしゃべるのは想像がつかないなあ」と首を捻っていました。
が、今回ひとこちゃんにも「ほのかちゃん、外見からは想像もつかないくらいしゃべるよね」と言われていて「あ、本当なんだ」と思いました。
永久輝せあの芝居の表情の作り方
男役芸の談義も非常に深いものでした。
朝美絢さんが主演された「義経妖狐夢幻桜」で、朝美さんの2学年下なんだけれどお兄さんの役をやることになって悩んでいたときに上級生の方に
「振り向くときにそんなに目が速く動くかな?」と言われて気にするようになった。そうしたらショーでも振り向いたときの定める目の意識だったり、白眼から黒目の動き、
(中略)スポットがあたることがあったら白眼に取り込むように気をつけている。
ここでひとこちゃんが振り向きざまの奥の方の白眼に意識を置いたのをショットを見せてくれるのですが、
体得した技とはこういうものかと感銘を受けました。
ラフなパーカーをさらりと着た素化粧の美人さんが男役そのものになる瞬間でした。
かっこいい…。
さらにそこから誰に言われたわけでもないのに自らやるホッティーが
まっすぐさとポジティブさがあり、涼やかな美貌で白眼を効かせたのがかっこよかったです。
そんなホッティですが「DANCE OLMAPIA」のひとこちゃんとほのかちゃんのサロメの場面について
「見ましたよ!二人がねとねと、ネトネトしてるやつ!」と言い放ち、
その擬態語のセンスに声を出して笑いました。
11月3日の発表でしょんぼりしていた心がふんわりしました。ありがとう…。
人として大切にしていること
最後にホッティーが「人間としてもっとも大事にしていることはなんですか」という重めの質問を投げかけました。
豊かでいること。人に対してとか物に対して。
舞台は人になにかを届けるというときに自分が満たされている必要があるから、自分で自分を満たせるようにようにしたいなって思って生きている。(中略)(大変なときに豊かさを失ってしまって取り戻すには)この10年で空っぽになったときは何度もあったから、それでも自分自身と逃げずに向き合うこと。
それでも力がわいてこないときは、いい舞台であったり本を読んでみたり、外からのもの、すばらしいものに触れることで目が覚めることはあるかも。
この言葉には感動しました。
というのもひとこちゃんが慕い、トークリクエストDxでリクエストした美弥るりかちゃんも同じようなことをお話し心がけていたからです。
魅力的な、すばらしい舞台を見せてくれる方たちが行き着くところは同じなのかもしれません。
さらにひとこちゃんは同じ質問をせのほのに返しました。
(帆純)私は人を好きでいることを大事にしたいと思っています。
花組70人がいて一つになっているときにいい面ばかり見ていたらよくはならないし、お互いの悪いところも指摘し合いながらやっていかなければならない中で、それでも人が好きでずっといたいなって。
人を嫌いになっちゃうと観に来てくださるお客様にも失礼だし、役に対しても否定してしまうことになるから…だから人間を好きでいること。
(聖乃)私はこう(狭いところに集中するジェスチャー)なっちゃうので、広い視野を持つこと。
落ち着いて行動して、いろんなことに興味を示してチャレンジすること。
ホッティーもひとこちゃんも「そうなっちゃうときはあるよ」と上級生として自然にフォローしていました。
毎月楽しみにしているDream Timeですが、今回は出演者の知らない一面が見えて、そこに組替えという交流があったのがとても興味深かったです。
そしてここには書ききれないくらいひとこちゃんの自分への厳しさとストイックさがにじむトークもありました。
華やかで実力のある舞台を見ているともう少し力を抜いてもいいのでは…と声をかけたいような、
厳しいがゆえにあのすばらしい舞台があるような、そんなことを思いました。
「はいからさんが通る」高屋敷要役で気をつけていること、舞台でのこだわりのトークを踏まえてmy楽の観劇を楽しみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ランキングに参加しています。
ポチッとしていただたらうれしいです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