雪組

雪組綾凰華くんが熱く語る役づくり(雪組fff/シルクロード)

こんばんは、ヴィスタリアです。

ラジオ関西「ビバ!タカラジェンヌ」のあやなちゃん(綾凰華)のゲスト回を視聴しました。

放送は雪組「fff/シルクロード」の大劇場千秋楽の夜でした。

あやなちゃんが熱く、たっぷり語ってくださって聞きごたえがありました。

綾凰華が語る役づくり「fff」ルドルフ大公

――お正月から走り続けてきました。

あっという間でした。
最初幕が開けたときはショーも芝居もすごくパワフルなので大丈夫かな?と思っていたんですけれど、
毎日「明日のことは考えないで今日1日のことだけ考えよう」と思っていたらあっという間に過ぎてしまいました。

――ルドルフを演じられていて、宝塚にはルドルフが主人公の作品もありますが。

同じハプスブルク家のルドルフさんがたくさんいるので、血は繋がっているんですけどね(笑)。
それこそマリー・アントワネットさんとも血は繋がっていますし、ハプスブルク家って宝塚とは切っても切れない家系ですし、
初めて皇族というのをさせていただいたんですけれど身の引き締まる思いでした。 

貴族はやったことはあっても王家の人というのは初めてでした。

――出てきたときにすごく凛々しいルドルフというイメージがあって、最初登場されるときはどんなお気持ちですか?

やっぱり軍服ってすごいですよね。
あのお衣装と短手をはめるだけで、位が上がったような気持ちになるんですよ、本当に!
お衣装合わせのときも肩章一つにお衣装部さんがすごくこだわって、これでもないあれでもないと付け替えてくださってたりして、
あんなにちゃんとした軍服を着させていただいて通し役というのは初めてなのですごく助けていただいています。

タンテという音を初めて耳にしたのですが袋のことで合ってるんでしょうか。
長手袋はチョウテと言うのかしら。

――王子の役はバウでわーっとやっておりましたが(「PR✕PRince」) 

そうですね、あれは王子で、だから一応皇族ですね。すみません。
ポップでコミカルな役でかけ離れていたので忘れちゃってました(笑)

パーソナリティの小山さんの突っ込みにあやなちゃんは笑っておいででした。

――大群衆の中という感じだよね。

そうですね、あの場面は民衆も出て貴族たちも出てきた後に天使たち…ケルブ様(一樹千尋)たちも出てこられるので、いろんな世界の人たちがいるなかで、あえて俯瞰して見ている。
その中でも彼(ルートヴィヒ/望海風斗)の音楽が無二なんだという立ち位置なのでとてもおもしろいです。

「fff」から「野外コンサート」がオンエアされました。

甲斐先生が第五を編曲してくださった感動的な曲でソロを歌わせていただいていて、民衆と貴族の対立であったり、
振付が前田先生だったんですけど振付のときからすっごくおもしろくて、ぜひこの曲をお願いしたいと思います。

また役づくりについてかなり熱いお話がありました。
――ルドルフはどういう立ち位置ですか?

自分がお稽古でつくっていくとなったときに、根本においてあるのは史実では最後までルートヴィヒを支援し続けた人で、
お三方くらいパトロンがいるんですけれどその中でも最後まで支持していたり、
ルートヴィヒが耳が聞こえなくなってもかわりにピアノを弾いたり指揮をしたりというくらい深い絆というか、仕事としても深いかかわりがあって。
ルートヴィヒが世の中、皇族・貴族にわだかまりがあるのもわかった上で付き合えていた方なのでおおらかで優しい方なのでは。

 
公演では軍服を着させていただいているんですけど、ルドルフさんご自身は体が弱くて軍務ではなく神様につかえる仕事をしていたそうです。

でもこの作品中ではバリッとしたところもなくてはいけないし、上田先生にはよくプロデューサー気質と言っていただくので、兄上たちに会わせるときも「どや!こんなにすごいんですよ」と。

ではなぜルートヴィヒを支援するのかというと彼の才能だったり音楽がすばらしいというのもありつつ、この人のなにがすごいか具体的にはわからないけれど精神だったり生き方に興味を持って
「もっとすごい世界をこの人は見せてくれるんじゃないか」と音楽だけでなく彼そのものに興味があるのではないかと思ってさせていただいています。

こんなに役づくりについてお聞きすることができるなんて公演中のお茶会にお邪魔しているような気分になりました。

お茶会がなくなって久しいですがオフステージの生徒さんにお会いできる機会であると同時に
公演について、役についての深い話を聞ける貴重な機会であったんだなあと思いました。

もちろんショー「シルクロード」のお話もありました。

私たちも公演していていろんな国に行けるのでおもしろいですよ(笑)。
すごくお世話になっている生田先生の初めてのショーに出させていただけて本当にうれしいです。

生田先生も最初「ストーリー性がありすぎてミュージカルなのではないか」と仰っていたくらい、先生の歌詞一つひとつにも物語が込められていて、
それを自分たちで拾って膨らませていくという作業が充実していて。

だからこそ皆でシルクロードの道々を巡っていくんですけど、そこにある青い宝石を奪い合うというテーマがありつつ、新しい命に繋がっていくという…すごくすばらしい音楽と共に続いていて、
最後は望海さんを中心に黒燕尾をさせていただいているので55分あっという間だなという感じです。

