雪組

彩海せらくん新人公演初主演と望海風斗様の言葉の届け方

こんにちは、ヴィスタリアです。

radikoのエリアフリーでラジオ関西「ビバ!タカラジェンヌ」を聞きました。
ゲストは雪組「壬生義士伝」で新人公演初主演をつとめたあみちゃん(彩海せら)です。

なおパーソナリティーの小山乃里子さんの自由なお話は話題ごとにまとめています。

「壬生義士伝」新人公演初主演を終えて

収録は新人公演終演後すぐのようです。
あみちゃんは緊張されているのか、一つひとつの言葉を確かめるように選びながら落ち着いて喋ろうという気持ちが伝わってくるようでした。

「いまはすごくほっとしています。始まる前は終わった自分が想像できなくて、本当にちゃんとできるかな?という不安が大きかったんですけれども、思わってみると、お客様がいるあの空間でさせていただけたことがすごく幸せでした」

小山さんから「相当お稽古した?」と訊かれると、
「今回は日本物でお芝居だけでなく所作事もたくさん勉強しなければならないことがあったので、新人公演メンバー全員がいつも以上にお稽古しました」

また「新人公演と思えない」と褒められると、あみちゃんは「本当ですか」と感激したご様子でした。
「それはとてもうれしいです。作品がとても難しい題材で、本公演の上級生の方々が作り出されている世界を下級生だけで出すには高い壁がいっぱいありました。
自分たちがいまできる精一杯を出そうということを目標に、全員が一つになって、一つの目標に向かって走ってこれた結果が出せたかなと思います」

小山さんが「研4で初主演というのは早すぎるということではないんだろうけれど、驚いた?」と尋ねると、あみちゃんは素直に驚きを表現されていました。
「本っ当にびっくりしました。こんな機会をいただけると思っていなかったので。
”え、わたし!?”って思いましたし、”こんなに難しい作品を?”、”日本物を?”というのもありました。
でも受験する前から雪組さんをたくさん見させていただいていて、日本物も大好きだったので、時間がたつと”日本物で主演をさせていただけることは本当に貴重な経験をさせていただける”という実感がありました」

吉村貫一郎役について外面、内面ともに難しい役であるという話もありました。
「原作を読んでもドラマや映画を見ても、深い部分をいまの私の人生経験ではすべてを読みとくことができなくて、望海さんのお力を借りて、いまの自分と重ね合わせて一番納得しやすい部分で演じることが精一杯でした。
原作の吉村寛一郎の人物像というものを東京に向けて、もっともっと読み込めていけたらいいなと思います」

オンエアでは「壬生義士伝」新人公演の吉村貫一郎が登場したときの歌「南部賛歌」が流れました。
「盛岡のきれいな景色を思い浮かべながら、そして大好きな舞台の空間にいる幸せを重ね合わせて歌いました。
私自身、鹿児島出身なので鹿児島の田舎の風景を重い浮かべながら歌わせていただきました」

本当に幸せが伝わってくるような心のこもった歌でしたし、あみちゃんは歌がうまいですね。

もう一曲、新人公演から吉村貫一郎が脱藩をしたときの「石を割って咲く桜」がオンエアされましたが、こちらも心が伝わってくるような、そしてしっかりとした歌唱でした。

「ファントム」の幼いエリックの歌、悲痛な叫び声が印象に残っていますが子役でしたので、初めて男役のあみちゃんの歌を聞くことができました。

小山さんが「今日はお疲れのところをありがとうございました」と言うと、
「お客様からのエネルギーがすごくて、全然疲れを感じないです」とさらりと仰せでした。すごい!

雪組の上級生たち 望海風斗様の言葉の届け方

新人公演では大野次郎右衛門役の諏訪さきさん(本役:彩風咲奈)とガッツリ組んだというお話もありました。

「諏訪さんは私が研一のときからお世話になっていて、男役についても何度もお話しさせていただいて、親身になって、
”あみはこういう性格だからこういうことで悩んでいると思うけど、こうしたらいいよ”とたくさんアドバイスをしてくださった。
今回本当に、諏訪さんと彩みちるさんに何から何まで支えていただいてできた新人公演だったなと思います」

