こんばんは、ヴィスタリアです。
永久輝せあくんが語る花組生としてのデビュー
ひとこちゃん(永久輝せあ)のVISAメッセージを読みました。
淡いピンク色のジャケットのひとこちゃんの爽やかで美しいショットを見ることができます。
そしてメッセージからは踊りまくりだった「DANCE OLMPIA」の過酷さ、組替えという環境の変化のプレッシャが伝わってきます。
実は、花組を応援してくださっているお客様に自分はどう映るのだろうかと、初日が開くまではとても心配で……。
でも、パレードでお辞儀をした時にたくさんの温かい拍手をいただき、とてもホッとしました。
これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
という言葉にはエールを送りたくなりました。
ヴィスタリアは「DANCE OLYMPIA」は1回こっきり、それもB席からの観劇でしたが、ひとこちゃんが花組の舞台でオーラと存在感を発揮し、
たしかな歌とダンスで輝いているのがわかりました。
雪組のひとこちゃんももちろん素敵な男役スターさんでしたが、花組に組替えになり新たな場所で活躍されること、雪組と花組の文化がまじりあうことを大歓迎したのです。
しかし組替えをされる生徒さんにとっては、組替えが栄転という側面があるとしても、
大きな重圧を強いるものであることが伝わってくると、
ひとこちゃんのメッセージを読んであらためて思いました。
永久輝せあくんが語る組文化の違い
少し前の宝塚GRAPH(2019年12月号)のInstaGRAPHではひとこちゃんが花組の同期との写真にこんなエピソードを添えていました。
このコーナーに載せる写真を撮りたいとお願いしたら両隣の まいこつ(紅羽)とあかり(綺城)が突然ザッザッと!と足を組み出して!!
「”花男”は足を組むんだよ」と(笑)。
これを読んだときにはさすが花組の男役さん!と思ったのですが、今回のひとこちゃんのメッセージではさらに深く稽古場での組文化の違いのようなものに触れられてとても興味深かったです。
組ごとにお稽古の進め方などいろいろなことが違うのですが、2幕のラテンの場面の振付を受けた時に、すごくそれを実感しました。
(中略)雪組時代の私はまず先生の振付どおりに踊って体に入れて、そのあとに自分ならどう踊るかという感じで進めていくことが多かったです。
ですが花組では、振付をいただいた瞬間から、皆さんが“男役スイッチ”をオン!
下級生に至るまで、最初から男役として自分なりに踊っていて、本当にびっくりしました。
「これが花組さんなんだ!かっこいい!!」と鳥肌が立ちました。入団したての下級生まで、男役というものを常に意識しながら踊っている姿を見て、昔からずっとそういう空気が受け継がれている組なんだろうな、本当にすごいな、と感じます。
よく花組の男(娘)役は「花組の男(娘)役であることに誇りを持っている」と生徒さんや先生方が語るのを耳にします。
それは具体的にどういうことなんだろう?と興味津々だったのですが、その答えの一端がひとこちゃんのメッセージにあるような気がします。
花組の男役さんは最初から男役として踊ることを意識しているのですね。
どちらがいい悪いという話ではないことは各組の舞台がそれぞれ魅力的であること見れば自明です。
が、客席ではっきりと感じるもののうまく言語化できない5組の文化や雰囲気の違いが中の人(生徒さんや先生方)から語られるのが好きといいますか、
とっても気になるのです。
中の人が語る組文化の違い
これまでインタビュー等で見聞きした中の人が語る組文化の違いはこんなものがあります。
◆黒燕尾の上着の手の添え方は組ごとで違う
たしか雪組はしっかり掴むスタイルだと聞いたことがあります。
(もし詳しくご存知の方がいらっしゃったら教えてください。)
◆星組と月組の違い
星組から月組への組替えを経験された美弥るりかちゃんが星組と月組の違いをお話されたことがありました。
◆月組と花組の稽古着の違い
3回の組替えを経験された元雪組トップスター水夏希さんが月組と花組は稽古着さえ違ったということを明かされています。
◆振付家から語る組の雰囲気の違い
振付家ANJUこと元花組トップスターヤンさん(安寿ミラ)が各組で振り付ける際に感じる雰囲気の違いをお話されたこともありました。
動画の宝塚スタートークは企画、配信が終了してしまって、この質問自体をヴィスタリア自身が寄せて永遠の贔屓であるヤンさんにお答えいただいた記念すべきものだったのでとても残念なのですが…。
また「Sante!!」かなにかのナウオンステージだったと思うのですが、花組の男役さんは一列に並ぶ振りがあるけれど他の組ではあまりないというお話があったように記憶しています。
ヤンさんは藤井大介先生のお酒シリーズ「Cocktail」「Sante!!」「アクアヴィーテ」全てで振付に入っていますが、
いま東京宝塚劇場で上演中の宙組「アクアヴィーテ」のタンゴの場面はいまのスタイリッシュな男役さんがずらりと揃った宙組ならではの場面だと感じます。
「Sante!!」でも当時花組生だったキキちゃん(芹香斗亜)の銀橋渡りから始まる男役のスーツの場面がありますが、「アクアヴィーテ」とは趣がガラリと異なります。
この「Sante!!」のスーツの場面でも花男たちは一列に並んでいたと記憶しています。
5組それぞれ違うからこそそれぞれが魅力的ですが、中の人が語る組文化の違いにこれからも注目したいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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