「シルクロード」からは中詰であがたくん(縣千)りさちゃん(星南のぞみ)夢白あやちゃんと歌う「宴の歌」がオンエアされました。

この場面の鮮やかな黄緑色のお衣装があやなちゃんにとてもお似合いで印象に残っています。

いまの世界だからこそ「Seasons of Love」

番組に届いた長く、思いのこもったメッセージが紹介されました。
昨年2月以降あやなちゃんに会う機会がない中でライブ配信がうれしかったことや
軍服のかっこよさ、ショーでの活躍、そしてトップコンビの退団公演の千秋楽の夜にこの放送があることについても触れられていました。

思いもよらないことが起きましたけど、メッセージをくださった方のように、皆さんこうやって「なかなかお会いできなくて寂しい」とか「 拍手を直接お送りしたいです」とか言ってくださって、
その思いだけですごく心がぽかぽかして、そのお気持ちだけで十分こんなに幸せなんだなと感じていたので、もちろん寂しかったんですけど、
中々会えなくてもみなさんが気持ちを寄せてくださっているというので私はすごく充実した期間を過ごさせていただいたなと思っています。

再びこうやってお会いできて「ああやっぱりいいなあ、幸せだな」と思うことができたので何事にも意味があると思って感謝の気持ちを持っていこうと思っております。

――こういうことがなかったらふつうに流れていった時間かもしれませんね。自粛期間は何をしていましたか?

昨年の年明けてすぐくらいからしっかり筋トレを始めてパーソナルトレーニングに通い始めて、 その先生に教えていただいたものをおうちでしていたり、
公演とお稽古で見落としがちだった生活習慣をもう一度見直したり…言えば健康管理に気をつけてたっていうことなんですけど、体が鈍らないようにというのは前提で。
なので本当に充実はしていましたし、なかなか読めていなかった本も読めたりいろいろできたので、なにごともプラスに考えていきたいなって。

番組中にあやなちゃんが紹介された曲は「Seasons of Love」、ミュージカル「RENT」の曲でした。

かつてないくらい選曲の理由をあやなちゃんがお話してくれて、
これがあやなちゃんにしか話せないとても熱のこもったいいお話でした。

前回彩凪翔さんのスペシャルライブSho-W!に出させていただいたときに歌わせていただいた曲で、元からすごく好きだったんですけど、自分で歌わせていただくとなったときにより理解を深めようと調べたんです。
1秒が1年を作っているというメッセージ性に和訳を読んだときにすごく今の時代であったり世の中の状況に通じるところがあるなと思って鳥肌が立つくらい感動して。前から知っていた曲なのに。

作曲者の方が毎日バイトをしながら書き溜めた曲がやっとミュージカル化して、その方が初日が開ける前にこの世を去られて、1秒を生きることが人生だという曲に胸を打たれて、
「まだ全然安心できない状況じゃないんですけれど愛があれば大丈夫なんだよ」という気持ちもこめてこの曲を選ばせていただきました。

Sho-W!の配信をよく聞いていて、その中でも大好きな1曲なのでこんな意味があり、こんな思いがこめられていたのかと感動しました。

――熱く語りますね。

私?あのですね、なんか、深く考えちゃうタイプなんです。これは良くも悪くもなんですけど。
けっこう、こう…考察とか読んじゃうタイプですね。

それこそ何もわかっていなかった中学生のころに仏教の仏様の言葉の本を安いやつを買って読んだり、ゲーテの詩集を中学生か高校生のときに自分で勝手読んだことがあるんですよ。
それで「自分の感性と合わない」と思って読まなくなったくらい(笑)。

そこまで現実的な言葉を受け止められる人生の余裕が学生だったのでなかったからだと思うんですけど、今回の作品でゲーテが出てきて「私もう1回読んだらどうやって思うだろう」と。

ふだんはぼーっとしているようなタイプなので……性格ですね。
宝塚に入っていろんな人に出会って、いろんなことをさせていただいて、いろんな役に出会って「あ、自分ってこういう人間なんだ」と自分の勉強になるのですごく……がんばります!

綾凰華くんから雪組と星組の上級生へのメッセージ

――前回のゲストカリ様(煌羽レオ)からのメッセージが紹介されました。

すごく下級生まで黒燕尾に出させていただく公演があったときに、カリさんが1人ずつ下級生全員を見てくださったときがあって。
全員襟を持って1つのポーズで止まって、1人ひとりの角度だったり見の引き締めだったりを見てくださったときがあって、こんな光栄なことはないですし、そうやって男役のスキルだったり心構えだったりは繋がっていくんだなと思います。
すごく勉強になりました。

――次のゲストがせおっち(瀬央ゆりあ)です。

あ!せおさーん。私、星組に配属したときの初公演が「ロミオとジュリエット」だったんですけど、いま再び星組で再演されていて、瀬央さんが星組を引っ張っていらっしゃる姿を見て私もがんばらなきゃ!と思っていますし、すばらしいなと思っております。
お体にだけはお気を付けて、毎日元気にお過ごしください。

3学年違っていて、それこそ何もわかっていない私たちを引っ張っていってくださいました。

――東京のお客様にメッセージをどうぞ。

東京の舞台に立たせていただくのは1年ぶりなので、この間あまりお会いできなかった期間はあるんですけれど、こうして元気に東京に行けると思うとうれしいですし、
みなさんに「fff」と「シルクロード」の世界をぜひ楽しんでいただきたいと思いますので、お時間がありましたらぜひ何度でもお越しください。

パーソナリティーの小山さんが最後に「収録した半分もお届けできていないかも」とコメントされていました。

はじめてあやなちゃんのお話を長い時間を聞きましたが、
こんなにも熱く深いものがありそれを言葉に託せる方であることも初めて知りました。

特に役づくりについて突っ込んだお話が聞けて「fff」を見る楽しみが増えました。
東京でお待ちしております(なおチケットはこれからです…)。

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