そしてあみちゃんの本役のだいもん(望海風斗)の深さ、偉大さを感じるお話がありました。
「本当にたくさんの上級生の方が支えてくださって、望海さんも毎公演お忙しいなか、たくさんのお言葉をかけてくださいました。
”人としてどうあるべきか、吉村が思い続けていた部分を自分自身と重ねてみて、人のいい部分だけでなく悪い部分もださないと、人間らしさというのは出ない”と仰っていて。
どうしてもいい部分を出そうとしたり自分の悪い部分を隠そうとして演じることが多いんですけれど、自分自身の弱点も重ねあわせて演じると、
舞台に立っている役がさらに人間味を増すということを教えていただきました。
そんなこと考えたことなかったなと、いままで感じたことがなかったことを感じながら、今日の舞台に立たせていただきました」

だいもんのこのアドバイスに感服しましたし、だいもんはあみちゃんに届く言葉を選んでおられるのではないかとも思いたくなりました。

あみちゃんはその吉村貫一郎役が父親役ということに苦労されたそうです。
「これまで少年役をさせていただくことが多かったので、少年のイメージが強いというのもありますし、子どもがいるお父さんを演じるのが自分にとって高い壁でした。
今日の新人公演でその壁を乗り越えることはできなかったんですけれど、本公演でお父さんをされている望海さんの背中を見ながら、
東京公演に向けて少しでも、父親であることを出せていけたらと思っています」

小山さんが「得だよね。本公演でいつも横にいるんだから」と振ると、本公演の貫一郎の息子である吉村嘉一郎役と新人公演の2つの視点の話になりました。
「本当にそうですね。本公演では子どもの目線から吉村貫一郎を見させていただいて、新人公演のお稽古では自分が貫一郎になって本公演でやっている息子の嘉一郎を見て。
感じることがそれぞれに違って、2つの目線からこの作品に携わることができました」

また前作のバウ「PR×PRince」について「コメディで「壬生義士伝」とは世界がまるで違った」というお話が出たところで、前回のゲストひとこちゃん(永久輝せあ)からのメッセージが紹介されました。

沖田総司を演じるということ。ダンスレボリューションのこと。〜永久輝せあくんのラジオこんばんは、ヴィスタリアです。 radikoのエリアフリーでラジオ関西「ビバ!タカラジェンヌ」を聞きました。 ゲストは雪...

「とってもうれしいです。永久輝さんは下級生のころから、「幕末太陽傳」の新人公演でお役をさせていただいたころからお世話になっています。
「PR×PRince」ではお兄さんを、「ファントム」ではお父さんをしてくださって、私のなかでは本当に”お兄ちゃん”なんです」

小山さんからは「今日の新人公演は本当にうまかったし周りからすすり泣きが聞こえた。でもやっている方はまだまだと思うんでしょうね」と言われると、あみちゃんはどこまでも謙虚でした。

「毎日本公演の上級生のお芝居を間近で見させていただいたら、今日の新人公演はやっぱり新人の私たちがさせていただく精一杯だったと思うので、
東京の新人公演に向けてもっともっと高みを目指して突き詰めていって、すてきな日本人の在り方をお見せできたらと思います」

鹿児島出身 同期と手をとりあって

あみちゃんは鹿児島出身ということで「宝塚は身近だった?」という質問がありました。

「幼いころから鹿児島でミュージカルスクールに通っていて、そこの先生が宝塚出身の方でした。
先生の紹介で全国ツアー公演を何度か見させていただいたものの、ここ宝塚で見たのは2回だけでした。
DVDと全国ツアーで来てくださる公演を見て、あとはいろんな劇場にあるチラシを集めながら夢と希望を広げていました」

「受験のときは入りたいという気持ちは強く持って受けたんですけれども、合格する自信があったわけではなかったです。
でも同期の星組の天飛華音と一緒に鹿児島から出てきて一緒に受けて、一緒に手を取りながら合格発表の板がパタンと開くのを見たのをいまも鮮明に覚えています。
一人じゃがんばってこれなかった部分がいっぱいあったので、同期の天飛と一緒にがんばってきたからこそのいまがあるのかなと思います」

カノンくん(天飛華音)が次の星組公演「GOD OF STARS-食聖-」で新人公演初主演をされます。
「天飛も新人公演の主演をするというのを聞いてうれしくてうれしくて、すぐ連絡しました!」

この「うれしくてうれしくて」が緊張がゆるんでニコニコしているのが弾む声から伝わってきてかわいかったです。

受験前の鹿児島時代から一緒にがんばってこられた同期が同じタイミングで新人公演初主演というのはうれしいでしょう。

彩海せらくんの新人公演主演のご挨拶

最後に新人公演のあみちゃんのご挨拶の全文をご紹介します。

皆様、本日は新人公演「壬生義士伝」を最後までご観劇くださり本当にありがとうございました。
雪組の彩海せらでございます。

今回「壬生義士伝」を新人公演メンバーでさせていただくにあたり、私たちにはたくさんの大きな壁がありました。
日本物の所作事や立ち回りなど上級生の方々を見て学ばせていただくことがたくさんあり、新人公演メンバー全員で一生懸命お稽古に励んでまいりました。

