こんばんは、ヴィスタリアです。
月組「ダル・レークの恋」ライブ配信を見て
今日は月組「ダル・レークの恋」のライブ配信を視聴しました。
先日観劇しましたが何度見てもいい作品だなあと思います。
宝塚歌劇のオリジナル作品の好きな作品のベスト5に入る気がします。
脚本をじっくり読みたくて、昔はプログラムに脚本が載っていましたから97年星組のプログラムを探しています。
そんな一つひとつのセリフを味わいたい名作が
舞台の端から端まで「よくぞこの生徒さんで再演してくれました」と快哉を叫びたい配役で再演されたのですから
この2021年のダル・レークの恋はずっと、何年どころか何十年たっても忘れられない公演になりそうです。
今日のライブ配信も作品世界とうみれいこ(月城かなと・海乃美月)の美しさに見入り、
様々なことを考えさせてくれるセリフ、物語にひたりました。
想像の余地、余白がある作品は余韻が深くて、役の半生や行く末などをあれやこれや考えるのも楽しいものです。
たとえばラッチマンがパリの無頼漢をやめて百姓の子としてインドに戻ってからの7年間にどんなことがあったのか。
リタはその後どのような人生を送ったのか。
あるいは、ラストシーンではカマラがラッチマンを探していますが、ラッチマンはそれを知っていて姿を現さないのではないか――というようなことです。
だからミシェルは思い当たっていながら「知らないねえ」と言い直すではないかなあと思っています。
月組生のすばらしい公演であり谷貴矢先生の潤色・演出はよいブラッシュアップとミュージカル化だったと思うのですが、
観劇の際にも感じたのですがセリフの場面でややBGM多いような気がしました。
これは好みの問題かもしれません。
生の観劇にまさるものはありませんが、
ライブ配信の鮮明な映像で衣装、舞台化粧、アクセサリーの美しさの細かいところまで見えるのもうれしいものです。
特にうみちゃん、みとさん(梨花ますみ)、
なつこさん(夏月都)のクマール一族の女性たちの装身具の数々はため息ものでした。
れいこちゃんがカーテンコールで「投げキスを贈ります」とキメキメの投げキスをすると、
月組生がいっせいに黄色い声で「ラッチマン!」と言っていました。
(月城)クラクラッチマン、でした。聞こえましたでしょうか。
ここまでがダル・レークの恋ということでお届けしております。お楽しみいただけましたでしょうか。
毎公演ごとに違うご挨拶を用意しているようですが
れいこちゃんが自然体でとても楽しそうにしているのが印象的です。
「エリザベート」のルキーニのアドリブで苦労されていた(千秋楽で「終わってうれしい」と仰せでした)ころよりも
すっとすっと自由で、自然体で、れいこちゃんのありのままの魅力があふれていると感じます。
スカイステージでのNOW ON STAGEなどのトークでも感じていることで、
肩の力が抜けたようにも充実しているようにも見え、
それは一層大きな場所で輝かれるからではないか――次の月組トップスターになられるからではないかと(勝手に)思っていました。
さきちゃん(彩風咲奈)の次期雪組トップスター就任が発表されたのは
全国ツアーから梅芸公演に変更となった主演公演「炎のボレロ/Music Revolution!-New Sprit-」の公演中でした。
ライブ配信が実施される前に発表になりましたが
カーテンコールなどで触れられることはありませんでした。
同じように全国ツアーから赤坂ACTシアターとドラマシティ公演となった「ダル・レークの恋」ですから
今日のライブ配信の前に発表があるのではないか…と思っていたのですが予想はハズれました。
ドラマシティの千秋楽までに発表があるのか、あるいは……全然別の理由があるのかもしれません。
ドラマシティ公演ではありちゃん(暁千星)が演じていたペペルをおだちん(風間柚乃)が、
おだちん(風間柚乃)が演じていたクリスナをるねくん(夢奈瑠音)が役替りで演じます。
「エリザベート」のルドルフのありちゃんとおだちんの役替りがまったく違うキャラクターを作り上げたように
ペペルもまったく違う人物を作り上げていそうで、
ドラマシティ公演もライブ配信をしてほしかったなあと思っています。
ペペルが男役として見せる芸、技術がないと成立しない役なので尚のことです。
るねくんもクリスナがとてもお似合いなのではと期待しています。
ライブ配信がないにしてもカメラが入ってスカイステージで放映されるはあると信じています。
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