こんにちは、ヴィスタリアです。
雪組全国ツアー「ヴェネチアの紋章」あらすじ
先日出演者が発表になったさききわ(彩風咲奈・朝月希和)のプレお披露目雪組全国ツアー「ヴェネチアの紋章/ル・ポァゾン」。
まだかなり先の公演ですがあらすじを予習しつつ配役を予想してみました。
再演の作品はこうやって「○○さんが演じた役を今度はどなたが演じるのかしら」と考えてああでもないこうでもないと妄想するのが楽しいです。
当時の組の布陣を想像したり思いだりしつつ、
○○さんは歌がうまくて見せ場があったから今度は■■さんで観たいとか△△さんも似合いそうとか、
このお役とお役はこう絡むからぜひこのお2人で…などいくらでも考えられます。
知っている、通った作品だと尚のことで「ヴェネチアの紋章」もその一つです。
といっても初演時は子どもだったヴィスタリアが知っているのはスカイステージで放映されたダイジェスト版だけなのですが
なつめさん(大浦みずき)、キャルさん(ひびき美都)の退団公演であり、永遠の贔屓ヤンさん(安寿ミラ)の唯一の2番手公演であり思い入れがあります。
まずは公演解説とスカイステージの番組詳細を参考にあらすじを書いてみます。
16世紀前半のイタリア。
ヴェネチア共和国はオリエントとヨーロッパの仲介貿易で栄えていたが、大国スペインとオスマン帝国に挟まれてもいた。
ヴェネチア元首アンドレア・グリッティの息子アルヴィーゼは、庶子であるがゆえに貴族にもなれず愛する人リヴィアとも結ばれず、傷心のうちに異国へと旅立つ。
行先は生まれ故郷のコンスタンティノープル――身分に関わらず能力が重用されるオスマン帝国であった。
十年後、貿易商として成功を収めた彼は姪ラウドミアとセバスチャーノ・コンタリーニの結婚席に列席するためヴェネチアに帰国し、
大学時代の友人マルコ・ダンドロと旧交を温める。
マルコは貴族として元老院議員となり、傍らには恋人オリンピアがいた。
それはアルヴィーゼが手にできないものであった。
当時のヴェネチアでは嫡子でなければ貴族として認められず、政治の道も閉ざされてた。
結婚式には元老院議員プリウリの奥方となったリディアもいた。
再会を果たしたアルヴィーゼとリディアは情熱的なモレッカを踊り、忘れえぬ恋を確かめる。
アルヴィーゼは愛する人を取り戻すために、そして自分自身の誇りのために、ヴェネチアがくれなかった“紋章”への強い執着に突き動かされ一国の王となるために立ち上がる。
折しもスレイマン大帝のオスマン帝国とヴェネチアは手を組み、ハンガリアを巡ってオーストリアと対立していた。
アルヴィーゼはトルコ軍を率いてハンガリアを占領しその王位を手に入れようと画策する――。
2020年に上演された宙組「壮麗帝」と同時代の話なので
ずんちゃん(桜木みなと)が演じたスレイマンも和希そらくんのイブラヒムも遥羽ららちゃんのヒュッレムも出てきます。
長めのナンバーのプロローグで当時のヴェネチアの状況が説明され、
結婚式の祝宴でのモレッカ、エピローグのヴェネチアの祭りなどナンバーが多めながらも
役も多くてそれぞれに見せ場もあり、ドラマチックなストーリーとそれを彩る美しい台詞は柴田先生ならではだと思います。
2020年に約30年ぶりに再演された「炎のボレロ」はかなり牧歌的で古いと感じましたが
「ヴェネチアの紋章」は歴史ものということもあってあまり古めかしさを感じません。
「ヴェネチアの紋章」配役を予想してみる
出演者が発表になり、このまま組替えで出演者が変わることがない前提で配役を予想してみました。
スケジュール上は月組→雪組の組替えによる合流は可能ですが
いまの月組生はたまさく(珠城りょう・美園さくら)を見送ってほしいです。
またややタイトなスケジュールでは宙組→雪組も合流できる気はしますが
もしあるとすれば次回本公演「CITYE HUNTER/Fire afever!」からの方が余裕もあって現実的な気もします。
初演のキャストに比べて上級生の男役さんが少ない中で一筋縄ではいかない役(大使ゼンやイブラヒムなど)をどのように予想するか悩みました。
役名 | 配役予想(初演) | |
アルヴィーゼ・グリッティ | ヴェネチア元首の庶子。オスマン帝国で商人として活躍 | 彩風咲奈(大浦みずき) |
リヴィア | 名門貴族の令嬢で、プリウリに嫁ぐ | 朝月希和(ひびき美都) |
マルコ・ダンドロ | アルヴィーゼの友人。貴族、元老院議員 | 綾凰華(安寿ミラ) |
オリンピア | マルコの恋人。ローマから来た女性 | 夢白あや(香坂千晶) |
アンドレア・グリッティ | ヴェネチア元首。アルヴィーゼの父 | 奏乃はると(未沙のえる) |
メリーナ | アルヴィーゼの母。ギリシャの女性 | 沙月愛奈(北小路みほ) |
プリウリ | 貴族。リヴィアの年の離れた夫 | 橘幸(立ともみ) |
ヴィットリオ | 貴族の庶子 | 諏訪さき(真矢みき) |
ジョヴァンニ | 貴族の庶子 | 叶ゆうり(愛華みれ) |
ダニエリ | 貴族の庶子 | 眞ノ宮るい(匠ひびき) |
エンリコ | 貴族の庶子 | ???(夏城令) |
オルファン | ハンガリアの青年 | 望月篤乃(紫吹淳) |
大使ピエトロ・ゼン | ヴェネチアのトルコ大使 | 真那春人(磯野千尋) |
宰相イブラヒフ | 汐聖風美(舵一星) | |
スレイマン大帝 | 琥珀れいら(姿月あさと) | |
ロッサーナ | ヒュッレムのヨーロッパにおける呼称。イブラヒムと対立 | 星南のぞみ(霧原翔子) |
レミーネ | コンスタンティノープルの酒場の歌姫 | 希良々うみ(峰丘奈知) |
ラウドミア | セバスチャーノの婚約者。アルヴィーゼの姪 | 有栖妃華(華陽子) |
セバスチャーノ・コンタリーニ | マルコの片腕で、結婚式を控えている | 彩海せら(真琴つばさ) |
カシム | アルヴィーゼの召使い | 一禾あお(宝樹芽里) |
ヴェロニカ | グリッティ家のメイド。カシムに恋している | 音彩唯(森奈みはる) |
ジェンティーレ | マルコの部下 | (???) |
まずアルヴィーゼの友人で、この作品のストーリーテラーでもあるマルコはあやなちゃん(綾凰華)かなと。
金髪長髪にきらびやかな貴族の衣装が似合いそうですし、アルヴィーゼと友人でありながら対照的な人物なので
さきちゃんとあやなちゃんという個性の違いも際立ちそうです。
そのマルコの恋人オリンピアは色気のあるの大人っぽい女性ですが夢白あやちゃんを予想してみました。
アルヴィーゼの父でヴェネチア元首アンドレア・グリッティの威厳と厳しさはぜひにわさん(奏乃はると)で。
そしてアルヴィーゼの母メリーナはあゆみさん(沙月愛奈)。
しっとりと美しくまたアルヴィーゼへの深い愛を持つ母親です。
他にアルヴィーゼと深く関わる女性がレミーネ、コンスタンティノープルの歌姫です。
プロローグでも作中でもソロ歌唱があり、大変な歌姫である峰丘奈知さんが演じた艷やかな女性はともかちゃん(希良々うみ)で観たいです。
歌姫なので有栖妃華ちゃんと悩みましたが
大人っぽい女性なのでともかちゃんが似合いそうだなと思いました。
有栖妃華ちゃんはアルヴィーゼの姪で結婚式を控えているラウドミア、
そのお相手でマルコの片腕セバスチャーノ・コンタリーニはあみちゃん(彩海せら)の若く初々しいカップルを予想してみました。
主役のアルヴィーゼ、リヴィアのカップルとは対照的な幸せいっぱいの新婚さんです。
マルコの部下はもう1人いて、このジェンティーレは一言ですが台詞があるので下級生の男役さんが任されるのではと思っています。
当時の花組は未来のトップスターが大勢いて、アルヴィーゼを尊敬する貴族の庶子にスターさんが集まっていて、
長めのプロローグ、モレッカ、ハンガリアとナンバーも多いです。
真矢みきさんの演じたリーダー格のヴィットリオはしゅわっち(諏訪さき)、
愛華みれさんのジョヴァンニはあきくん(叶ゆうり)、
匠ひびきさんのダニエリは眞ノ宮るいくん。
このお三方がアルヴィーゼと行動を共にするのでは?と予想してみました。
やはりアルヴィーゼについていく召使いのカシムもポイントになる役で、いちかっち(一禾あお)かなあと。
カシムに思いを寄せるメイドのヴェロニカはおさげのかわいい女の子で、
この次の公演からトップ娘役になった森奈みはるちゃんが演じています。
出番は多くないもののみはるちゃんの芝居の巧さとかわいらしさが伝わってきて、
台詞が短いからこそ難しさもある役だと思います。
「炎のボレロ」フラスキータ役とやや重なるような気もしますがはばまい(音彩唯)か、
「NOW!ZOOM ME!!」の雪の精ではじけていた千早真央ちゃんも見てみたい思いもあります。
オスマン帝国側にもイブラヒムとヒュッレムの対立などドラマがあって見応えがあります。
この作品ではロッサーナというヨーロッパにおいての呼称が役名になっているヒュッレムはりさちゃん(星南のぞみ)の美貌が似合いそうです。
大使ゼン、イブラヒムは台詞も多くアルヴィーゼとの関わりも大きくまなはる(真那春人)とすずなくん(汐聖風美)に。
果たして予想がどこまで当たるのかも含めて配役発表を楽しみに待ちたいと思います。
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