観劇の感想

雪組「Gato Bonito!!」彩風咲奈様と煌羽レオくんに目を奪われる

雪組「Gato Bonito!! 美しい猫のような男」の感想です。
感想を書いてはみたものの、途中から興奮しすぎてヴィスタリアの記憶がやや曖昧です。
 
もし間違いがありましたらごめんなさい。
cocoparisienne / Pixabay
 
 
 
 

 

 
 
 
プログラムによりますと「美しい、猫のような男」ではなく「美しい猫のような、男」ですね。
 
この”猫”は比喩的なものだとヴィスタリアは思っていたのですが、本当にニャーニャーと鳴く猫がいっぱいでてきて驚きました。
猫である必要があったのかはよくわかりませんし、生徒さんにやたらとニャーニャー言わせるセンスはヴィスタリアの趣味ではありませんが、ショーとしては楽しかったです。
 
だいもん(望海風斗)の歌のうまさ、込められたエネルギー、そしてギラギラのオラオラのスターオーラに圧倒されっぱなしでした。
「ドン・ジュアン」といいこのラテンショーといい、ラテンとだいもんは相性がよいのですね。
 
 

プログラムも楽しい

この記事はヴィスタリアの記憶とプログラムに頼って書いているのですが、プログラムの生徒さんたちの思い思いの決めポーズ、アクセサリー、娘役さんのお爪などを見るのが楽しいです。
 
「誰のポーズが一番かっこいいかなあ」「どなたのアクセサリーが素敵かなあ」とあれこれ眺めています。
ヴィスタリアは彩風咲奈様のポーズと、シンプルながらギラギラと存在感のあるイヤーカフが好きです。
煌羽レオくんの肩の角度とおでこの力み具合も好きです。
 
娘役さんは真彩希帆ちゃんの男役ばりのポーズと深紅のネイルが好きです。
このネイル、ジェルネイルではなくポリッシュをご自分で塗られたのかしら、などと考えながら見るのも楽しいです。
 
 

場面ごとの感想

第一夜 フェスタ・ド・ガート 猫たちの饗宴
この日B席最前列で観劇していたヴィスタリアの隣席は若い男女のカップルだったのですが、お2人はセリ上がりで出てきたフェアリーにオペラを合わせてしばし見た後、オペラをすーっと下げました。
 
幕開きに上級生のトリオやトリオ✕2組が花道で歌ったりするのはよくありますけれど、組長のセリ上がり下がりはなんだったんでしょう。
歌ったと思ったらすぐに下りてしまいますし。
オープニングのワクワクは大切にしてほしいです。
 
 
ヴィスタリアが目を奪われたのは銀橋に飛び出した彩風咲奈ちゃんでした。
すっごくかっこいい!
なんかこう、すごい空気か光のようなものが咲ちゃんから出ていると思いました。
 
黒塗りと目元のハイライトの効いたメイクもお似合いでとにかくかっこよくてたまりません。
咲ちゃん、スタイルがよくて脚が長くて一際目立ちます。
ダンスもいいですね。
すっかり咲ちゃんに目を奪われ、この後も咲ちゃんが出ていると咲ちゃんばかりオペラで追ってしまいました。
(ダンスはいいですし歌もまあ…芝居を磨いてほしいと思いました)
 
 
最後にだいもんが「クンバチェロ」を歌っていますが、さすがの歌唱力ですが、ヴィスタリアは途中の巻き舌がツボでした。
ミキさん(真矢ミキ)を思い出しました。
ミキさんの巻き舌も好きだったんですけれど、最近の宝塚で久しぶりに巻き舌を聞いた気がします。
 
 
第二夜 ガート・インテリジェント 賢い猫
咲ちゃん中心の場面です。
咲ちゃんのピンクのシャツに銀色のコート風の上着がすてきだと思いました。
 
でもアメリカンカールの女の子の衣裳とコーディネイトがぴったりとは言い難かいような気がします。
ピンクのかわいい衣裳ならほかにもあるような気がするのですけれど。
 
曲も弱いです。もっと盛り上がる曲でバリバリ踊る咲ちゃんが見たいです。
 
 
第三夜 キャット・スプル しなやかな猫
ヴィスタリアの永遠の贔屓ANJUことヤンさん(安寿ミラ)の振付の場面です。
男役も娘役も音楽も衣裳もムーディーで大人っぽい場面です。
 
男役たちの脚の捌き方、タキシードの上着の広げ方がヤンさんの分身です。
ああ、なんというかっこよさでしょう。
分身というのは、ずっとヤンさんの舞台を見ていると「あ、これはヤンさんの振付だ」とクレジットを見なくてもわかるのですが、そういうものを感じるという意味です。
 
 
そして娘役さんたちもかっこいいです。
娘役でもなく女役でもなく”女性”という感じがします。
 
真彩ちゃんも娘役ではなく”女性”あるいはこのクラブの”女王”といった風格を感じさせました。
ナウオンでも話していましたけれど、真彩ちゃんが男役さんに運ばれて登場するというアイデアがすごいです。
 
そしてナウオンで5組のカップルがそれぞれ違う振りを踊っているという話が紹介されていたので、一生懸命観ましたけれどとても1回では見切れませんでした。
 
だいもんと真彩ちゃんのアツアツなデュエットもよかったです。
歌うまのコンビですがダンスもいいですね。
この中でだいもんの脚に真彩ちゃんがちょっとのっかるようなおもしろい振付も印象に残りました。
 
歌もいいと思ったら、「凱旋門」で注目した煌羽レオくんがシンガーの1人でした。
黒髪なのでB席からでも探しやすくて助かります。
 
 
第四夜 クーラ・キャット 猫祭り
中詰はなんといっても4人の女装にドキドキでした。
 
レース地のパンタロンは体の線が出ていますし鬘もなくて、セクシーで艶めいていて、なんだかスゴクいけないものを見ている気になりました(ありがとうございます)。
 
美女ばかりで目移りしてしまいますが、ヴィスタリアは咲ちゃんのだいもんが絡むところの振りが一番内心キャー‼でした。
だってナウオンで咲ちゃんが「屈辱感がある」と言い、だいもんが「こういう表情をするんだ」と言ったんですよ。
 
 
中詰最後のだいきほの「コパカバーナ」には、このショーで一番圧倒されたかもしれません。
歌うまコンビっていいですね。
またこのお2人は内に秘めている熱さといいますか、パッションが合っているなと感じました。
だいもんは、だいもんの魅力をより引き出してくれるいいお嫁さんをもらったなと思いました。
 
 
第五夜 キャット・ラピド すばしっこい猫
歌も2組のカップルもよいですが、ヴィスタリアはやはり煌羽レオくんに注目していました。
 
歌よし、ダンスよし、個性あり。別格なのでしょうけれど男役スターさんになっていってくれることを期待したいです。
 
 
第六夜 ガート・ド・デヴァティメント 楽しい猫
だいもんの客席下りは、ヴィスタリアの席からはまったく見えませんでした(涙)。
ただ銀橋下がライトで明るくなっていて「ああ、あそこにだいもんがいるのね」と思いながら背中を椅子につけて待ちました。
 
この日のアドリブはわりとオーソドックスな感じでした。
「毎日暑くて38度とか39度とか40度とか、信じられません。
でも皆さん、知ってますか? 猫の体温って38度くらいらしいですよ。
だから38度の日は、ガートボニートが後ろからぎゅっとしていると思ってください」
 
そんなの想像したらますます体温が上がってしまいます。
 
この場面の真彩ちゃんの衣裳がかわいかったです。
 
 
第七夜 キャット・ヴィオレンタ 激しい猫
ギラついた熱いシーンのなかで、ここだけは熱さの種類が違うといいますか、雰囲気がガラリと変わって印象に残りました。
 
ラテンの熱さから砂漠の暑さへ。
 
宝塚のショーではこういう雰囲気の場面がよくありますけれど、ヴィスタリアはわりと静かに見ることが多いのですが、「ガートボニート」のこの場面は好きです。
もう一度見たいです。
 
あと真彩ちゃんがこの場面にすごく似合っていると思いました。
「金色の砂漠」ではありませんが、こういった雰囲気のお芝居を見てみたくなりました。
 
 
第八夜 ガート・セルヴァジム 野性的な猫
生徒さんが勢ぞろいしていると、どうしても咲ちゃんを探してしまいます。
そして動きの美しさとオーラですぐわかるので見続けてしまいます。
 
だいきほのデュエットダンスは、ANJU先生との振付とは違う雰囲気の、こちらは王道を堪能できました。
 
 
最終夜 ガート・ボニート!! 美しい猫
エトワールの愛すみれちゃんの歌がすてきでした。
 
シャンシャンは変わった形ですけれど猫のしっぽなんでしょうか。
いろいろ考えますね。
 
でもふつうのシャンシャンの方が好きです。新しいものを常に出し続ける姿勢はすごいと思うのですが…。
 
 
雪組の熱気が暑い夏をさらに暑くするショーでした!
 

 

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