いま、宝塚での新人公演を終え、それぞれに新たな課題が見つかったと思います。
その課題をまた全員で、これからも一生懸命走り続けてまいりたいと思います。

そして今回吉村貫一郎さんを演じさせていただき、人を愛すること、人と正面から向き合うこと、そして大切なもののために命をかけることができるすばらしさを感じさせていただきました。
一つひとつは素朴なことかもしれませんが、その素朴なことこそが温かくて、すばらしくて、一番胸の奥で強く輝いていて、そんな吉村貫一郎さんの心の中を少しではありますが見させていただけたこと、本当に幸せに思います。

まだまだ未熟者ではございますが応援してくださるお客様がいるからこそ、一つひとつの役に息を吹き込むことができるすばらしさを胸に、東京の新人公演、そして明後日からの本公演に精一杯励んでまいりたいと思います。

本日は本当にありがとうございました。

オンエアされた吉村貫一郎役の男役の声ともラジオで緊張気味に話す声とも違う、かわいらしい声のしっかりしたご挨拶でした。

あみちゃん、本公演、東京の新人公演もがんばってください。応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
ランキングに参加しています。
ポチッとしていただたらうれしいです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ

POSTED COMMENT

  1. うみひこ より:

    ヴィスタリアさん
    彩海せらさん、自分もちょっと気になってます。昨年鹿児島に旅行に行った際、桜島に渡るフェリーの中で噴火しまして、最初は珍しいものが見られたと喜んでいたのですが、島に着いてみると降灰がすごくてすごくて。灰にガラス成分が混じっているので髪や肌にも良くないかんじ。火山と共生するってすごいなと思ったら、彩海さんが桜島ご出身であることを思い出しました。どんな学生時代だったのかな?毎日このフェリーに乗って学校やスクールに通ってたのかな?と。

    ふと思ったんですが、九州出身のトップさん多いなと。朝夏さん(佐賀)・早霧さん(長崎)・真風さん(熊本)・咲妃さん(宮崎)。古くは轟さん(熊本)も。皆さん根性ある方の気がします。彩海さんもそうなのかな。

    また彼女は陽なジェンヌさんだと思います。ファントム新人公演でシャンドン伯爵を演じられたのですが、そのインタビューで、
    「今まで立ち回りでは負ける役ばかりだったけど、はじめて勝つ役になれて嬉しいです!」
    と屈託なく喜んでおられました。面白い視点だなと。さすが薩摩おごじょ。

    スカステで今回の新人公演のダイジェスト映像と、最後の挨拶をやってました。舞台と違って挨拶の声は完全に女の子のそれで、率直な物言いがかわいらしかったです。

    しかしラジオもいいですね。今度聴いてみます。

    • vistalia より:

      うみひこさん

      たしかに九州出身のトップさん、多いですね。
      反対に北海道や東北は少ないかな…と思いましたが調べてないのでわかりません。
      (杜けあきさん、仙名彩世さんが宮城県ですね。)
       
      私は80〜90周年のころ第一次ヅカファン時代を過ごしたので、鹿児島出身といえば轟さんの同期の花組トップスター愛華みれさんです。
      (そして長崎は安寿ミラさん)

      そして愛華さんも陽の雰囲気がありましたし、彩海さんもありますね。

      なので彩海さん、天飛さんと鹿児島出身のジェンヌさんが同期になり時を同じくして新人公演初主演というのに胸が踊りますし、鹿児島に受験スクールなどがあるのかと思うと宝塚の全国への広がりに感慨深くなります。

      彩海さんのご挨拶、女の子の声にでしたよね。
      ラジオでお話されているときの声とも違って彼女が素の自分を出しているのかなと思いました。

      ラジオはかなりゆっくりとお話されていて緊張しているのかなと思いました。

      私はスカステやテレビで宝塚に触れることがないのでラジオが生徒さんの話を聞ける貴重な機会なのですが、声だけだと個性や人間性がモロに出るのが興味深いです。
      大劇場公演中の歌もオンエアされるので東宝組には予習ができるのもうれしいです。

      幸運にも一般前売で雪組新人公演のチケットが取れたので観るのが楽しみです。

      ところで先日オンデマンドで「王妃の館」を見ました。
      直接的な愛の言葉ではない告白についてこの作品を挙げてくださいましたが、私も賛成です。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください