星組

愛月ひかる様の”黒”と”金”。上級生として。

こんばんは、ヴィスタリアです。

radikoのエリアフリーでラジオ関西「ビバ!タカラジェンヌ」を聞きました。
ゲストは星組「眩耀の谷/Ray」で星組本公演デビューを果たした愛ちゃん(愛月ひかる)です。

なおパーソナリティーの小山乃里子さんの自由なお話は話題ごとにまとめています。

ただの悪役にしたくない 愛月ひかる様の管武将軍

放送日3月16日は新型肺炎の感染防止のための休演中で、そうしたことが起きる前、2月の収録だったという小山さんの前置きがありました。

ーーお久しぶりです。舞台の強面の将軍とずいぶん雰囲気が違いますが?

よく言われます。あまり意識していないんですけれど。

愛ちゃんがなんともいえない、ぽわ〜んとしたテンポ、かわいい声で答えていました。

ーー役はお稽古場から成り切るタイプですか?

そうですね、わりとすぐ成り切れるタイプです。

(舞台と普段のギャップについて)あんまり生徒には言われたことないですけれど、スタッフさんとか周りの方に“いままで舞台なあんな声だしていたのに、そんなかわいい声で戻ってくるのやめて”と言われたりはします(笑)。

このラジオを聞いてあらためて思いましたが愛ちゃんはふだんの声、話し方がかわいいですからそんなふうに言われるのも納得!です。

ーー管武将軍は最初はどんな人なんだろうと思いましたが。

最初は丹礼真/礼真琴と同じ、民に豊かに過ごしてほしいという希望に燃えているところから、
自分の家を守るためとか将軍という地位を守るために、現代でいうと中間管理職的な、上に意見したり不安もあるけれどそれを言わない方が上にも下にもうまく(やって)生きているという弱い部分がある人なんではないかなあと思って。

そういう葛藤している部分をうまく出せたらいいなと。

ただの悪人ではなく、いろいろ葛藤があったがゆえにそこに行きついてしまった人と、それをすごい信念があって屈せずにまっすぐに進んでいける丹礼真という対比が見えたらいいなと思って。

ーーこういう役は久しぶりですか?

ただ悪人はいっぱいやったんですけど、今回はただ悪いわけじゃないというのが難しかったです。

こういったタイプの悪役、適役は初めてかもしれません。

ーーすごくかっこよく演じていますよね。でも、剣舞で手首は大丈夫ですか?

大丈夫です。でも手にけっこう豆ができています。

手首は痛くなっていないですね。
剣の重さでなのか肩まわりの方がきました。右肩まわりはずーっと重たい感じなんですけれど。

ーー剣はある程度の重さがあるんですよね?

そうですね、お稽古場で使っていたものよりは飾りなどもつけてくださっているの重みがあるんですけど、逆に重くなった分回し易くなったのも若干あって。
遠心力がつくので、稽古場で自分の握力だけで回していたときよりもいい具合に手首の力を抜くと重みで回ってくれるので、舞台の剣の方がやりやすいのはありますね。

ーー毎日やるのは大変ですね。

すごい緊張感で、あの場面は初日からいい意味で慣れることがないというか、毎日緊張感をもって兵士の子たちがやっているのを感じますし、自分ももちろんそう感じながらやっています。

ーー管武将軍の強さを見せつける場面でもありますね。

ここで“やはりこの人は勇将だったんだな”と思えるように剣舞を舞わないと、その後あれだけ慕ってくれている丹礼真が立たないので。

丹礼真にあんなに慕われていたのにこんなものか、とならないようにちゃんとできてないとダメだなと。

ーー稽古場でこっちゃん(礼真琴)とそんなお話もされましたか?

丹礼真はとにかくファンクラブ第1号みたいに管武将軍のことが好きなので、“本当に好きだよね”と2人して笑っていました。

出ていない場面でも“将軍は“、”将軍は”と言ってくれているので、あそこまで褒められると稽古場で聞いているとニヤニヤしてきちゃう(笑)。

ーー「眩耀の谷」はオリジナル作品で、(初見は)どうなるんだろうと思ったのですが、毎回泣けます。

私もすごく、自分の国側ーー周国側としてハッピーエンドじゃないんですけれど、最後の汶(ブン)族の子たちのお芝居はお稽古場で見ていても毎回ぐっとくるものがありましたね。

作品から愛ちゃんの歌う抗弁という曲がオンエアされました。

お芝居の後半の丹礼真が管武将軍の砦に出向いて“谷を力ずくで奪うことは正義ではない”と訴える場面で、2人で銀橋で芝居から歌に変化していくシーンです。

この歌の中でも感情がいろいろ変化していって、きついことは言っているんですけれど、ただの悪人にしたくないので自分にもそれを言い聞かせているような気持ちでいて、思い入れのある歌です。

芝居仕立ててとても聞きごたえがありました。

ショー「Ray」で魅せる男役の美学

ーー愛ちゃんは黒髪のイメージがとてもあります。

ほんとですか。でも金か黒しかしないんですよ。
茶色という中途半端な色はなかなかしていなくて、悪役が多かったのでカツラじゃないときは黒にすることが多いんですけれど、
今回は和カツラということでショーはがらっと変わった方がいいかなと金髪にしています。

