おはようございます。ヴィスタリアです。
オンデマンドで配信された「もっと!男役道〜月組編〜」のパート3についてです。
パート1、2は下級生のから質問に美弥るりかちゃんが答えましたが、パート3はるりかちゃんから下級生にアドバイスや質問をしています。
そのなかで印象的だった言葉について書いてみます。
なお言葉は正確なものではなくニュアンスになります。
目指す男役像と美弥るりか様の「ちょっとした後悔」
るりかちゃんは何度かこの質問をしていました。
「男役としてこうやっていきたいとか、こうなりたいとかは、はっきりある?」
最初にこの質問が出たとき、るりかちゃんの言葉に強いものが込められているようにヴィスタリアは感じました。
台本かしら?と思ったのですが、もしかしたら下級生から「こうなりたい」というものを引き出したいという気持ちもあったのかもしれないと、るりかちゃんのこの言葉で思いました。
「私は下級生のときはぼわ〜っとしていて、闇雲にがんばるものの、自分がどうなりたいのかよくわかっていなかった。
もっと早く決めていれば、それに向かってもっと早く邁進できてもっと早く成長できたのかなという、ちょっとした後悔もある」
るりかちゃんの下級生時代をほとんど知らないのですが、この言葉は偽らざる本心があるように感じました。
自分を認めることで生まれるもの
まおちゃん(蘭尚樹)への言葉、アドバイスが非常に印象的でした。
「歌とかダンスは皆より器用にできるけれど、器用だからこそ難しい部分もあるよね。
私はそういうタイプじゃないからわからないけれど、同期とかを見ていてそれはそれで苦労する部分はあると思う」
「幅広い役を若いときにやって引き出しは早いうちに増やした方がいい。上級生になってから慌てて考えても(大変)。
でも得意なダンスとかは武器として残して、ちゃんと認めて上げた方がいい。
自分に厳しくて“これじゃだめだ”感がいつも自分にあると思うけれど、ある程度できたら自分を認めてあげて、次の段階に行ったらまた認めてあげて、と自分を高めていってあげる。
いつまでも自分を“もっと、もっと”とやっちゃうと、自信も追いついてこない。
得意な部分は自分を褒めてあげた方がいいのかなと思う」
これは個人的に、ヴィスタリア自身が仕事や宝塚以外の趣味活動で自分の足りないもの・できていないこと探しばかりして前に進めないことがあるので、ハッとしました。
自分で自分のことを認めるというのはなかなか難しくて、でもそれも必要なことなんだなという気づきをいただきました。
美弥るりかにしかできない男役
あさぴくん(朝陽つばさ)・まおちゃん・さっさくん(瑠皇りあ)がそれぞれどんな男役になりたいか、今後目指したいものをお話されました。
あさぴくんもまおちゃんも宝塚に入る前に憧れていたものといまの自分とのギャップをご自身で見つめ、悩みながら目標に向かって足掻いているのが伝わってきました。
そして最後に「美弥さんにとって男役とは?」という質問がありました。
「私もファン時代があってどうしても男役がやりたくて、でも小柄で娘役もできるような感じで、実際たくさんやらせていただいた。
“私は男(役)らしくできないのか”と悩んだ時期もあった。
でも自分のこの生まれ持った能力でしかできないものがあって、自分にしかできないものを考え始めたことが転機になった。
自分に足りないものを考えるのも大事だけれど、自分にしかないものについて考え、邁進することが成長の近道なんじゃないかと思ったときに、男役になってよかったと思った」
悩みを超えて男役を極めつつあるところまで来ているからこその言葉だと思いました。
先ほどの「自分で自分を認めないと自信も追いついてこない」という言葉と同じく、宝塚歌劇ということを抜きにしてよい言葉をいただきました。
「ここまでくると男役のことを意識するよりも、人間として素敵な人生を歩んでいることが素敵な舞台人になることに直結していると思う。
男役を極めた先に、自分の人生を豊かにすることが舞台が豊かになることになり、男役として素敵な舞台につながることになると思う」
今回「男役道」を見て、るりかちゃんの舞台が好きでファンになったのですが、るりかちゃんのインタビューやこうした番組の言葉も好きなんだなと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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