こんばんは、ヴィスタリアです。
花組「哀しみのコルドバ」「銀ちゃんの恋」轟悠ディナーショー出演者決定
夏の花組の振分が発表になりました。
まずはれいちゃん(柚香光)と星風まどかちゃんのお披露目となる全国ツアー「哀しみのコルドバ/Cool Beast!!」
マイティー(水美舞斗)の「銀ちゃんの恋」
そしてイシ様(轟悠)のご卒業前でラストステージとなるディナーショー「Soon Yū’ll Go」
こちらは下級生が揃いました。
美空 真瑠(105期)
湖華 詩(105期)
湖春 ひめ花(106期)
イシ様は最後まで下級生に宝塚の、男役の美学や芸を伝え教えてくださるのですね。
こちらはライブ配信があることを祈っています。
そして最後の公演となる「婆娑羅の玄孫」は劇場で観劇できますように。
イシ様の集大成にして植田信爾先生の新作のお芝居、楽しみです。
「哀しみのコルドバ」あらすじと配役を予想してみる
「銀ちゃんの恋」の配役予想はあらためてするつもりですが、
まずは全国ツアー「哀しみのコルドバ」の配役予想をしてみました。
出演者を一目みて歌うまさんが揃っていると思いました。
この公演から花組トップ娘役となる星風まどかちゃんもそのお一人ですし、
しぃちゃん(和海しょう)、びっくさん(羽立光来)、
ゆめさん(鞠花ゆめ)、くりすちゃん(音)、
リリちゃん(若草萌香)、すみれちゃん(詩希)
音響のいい劇場でたっぷり聞きたいです。
専科からけいこさん(美穂圭子)もご出演で耳が幸せなこと間違いなしでしょう。
繰り返し再演されている柴田先生の名作なのでご存知の方が多いかと思いますがあらすじもざっくりとまとめてみました↓
19世紀末のスペイン、マドリード。
コルドバ出身のエリオ・サルバドールは花形闘牛士として成功をおさめ、
師匠アントン・ナバロの娘アンフェリータと婚約し人生の絶頂にいた。
そんなときエリオはマドリードの夜会でかつての恋人エバ・シルベストルと8年ぶり再会する。
エバは裕福な貴族と死別し、今は実業家リカルド・ロメロの愛人で夜会を取り仕切る社交界の花であった。
婚約者、パトロンがいる身でありながら若き日に引き裂かれた2人の心に忘れえぬ恋が蘇る。
一方エリオの親友ビセントは司法長官セバスチャン伯爵の夫人メリッサと愛しあい、エリオの忠告は届かず関係が露見し、
エリオがビセントの、ロメロがセバスチャン伯爵の立会人となって決闘が行われる。
ビセントを諫めたエリオ自身がアンフェリータと婚約中でありながらエバへの想いを抑えることはできず、
またエバもエリオを思って故郷コルドバへとやってきた。
エリオを失って悲しみにくれているアンフェリータにロメロの甥フェリーペが誠実な愛を告げるのであった。
エリオは義父になるはずであった師匠ナバロに頭を下げ、このコルドバでの試合で引退することを決意する。
花形闘牛士グラン・エリオに憧れていた若き闘牛士たちの間には動揺が走る。
そして引退試合の前にロメロはエリオに決闘を申し込み、かつて立会人であった2人が互いにピストルを向けようとした瞬間、思わぬ人物が止めに入り……
メリッサを巡ってのビセントとセバスチャン伯爵の三角関係を諫めたエリオが
エバを巡ってロメロとの三角関係と、彼自身を巡ってのエバとアンフェリータとの三角関係に苦悩するわけです。
これが名曲「エル・アモール」のトリオとなってリフレインされるのは
柴田先生の美しい言葉と寺田先生のメロディの最高のお仕事の1つだと思っています。
配役は全員…は無理だったので主だった役で考えてみました。
けいこさんが出演される前提で予想し、前回の2015年雪組全国ツアーの配役を併記しています。
役名 | 配役予想 | 2015年雪組) |
エリオ・サルバドール(スペイン一の闘牛士) | 柚香光 | 早霧せいな |
エバ・シルベストル(エリオの初恋の人。今はロメロの愛人) | 星風まどか | 咲妃みゆ |
リカルド・ロメロ(マドリードの少壮実業家) | 永久輝せあ | 望海風斗 |
アンフェリータ・ナバロ(アントンの娘、エリオの婚約者) | 美羽愛 | 星乃あんり |
ビセント・ロペス(闘牛士。エリオの友人) | 聖乃あすか | 彩風咲奈 |
メリッサ(セバスチャン伯爵夫人) | 音くり寿 | 大湖せしる |
セバスチャン伯爵(マドリードの司法長官) | 優波慧 | 鳳翔大 |
フェリーペ・マルティン(ロメロの甥) | 一之瀬航季 | 永久輝せあ |
マリア(エリオの母) | 美穂圭子 | 梨花ますみ |
ソニア(エリオの妹) | 咲乃深音 | 星南のぞみ |
パウラ(エバの母) | 鞠花ゆめ | 千風カレン |
リサ(エバの友人) | 若草萌香 | 沙月愛奈 |
アントン・ナバロ(エリオの師匠) | 高翔みず希 | 蓮城まこと |
マルーカ(コルドバのジプシー) | 華雅りりか | 早花まこ |
この2015年に雪組生としてフェリーペを演じていたひとこちゃん(永久輝せあ)は
今回は1995年花組以降2番手スターが演じてきたリカルド・ロメロでしょう。
真矢みき(現 真矢ミキ)さん→大空祐飛(現 大空ゆうひ)さん→望海風斗さんとその後トップスターになられた方たちが演じてきた役です。
れいちゃん、まどかちゃんとどのような三角関係を見せてくれるでしょうか。
2人よりも年上の男性の役で、発散する場面よりは抑えて表現するところが多いのも楽しみです。
エリオを巡る2人の女性エバとアンフェリータは対照的なキャラクターで、エバが真紅の薔薇のようなドレスが似合う女性で社交界の花なら
アンフェリータは”ひまわり”にたとえられる若く明るいお嬢様です。
娘役2番手といっていい役なので音くり寿ちゃんが順当かなと思うのですが、
キャラクターが似合いそうなのと見てみたいという思いを込めてあわちゃん(美羽愛)
を予想してみました。
くりすちゃんは愛に燃え生きるメリッサで大人っぽさと美声を聞かせてくれるのではと予想しました。
もしアンフェリータがくりすちゃんならメリッサは春妃うららちゃんで見たいです。
そのメリッサを愛して決闘することになるビセントはほのかちゃん(聖乃あすか)、
傷心のアンフェリータに誠実な愛を告げるフェリーペにはなこちゃんの100期生を予想しました。
どちらも愛の形は違えど、愛を貫く役で伸びざかりの男役らしさをたっぷり見せてくれるのでは。
メリッサの夫セバスチャン伯爵はゆーなみさん(優波慧)に。
安定感とバランス感覚があってぐっと締めてくれそうです。
渋くしぃちゃんのセバスチャン伯爵も見応えありそうです。
柴田先生の作品は娘役の役どころが多くて、
「兄貴か待ってる」というセリフが愛らしいエリオの妹ソニアにゆうきちゃん(咲乃深音)。
エバの友人リサにリリちゃん。
不吉な予言をするマルーカに華雅りりかさんでどうでしょう。
「アウグストゥス」の役どころとちょっと重なってしまうでしょうか。
ナバロの弟子の闘牛士たち、コルドバでエリオの試合を心待ちにする娘たちなど賑やかでそれぞれセリフもあり、
プロローグや祭りなどスペインらしいナンバーも散りばめられているので
歌うまな生徒さんが揃っているのが楽しみです。
またエリオを演じるれいちゃん(柚香光)は2021年の宝塚おとめの好きな役に
「DANCE OLYMPIA」のスパニッシュの男Sを挙げておいでです。
長い場面をこれでもか!と踊りまくるれいちゃん、劇場で観ても映像で見ても圧巻でした。
この一部に「哀しみのコルドバ」でもおなじみのメロディーが使われていました。
ヴィスタリアにとって「哀しみのコルドバ」は永遠の贔屓ヤンさん(安寿ミラ)の退団公演で、映像でしか知らないものの多大な思い入れがあります。
再演のときは宝塚から離れていたので今回ようやく観劇が叶いそうです。
それが他ならぬ花組であること、
「メランコリック・ジゴロ」のダニエルに続いてれいちゃんがヤンさんの役を演じることが楽しで楽しみでたまりません。
柴田先生の作品ですし過去の再演のようにヤンさんが振付に入ってくれますようにと祈っています。
「BEAUTIFUL GARDEN」ではみりおちゃん(明日海りお)がヤンさんの振付で、ヤンさんのエリオのお衣装で踊る場面がありました。
今度はお衣装は新調かもしれませんがれいちゃんで、エリオでそんな場面が見られたら…と夢みています。
白いマタドールのお衣装でムレータを翻し孤高の中で踊るれいちゃんを心待ちにしています。
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