ーーショーはお芝居の葛藤が吹き飛ぶような雰囲気ですね。

管武将軍をやっていた人と同一人物とは思えないというふうになったらいいなと思ってやっています。

ーー思えないです。体力的にはどうですか?2回公演だと相当疲れるのでは?かなり走り回っている感じがします。

かなり体力的には…きます。
一徳先生のショーは下級生からプロローグから他の場面からたくさん出していただくので、とにかく全員での早着替えが多いので袖ではバタバタとしております(笑)。

ーー気持ちよさそうに歌って踊っていらっしゃいますね。

はい、私は大劇場が久しぶりですので、やはりあの空間でお芝居できること、歌い踊れることのありがたさというのを本当に身にしみながら毎日公演しています。

ーー愛ちゃんが銀橋に出てきたときの拍手がすごいですね。

みなさんすごく待ってくださっていたんだなと思いますし、その分舞台
からお返ししたいなと思います。

ーー新トップコンビのお披露目でもあり、”愛ちゃん、待っていました”という空気が場内に満ちていて。

みなさまの温かい拍手に毎日パワーをいただいています。

ーーどのシーンもお気に入りだと思いますが一番のお気に入りは?

やはりそれは自分のシーンを言うべきなのかなと…
それはやはりスーツにハットという男役としては醍醐味のようなお衣裳ですし、
私は「不滅の棘」もそうですし、この間の巴里祭もですが、ハットの被り方は人一倍研究しているつもりなので、そういう男役の美学みたいなものも一緒に出ている下級生にきちんと伝えていきたいですし、みなさんにも美学とかかっこよさをお見せできたらいいなあとやっています。

ショー「Ray」から愛ちゃんが歌う「霊歌 スピリチュアル」がオンエアされました。

ーー下級生がすごくがんばっていますね。

これだけ出番をいただけることもですし、1小節でも2小節でもソロをいただいたりとか、一徳先生が言っていてすごく愛だなあと思ったことがあるんです。

“大劇場で1人で1曲歌うことはなかなかさせてもらえることではないけれど、1小節でも2小節でも毎日歌っていけば絶対歌だって上手になるし、たかが2小節でもそれを続けていくことは本当に力になる。
だから僕の作品のときはできるだけ1人1人にそういうチャンスを与えていて、自覚してほしいと思っている。それが組の力にもつながるから。”

中村一徳先生のショーはこれでもか!とばかりに生徒さんが踊りまくりの歌いまくりで体力的には相当大変そうだと思うのですが、先生なりの愛があるのですね。

上級生としての愛月ひかる様

話が弾んで公演そのものだけに止まらず愛ちゃんの上級生としての在り方が伝わってくるお話がありました。

ーーショーの場面で愛ちゃんがサジェスチョンすることもありますか?

そうですね、自分の場面を前から見てどう見えているかとか、もっとこうした方が表現が見えやすいとか言ったりとか、
燕尾の場面で半分に別れてやってそういうことを言ったりすることはありますけれど、本当は言うのが得意な方ではないので、
でも学年も学年ですし言えることはしっかり伝えていかなければいけないなと思うんですけれど、マイナスな言い方をするのはあまり…。

ダメなときでもあってもダメと言われてしまうよりも、“ここはダメだけどここはよくなったよ”という言い方をすることで人って伸びると思うので、
下級生に教えるときはそういう言い方ができる上級生になりたいなというのはずっと気をつけていることです。

ーー次のゲストが花組のあきらさん(瀬戸かずや)です。接点はありますか?

以前レビュー本で対談をさせていただいて、あきらさんも宝塚が大好きな方で、私も宝塚が大好きなので男役談義を熱くさせていただいた思い出があります。

あきらさんのいつもかっこいい舞台姿は勉強になるので「はいからさんが通る」を楽しみにしていて、小劇場の方は見に行けなかったので大劇場は絶対見に行きます。

ーーあきらさんが愛ちゃんの舞台を観に来られることもありますね。

はい、今回中国物の所作がわからなかったんですけれど、観に来ていただいたときに”手をあまり長い袖のお衣裳のときに振らない方がいいよ”と、直接はお会いできなかったんですけれど、
華形さんを通してアドバイスいただいてそれ以来所作を気をつけてやっております。

ーーいろんな先輩に囲まれて、でも愛ちゃんも上級生ですね。

下級生の方が多いので言ってあげられることは言ってあげたいですし、お化粧のこととか、いまも何人も捕まえて小言オバさんみたいになってるんですけれど(笑)

スカイステージでも愛ちゃんが星組に来てからお化粧を見てあげているエピソードが紹介されていましたが、相手が伸びるようにアドバイスをするということは愛情、利他の心がないとできないことではないでしょうか。

組の上級生、舞台の真ん中に近いところにいる方がそういうことを言えるのは舞台が締まりレベルアップすることにつながるように思います。

ところで愛ちゃん花組「はいからさんが通る」の観劇を楽しみにしているとのことですが、
新型肺炎の感染拡大防止による公演中止で大劇場での観劇は叶わなかったことと思われます。

東京公演中に観劇が叶うでしょうか。

そして星組「眩耀の谷/Ra」で黒と金愛ちゃんの舞台姿を見られる日はいつになるのでしょう。

先が見えない日々ですが楽しみに待ちたいです。

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