考えたこと

組あるいはスターと演出家のマリアージュ

おはようございます。ヴィスタリアです。

組と演出家の特定の組合せはあるか

公演の演目、演出家の先生が発表になるたびに思うことがあります。

「○組、また◆◆先生なのね」
「□□さんの主演作はまた△▲先生。リクエストしているのかしら」

ヴィスタリアがそう思い込んでいるだけなのか実際に特定の組やトップスターと演出家の組合せが多いのか、2017年以降に上演された現トップスターが主演した作品を書き出してみました。
(抜けがあったらすみません。教えていただければ幸いです。)

花組と星組のトップスター退団公演はリクエストか?

次回本公演がトップスターのサヨナラ公演である星組と花組は、演出家の先生の選出に意向がありそうな気がします。

花組みりおちゃん(明日海りお)の退団公演は植田景子先生と稲葉先生です。

「雪華抄」原田諒
「金色の砂漠」上田久美子
「仮面のロマネスク」中村暁(脚本:柴田侑宏)
「EXITER!!2017」藤井大介
「邪馬台国の風」中村暁
「Sante!!」藤井大介
「ハンナのお花屋さん」植田景子

「ポーの一族」小池修一郎
「あかねさす紫の花」大野拓史(作:柴田侑宏)
「MESSIAH」原田諒
「BEAUTIFUL GARDEN」野口幸作
「Delight Holiday」稲葉太地

「CASANOVA」生田大和
「恋するARENA」齋藤吉正
「A Fairy Tale-青い薔薇の精-」植田景子
「シャルム!」稲葉太地

みりおちゃんが好きな役に挙げている「ハンナのお花屋さん」は植田景子先生、「宝塚幻想曲」は稲葉先生の演出です。

同じく好きな役に挙がっている「春の雪」の生田先生は退団一作前となった「CASANOVA」を担当されています。

星組べにあー(紅ゆずる・綺咲愛里)の退団公演は小柳先生と酒井先生です。

「オーム・シャンティ・オーム」小柳菜穂子
「スカーレットピンパーネル」小池修一郎
「ベルリン、わが愛」原田諒
「Bouquet de TAKARAZUKA」酒井澄夫

「うたかたの恋」中村暁(脚本:柴田侑宏)
「ANOTHER WORLD」谷正純
「Killer ROUNGE」齋藤吉正
「サンダーボルトファンタジー」小柳菜穂子

「霧深きエルベのほとり」上田久美子
「ESTRELLAS」中村暁
「鎌足」生田大和
「GOD OF STARS-食聖-」小柳菜穂子
「Eclair Brillant」酒井澄夫

小柳先生はべにあーのお披露目公演「オーム・シャンティ・オーム」、台湾公演「サンダーボルトファンタジー」も担当されています。

酒井先生は「Bouquet de TAKARAZUKA」「Eclair Brillant」と、べにあー主演のショー4本のうち2本を担当されることになります。
またこの間、酒井先生は他組でショーの演出はされていません。
(その一方で星組は暫くの間藤井先生のショーをやっていません。)

いずれも相性がいいといいますか、代表作だったり強く印象に残る作品を生み出したスターと演出家の組合せであり、集大成の作品が代表作となるのではないかという期待を抱きたくなります。

月組・雪組・宙組の特徴はあるか

それでは月・雪・宙の各組はどうでしょうか。

月組はばらけている印象があります。

「グランドホテル」岡田敬二、生田大和
「カルーセル輪舞曲」稲葉太地
「長崎しぐれ坂」植田紳爾
「All for One」小池修一郎
「鳳凰伝」木村信司
「CRYSTAL TAKARAZUKA」中村暁

「カンパニー」石田昌也
「BADDY」上田久美子
「雨に唄えば」中村一徳
「エリザベート」小池修一郎

「ON THE TOWN」野口幸作
「夢現無双」齋藤吉正
「クルンテープ」藤井大介
「I AM FROM AUSTRIA」齋藤吉正

2019年は「夢現無双」「I AM FROM AUSTRIA」と齋藤吉正先生が続くことになります。
たま様(珠城りょう)主演ではありませんが2018年にはバウ「愛聖女」もありました。

雪組はとにかく中村B先生が多いと言えるかと思います。

「琥珀色の雨に濡れて」正塚晴彦(作:柴田侑宏)
「”D”ramatic S!」中村一徳 

「ひかりふる路」生田大和
「SUPER VOYAGER!」野口幸作
「誠の群像」石田昌也
「凱旋門」謝珠栄(作:柴田侑宏)
「Gato Bonito!!」藤井大介
「ファントム」中村一徳

「20世紀号に乗って」原田諒
「壬生義士伝」石田昌也
「Music Revolution!」中村一徳
「はばたけ黄金の翼よ」小柳菜穂子

だいきほはトップ就任以降フランスを舞台にしたもの、悲劇が多いのと同じくらい中村B先生と組むことも多いように感じます。

宙組も月組と同じく比較的バラエティに富んでいて、強いて言えば大野拓史先生が続いていると言えるでしょうか。

「WEST SIDE STORY」稲葉太地
「天は紅い河のほとり」小柳菜穂子
「シトラスの風」岡田敬二
「白鷺の城」大野拓史
「異人たちのルネサンス」田渕大輔
「黒い瞳」謝珠栄(作:柴田侑宏)
「VIVA! FESTA! in HAKATA」中村暁

「オーシャンズ11」小池修一郎
「追憶のバルセロナ」正塚晴彦
「NICE GUY!!」藤井大介
「El Jaoin-イスバニアのサムライ-」大野拓史
「アクアヴィーテ!!」藤井大介

相性の良し悪しはあると思うが、いろいろな組合せが見てみたい

トップスターのさよなら公演など特別な公演は「ぜひこの先生で」というような意向が働いているのだろうと思いますし、ファンとしても「最後は◯◯先生の◆◆さんが見たい」という願いはあるかと思います。

(ヴィスタリアの永遠の贔屓ヤンさん(安寿ミラ)の退団公演は芝居がトップ本公演初の柴田先生、ショーは三木先生でした。
そしてバウが正塚先生でファンとしてうれしかったです。)

しかし退団公演に至るまでは組の可能性を広げる意味でいろいろな演出家との組合せを見てみたいとヴィスタリアは思います。

いまの星組で藤井先生のショーをやったら。
いまの雪組で稲葉先生のショーをやったら。
いまの宙組で生田先生の芝居をやったら。

どんな化学変化が生まれ新しい世界が広がるのか見てみたいと思うのです。

2020年の宝塚はどの組とどの演出家の先生が組んで作品が生み出されるのか目が離せません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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