星組

星組「1789」中止と、宝塚OG「2STEP」に大感動!

こんばんは、ヴィスタリアです。

星組「1789」宝塚大劇場の当日公演中止発表の衝撃

前記事でも書きましたが、星組宝塚大劇場「1789」の6月3日の公演中止を当日、宝塚駅に着いて知りました。

6月2日の初日はチケットがなかったのですが大雨を避けて前日入りしていたからこそ、6月3日にムラにいることが叶ったのに、
交通機関の多大な乱れでムラに来ることさえ叶わない方が大勢いらっしゃって、その中には知り合いのヅカ友さんもいらっしゃって、
だからこそ大切に観なくては…と思って宝塚駅にたどり着いたところで公演中止を知ったのでした(涙)。

4(日)のチケットも握りしめてはいましたが、
きっと3(土)だけの公演中止ではすまないだろうと心のどこかで覚悟していましたが、夕方発表がありました。

星組 宝塚大劇場公演『1789 -バスティーユの恋人たち-』は、出演者の体調不良が判明し、公演実施が困難なため、急遽6月3日(土)の公演を中止させていただきましたが、引き続き、6月8日(木)までの公演を中止させていただきます。

ご観劇を心待ちにしておられたお客様には、ご心配とご迷惑をおかけしますことをあらためてお詫びいたしますとともに、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

なお、6月9日(金)以降の公演実施につきましては、6月7日(水)18時までにご案内させていただきます。

【中止対象公演】
星組 宝塚大劇場公演
三井住友VISAカード シアター
スペクタクル・ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』
6月3日(土)~6月8日(木)までの公演を中止させていただきます。
※6月5日(月)は休演日

この2公演がムラで確保できてきた貴重なチケットすべてでした。

星組さんの遠征の公演中止はこれで3回めとなりました(涙)。

しかも今回は遠征で、悪天候を乗り越えて、現地入りしてからの公演中止だなんて……比喩ではなく本当に涙がこぼれてしまいました。

でも、自分はたった3回しか公演中止を経験していないのであって、
生徒さんは、先生方は、スタッフ、関係者のみなさまはいったいどれだけの公演中止を経験せずにいられなかったと思うと無念で、悔しくて、悲しくて残念で、たまらない気持ちでいっぱいになりました。

1日も早い公演再開を、そしてできることなら全員そろっての公演再開を心から待っています。

宝塚歌劇OGの記念すべき新たな第一歩「2STEP」が最高

ムラで呆然と涙に暮れた私がどうしたかと言いますと。

阪急電車に乗り込んで梅田へ向かい、シアター・ドラマシティで「GANMI×宝塚歌劇OG DANCE LIVE 2STEP」を当日券で観劇することにしました。

宝塚歌劇のOGさんとダンスグループGANMIがコラボしたタカラヅカ・ライブ・ネクスト企画の公演で、
ポスターが発表になったときからヴィジュアルのかっこよさといい企画の目のつけどころのよさといい、気になっていたんです。

しかもOGの出演メンバーが最強の綺羅星のごときダンスうまさんたちが揃っているんです⇣

宇月颯(90期)
風馬翔(94期)
隼海惺(94期)
矢吹世奈(97期)
綾凰華(98期)
飛龍つかさ(98期)
輝生かなで(99期)

さらにスペシャルゲストが湖月わたるさんという豪華さ。

これは急遽とはいえ絶対に見るべき!

そもそも自分は宝塚歌劇を観ていて生徒さんのダンスに惹かれたり、ダンスがきっかけで好きになることが度々ありながら
退団してから踊りを見る機会がほとんどなくなってしまうことをとても残念に、惜しく思っていたんです。

外部の舞台はストレートプレイ、あるいはミュージカルは歌が中心でダンスが中心の公演はなかなか無いように思います。

OGさんが退団後キャリアを重ねていく中で踊ることはあえて選び、続けていかないと発表の場がなくなっていくことを感じていて、
宝塚歌劇は歌だけでなくダンスもあれだけ素敵なのにもったいないと常々思っていました。

永遠の贔屓ヤンさん(安寿ミラ)は退団後もダンスの表現の場を持ち続け、
宝塚歌劇の振付も手がけて名場面を生み出し続けている意味で稀有かつ貴重なあり方だとも思っています。

花・月合同100周年記念公演「Greatest Moment」でも歌のみならずダンスの場面が多々あり、
ご卒業したばかりの元月組トップスターたま様(珠城りょう)や花組2番手スターのあきらさん(瀬戸かずや)を率いてスーツでバチバチにかっこよく踊っていました。

閑話休題。
だからこの、タカラヅカ・ライブ・ネクストというOGさんの新たなあり方を探っている新会社での公演としてダンスに軸足を置いた「2STEP」は気になっていて、
今回急遽ではありますが観劇の機会を得て、全身が震えるほど感動し歓喜し、観られたことを心からうれしく思い、リピートすることにしました。

ダンスのパフォーマンスがOGさんもGANMIさんもすばらしい上にコラボしていて楽しい融合があり、
ダンス、エンタテインメントとして上質、照明・音楽・構成が洗練されていて洒脱でシンプルに楽しめたんです。

自分の隣の席に小学校低学年とおぼしき、雰囲気としては名探偵コナンのようなボーイズが2人座っていたのですが、
2人も開演から終演までずーーーっとノリノリで手拍子して集中力を途切らせることなく舞台を楽しんでいたんです。

ボーイズの感受性がきわめて高くて優れているということでもありますし、舞台上のパフォーマンスが老若男女を盛り上げ惹きつける一流のものであったということでしょう。

しかも手拍子たくさん、声出しOK、フィナーレはスタンディングと出演者のみなさまがバンバン巻き込んでくれて心身を開放して楽しむことができて、ちょっとライブみたいな公演でした。

2020年以降いろんなことを自粛し対策し気をつけて距離を保っていた身ですから、このステージと客席の一体感、いまここにしかないライブ感の楽しさといったら!

自分は劇場ではまだマスクをする派なのですが、マスクの下でたっくさん声をだしてヒューヒュー歓声を上げて、
としさん(宇月颯)の、飛龍つかさくんの、
あやなちゃんの(綾凰華)あちくん(輝生かなで)の名前をたくさん呼んできました。

手が痛くなるまで拍手して手拍子して、体を揺らして、声をだして、公演の一部に参加して溶けあって、とっても楽しかったです。

楽しくて、うれしくて、幸せで、正直泣いてもいました。

98期で、星組生でもあったあやなちゃんが公演中止と公演ができることについて触れてくれていたのには泣きました。

また「すみれの花咲く頃」のめちゃくちゃいいナンバーも大号泣でした。

宝塚歌劇では見ることの叶わない男性ダンサーさんたちとのコラボ、
男役でも娘役でもない、しかし芸名としてのOGさんたちの伸びやかで魅力的な表現のなんと美しくかっこよくしなやかなことか。

OGのみなさまのダンスのかっこよさ、美しさに見惚れはのはもちろんですが、特にとしさんのキレッキレのダンスのかっこよさには目を奪われること度々でした。

自分は10数年のブランクを経てヅカファン復帰して観劇した月組公演がとしさんの退団公演「カンパニー/BADDY」で当時は美弥るりかちゃんに心のすべてを奪われたのですが、
もしとしさんに間に合っていれば、きっと大ファンになっていたと思います。

2STEP」があまりにも楽しくて、これからもこうしたダンスの、芸名のOGさんの魅力がきらめく公演があってほしいという願いをこめて、
明日のリピートは一層拍手して声をだして体を揺らして楽しんできたいと思います!

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