雪組

諏訪さきくんが語る2つの新人公演の望海風斗様の言葉の力

こんばんは、ヴィスタリアです。

radikoのエリアフリーでラジオ関西「ビバ!タカラジェンヌ」を聞きました。
ゲストは雪組「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」で最後の新人公演で初主演を果たした99期のしゅわっち(諏訪さき)です。

しゅわっちは作品や役に対して自分なりの考えを深く掘り下げているのが伝わってきました。
また語り口に聡明さ、まっすぐな熱さが感じられて好感を持ちました。

なおパーソナリティーの小山乃里子さんの自由なお話は話題ごとにまとめています。
また作品の結末に触れている箇所があります。

諏訪さきくんが語る「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」「壬生義士伝」新人公演と望海風斗様の言葉

ーー今日のゲストははじめましての諏訪さきさんです。
先日の「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」新人公演、どうでしたか?

いやあもう、まず挨拶であんなに泣くはずじゃなかったんです。

終わって緊張感は自分のなかではあったんですけど、お客様のすっごく大きい拍手を聞いて自分で名乗ってヌードルスの話題に触れたときにこみあげてくるものが抑えられなくなってしまって。
望海さんから「すごく感動したんだけれどね。見た目があのオジサンでしょ?」「ちょっとヒヤヒヤした」と(笑)。
たしかに白髪もつけているオジサンがあんなにボロボロ泣いて、望海さんの仰る通りだなと。

でも人生で一番の経験だなと感じましたし、一番最初にライトがパッとあたったとき、お客様が入って拍手をいただいた上でライトが当たると舞台稽古のときと感覚が全然違うというのを体感して鳥肌が立ちましたし、
これが主演の方、トップの方が感じる責任、重みなんだろうなというのも感じました。

ーー最初の拍手にはやはり今までの諏訪さきさんが新人公演でいろんな役をやってきて「ついに主役だぞ」という親心もあったのでは?

そうですよね。開演アナウンスが流れて私は一人で板についていたのですが、袖のあがたくん(縣千)眞ノ宮くんとか彩海くんとかが「がんばれー!」とジェスチャーですごくやっていてくれて「ありがとう」と思ったし、
開演アナウンスが流れて準備したときに拍手が緞帳越しに聞こえて「ああ、お客様が入っている」と実感して緊張したんですけれど、早変わりをしてオジサンで出てきたら緊張はどこかに行きました。

ーー新人公演でヌードルスを、と聞いたときはどんな感じでしたか?

劇団の会議室で呼んでいただいてお聞きしたんですけれど力が抜けて…でも第一声はありがとうございますでした。

私にそういうチャンスをくださったことに感謝しかなくて、時間がたつにつれて責任とか「あの難曲をたくさん…」と思ったり不安があったりもしました。
でも感謝が一番でした。

ーーずいぶんお稽古なさったと思うのですが立派でしたよ。

でもやっぱり歌がメロディとかリズムとかも難しいんですけれど、一本物のお芝居のなかで歌うのでちゃんとお芝居とつながって歌いたいところを
ずっと譜面を見て練習していると歌は歌になってしまったりして、それは自分でもすごく悩んで。

それを望海さんにご相談したときに「歌う直前の”…っ”ていうブレスのときに何を思っているかが大切」と言っていただいたり、「怒っているときと愛しい人の前ではブレスが全然違ってくる」
「そこを丁寧にすればするほどとても歌いやすくなって、あまり細かく考えすぎずに単純なうれしい、悲しい、悔しい、怒りという感情でやってみたらどうかな」と仰っていただいてから、自分のなかで感情の振り切れ方が変わって、望海さんの言葉にはとても救われました。

だいもん(望海風斗)の感情が心から心に直接響いてくる美しい歌声の理由の一端に触れたような気がしますし、下級生へのアドバイスの仕方がなんて素晴らしいんだろうと感服しました。

だいもんはおそらくいまのしゅわっちに一番必要なことを一番届く言葉で届けたのではないでしょうか。

「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」新人公演から「憎み切れない国アメリカ」がオンエアされました。

本公演を見学させていただいても大好きなナンバーで、ヌードルスマックス/縣千(本役 彩風咲奈)が根っこの思いは同じはずなのに目指しているものが違うというのが一番露骨に出るところで、お互いが感情的になって意見をぶつけ合うナンバーです。

感情のぶつかり合いみたいなのがすごく気持ちよくて。あ、でも感情としてはイライラしているんですけれど(笑)。
4人の雰囲気だったり振りも大好きな曲です。

とても難しそうなナンバーなのですがしゅわっちの口跡が鮮やかでした。

ーー新人公演でいい演技をされてきましたが特に「壬生義士伝」の大野次郎右衛門役はなんてうまい!と思って。

私、大野次郎右衛門は大好きになりました。
共感できる感情がたくさんあったんですよ。

次郎右衛門は人に譲っているというか人に気を遣っている生活をしているような人だと思うんですけれど、そんな中でも自分の意思がはっきりしていますし、息子への思いがとても熱い人だなという印象があって。

一番最後の場面で大親友で大切な貫一/彩海せら(本役 望海風斗)を切腹させるって、その決断はなんでするんだろうなって思ったんです。
もちろん国のためというのもあると思うんですが、国を守るというのは息子に路頭に迷ってほしくないんだろうなって思ったんです。

だからバレて家系が途絶えてしまったら自分はいいけれど息子が困って生きていけなくなるということを考えると、親友よりも息子をとったのかなと。
でも親友を殺すというのは絶対にやりたくないし、最大限の愛情をもって人に殺させるのではなく武士として切腹させるという決断をしたんだろうなと。

ーーあの場面は泣けてきて見ていてもしんどかったです。

しんどかったです。あの後おにぎりを握るのもしんどくて。

ーーでも大野次郎右衛門の心意気とヌードルスはつながっている部分があるのでは?

それはすごくあります。マックスを殺さないというところだったり、心のおきどころが似ているのかもしれないというのは思いました。

マックスーー親友を殺すって自分の心が死ぬようなものだと思うんですよ。一緒に死んでくれって言われているようなものだなって。

でもヌードルスってどんな状況になっても絶対自殺しないしなんとか逃げ切って生き抜きたいという生への執念がものすごく強い人だなというイメージがあって、だから「一緒に死のう」と言われても「いや、俺はおまえを絶対殺さないよ」と 。
でも「お前のことを愛しているから、なにもしてやれないけど諦めるなよ」って最後に言うだんろうなと思います。

これはあがたくんが言ってくれていたんですけれど、あがたくんのマックスはヌードルスの思いをちゃんと受け取って理解した上で「”俺の人生はこれなんだ”というのを銃声で知らせますね」って。

ヌードルスは「やはりそこを選んでしまったんだな」という思いもあるし、自分の言葉でマックスは救われたんだなという思いもあるし、
「なにがいい悪いじゃなくて生きていることが全て」というところに行って最後の曲を歌うんだろうなと思います。

ハッピーエンドではないんですけれど、最後の曲はヌードルスの気持ちは希望に向かっているんだろうなと思って歌っていました。

この銃声からの歌もオンエアされました。最後の声がとても綺麗に伸びていました。

この「壬生義士伝」新人公演での経験が今回のヌードルスにつながっているという話が興味深かったですし、しゅわっちがこれまで新人公演でいろいろな上級生の役を演じてきたことも大きな糧になっているんだろうなあと思いを馳せました。

そのマックスを新人公演で演じたあがたくんからのメッセージが紹介されました。

懸千くんが深く、熱く語る「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」こんばんは、ヴィスタリアです。 radikoのエリアフリーでラジオ関西「ビバ!タカラジェンヌ」を聞きました。 ゲストは雪...


わたしもあがちゃん大好きなんです。
先に(新人公演)主演をしていていろんな役をしている彼女を見ていると男役として本当に抜きんでているなと思うんですよ。
すごく男らしいですし彼から学ぶことはたくさんあるので、上級生下級生そんなんじゃなくて。

今回ヌードルスとマックスですっごく密にかかわれるのはめちゃくちゃうれしかったです。
私も大好きだよ、あがちゃん

しゅわっちが学年に関係なく敬意の思いをまっすぐに話されたことに胸を打たれました。

ーー本公演ではどんな役をされていますか?

望海さんが少年時代に敵対している少年ギャングのバクジーという役をさせていただいています。

また2幕では銀行襲撃を阻止しようとするマフィアのダニーという役もさせていただています。

次のゲストせおっち(瀬央ゆりあ)とは接点がないそうです。

私は一方的に拝見していますけれど、主演されたバウの「デビュタント」とか観に行かせていただいているんですけれど。
いつか機会があればお話してみたいです。

諏訪さきくん 男役に目覚めて目指した宝塚

ーー諏訪さきさんはお母様(諏訪アイ)もタカラジェンヌですが宝塚音楽学校を目指したのは?

母がOGということもあって幼いころから身近な存在ではあったんですけれど親から目指してほしいとか言われることもなくに過ごしていたんです。

そらが「コパカバーナ」という湖月わたるさん主演で安蘭けいさんが悪役をされていた作品で曲のおもしろさだったり宝塚の華やかさに圧倒されて、
それまでも見ていたんですけれど、この作品が胸に刺さって悪役の安蘭けいさんに惚れてしまったんですよ。

ストライプのスーツでオールバックで髪も肌も黒くて。本当にかっこよくて。
男役のかっこよさに目覚めて、徐々に目指し始めました。

ーーダンスは小さいころから?

お遊び程度に3歳くらいからヒップホップをやっていて、5歳とか小学校くらいからちゃんと踊りをやりだして、バレエ、ジャズとかタップダンスとかやりだして。

歌とかは目指すようになってからちゃんとやったのですが、歌が好きだったので「楽しく歌いたい」くらいでなんとなく習っていました。

ーー合格したときは?

私、2回目(の受験で合格)なんですけど、1回目は2次試験で落ちて、しかも実技がある2次試験で落ちたのがすっごく悔しかったんですよ。

ここで小山さんと話が弾んで初めてしゅわっちの口から「そんなん思ってへんけど」「ほんまに」という関西弁が出たのが微笑ましかったです。

でもほんまに、そうなんですよ(と、また標準語に戻る)。
受験の1ヶ月前くらいに父が亡くなって、遺影を胸に抱きながら(合格発表を)見に行ったのでいい報告をできたのもよかったなと思います。

ーー音楽学校で一番成績がよかったのは?

タップ!タップダンスは秘め歌ひな乃ちゃんと1番2番をずっと争っていて。

(雪組はなかなかタップがなくて)この間「20世紀号に乗って」で初めてタップダンスができて、しかもポーターというほぼタップダンスしかないという役をさせていただけてあれは本当にうれしかったです。

小山さんの「「20世紀号に乗って」はぜひ大劇場でもう一度やってほしいと思いますよ」という言葉に大きくうなずきました。

「20世紀号に乗って」はどうにかこうにか取ったB席で1回観劇した限りですが、もう一度観劇できたらしゅわっちのタップに大注目したいです。

諏訪さきくん 新人公演の長と主演のご挨拶全文

しゅわっちの新人公演後のご挨拶全文です。

皆様、本日は雪組新人公演「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」を最後までご観劇くださいましてまことにありがとうございました。
雪組の諏訪さきでございます。

とても偉大な原作のあるこの作品、新人公演メンバー1人ひとりが本公演と違う役と向き合い、お稽古を重ねていくなかであらためてこの作品の難しさを実感いたしました。

私がさせていただいたヌードルスという役は生命力にあふれていて、ヌードルスと向き合うことでどんなに大きな壁や分厚い壁がきても、どんな状況になったとしても、その壁を……すみません(涙ぐむ)。

その壁を乗り越えて、必ず精いっぱい生き抜くんだという強いメッセージを感じてたくさんヌードルスに背中を押してもらいました。
今こうして本番を終えてお客様からの大きな愛を感じて、この愛で劇場を包み込んでくださってとっても幸せで感謝の気持ちでいっぱいでございます。

この新人公演に携わってくださったすべての皆様、望海さん、上級生の方々に本当に未熟な私たちにたくさんご指導をしていただき、すべての方々のお力があったからこそ、今日の本番を迎えることができました。

明後日からの本公演も1人ひとりがこの作品で必死に生きていけるようにがんばりたいと思います。
本日は本当にありがとうございました!

しゅわっちが途中から泣いてしまったのを必死に抑えているのを聞きながら目頭が熱くなりました。

99期には好きな生徒さんが多くて大階段をおりずにご卒業された生徒さんもいて思い入れがあるのですが、
最後の新人公演でしゅわっちが長と初主演を務められたことが本当にうれしいです。

幸運なことに東京の新人公演を観劇できるので目に焼き付けたいと思います。
しゅわっち、雪組新人公演メンバーのみなさん、東京でお待ちしています!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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