映像の感想

“祭り”縛りの宙組「VIVA! FESTA!」が楽しい

こんばんは、ヴィスタリアです。

年末年始は短いながらもスカステ環境、BS環境のある実家でいくつかの番組を見ることができました。

スカステ難民のヴィスタリアはオンデマンドのマンスリープランで映像を見ています。

オンデマンドのマンスリープランはスカステの充実度には遠く及ばないですが、今月はめずらしいことに宙組「VIVA! FESTA!」が配信されました。

来月の博多座公演に向けてのことかと思いますがありがたいことです。
ほかの映像、番組もぜひオンデマンドで積極的に配信してほしいです。

さっそく見たので感想を書きますがファンになって日が浅く、まあ様(朝夏まなと)のショーを見るのはこれが初めてなんです。

見落とし、間違いなどありましたら教えていただけたらうれしいです。

プロローグ 極彩色のリオのカーニバル

いま星組が大劇場で公演している「ESTRELLAS」は星をテーマにした”星縛り”のショーですが、「VIVA! FESTA!」は”祭り”縛りのショーです。
世界各地のさまざまな祭りがモチーフになっています。

中村A先生はこうした”縛り”系がお好きなんでしょうか。
「VIVA! FESTA!」は”祭り”と一言でいっても多面性、多様性があり、場面ごとにメリハリがきいていてあっという間の55分 でした。

そしてまあ様のショーを初めて見たのですが、すばらしいトップスターでトップになるべくしてなった男役さんだと思いました。

まあ様は歌もダンスも声もスタイルもよく、実力も華も抜きんでて輝いているのが映像でも一目でわかりました。
(「笑う男」のチケットを確保しているのでまあ様を劇場で観るのが楽しみです。)

まあ様(朝夏まなと)の歌、そしてゆうりちゃん(伶美うらら)の幻想的な舞からはじまります。
ゆうりちゃんの銀橋に出てくるときの足の出し方がきれいですね。

ゆりかちゃん(真風涼帆)、愛ちゃん(愛月ひかる)と次から次へとスターさんが出てくる極彩色のステージにテンション上がりました!

またこれが退団公演だったみりおん(実咲凛音)の磨き抜かれた美しさには惚れ惚れしました。

装置も照明もハデハデでこれぞタカラヅカのショー!と楽しくなりました。

歌も覚えやすくて視聴した後しばらく頭の中で「ビバビバフェスタ~♪」というフレーズが消えませんでした。

ヴァルプルギスの夜(魔女たちの祝宴)

いつのまにかフェスタに疲れていたらしい(歌詞です)ゆりかちゃんの場面です。
けっこうな早変わりだったのではないでしょうか?

ゆりかちゃん、サイドに一房にたらしたヘアスタイルがポイントですね。
少年らしさを感じました。

曲のアレンジ、そして照明?装置の使われ方がなかなか新鮮なように思いました。
ゆりかちゃんが最後にペンダントを取り出したときのライトの効果はあまり見たことない気がします。

村娘風のかわいい衣装の娘役さん、魔女の娘役さんと娘役さんがたくさん目立つのもよかったですが、すっしぃさん(寿つかさ)の魔女の迫力がすごいです(褒めています)。

エンシエロ(牛追い祭り)

「命がけのおまつりだ~♪」宙組のコーラスは本当にいいですね。
幕前のはずですけれどずっと聞いていたくなります。

男役さんたちが数人でいるとヴィスタリアはあっきーさん(澄輝さやと)を探してしまいます。
あっきーさん、冴え冴えと美しいです。

そして皆が踊りだすと、ライトとか衣裳とかではなく、ダンスの技量と華で自然とまあ様を見ていました。

まあ様のダンスは重心高いといいますか軽やかで洗練されていると思いました。

蒼羽りくくんと2人になって、まあ様が長~い足を軽々と上げるところで、上げてからほんのわずかに空中で保ってからおろしていて、無意識にやっているのではないかと思うくらい余裕を感じました。

愛月ひかるくんの率いる男役グループの場面

きゃー‼ 愛ちゃん‼
先日の「異人たちのルネサンス」から厚めに前髪をおろしている愛ちゃんに弱くて…かっこいいです。

愛ちゃんがご自分の片頬を撫でて、にやっと悪い色気をしたたらせて笑うところ、あれは反則です。
最後の投げキスも反則です。
だってかっこよすぎるじゃないですか。

濃い目のウィンクをしっかりきめるソラカズキ(和希そら)、長身のもえこちゃん(瑠風輝)も注目して見ました。

中詰はYOSAKOIソーラン節!

最初に見たときはまさか宝塚でソーラン節とは驚きました。

遠い昔に宙組のショーだったと思うのですが、大漁旗の出てくる場面でやはり驚いた記憶があります。

宙組の生徒さんもYOSAKOI祭りを楽しまれている方にもなんら関係のない、ヴィスタリアの個人的な趣味・感じ方なのですが、ヨサコイ的な祝祭の雰囲気・音楽がもともとは苦手なんです。
(お好きな方ごめんなさい。)

しかしまあ様のエネルギー、宙組のパワー、熱気がすごくていつの間にかものすごく楽しんで見ていました。
客席だったらノリノリで手拍子していたでしょう。

まあ様が「宙組の太陽」といわれているのがこの場面だけでもわかるような気がしました。

男役さんの総踊りの気持ち、振りがしっかり揃っているのはもちろん、娘役さんの総踊りがかっこよくてしびれました。

大千秋楽ということで客席の盛り上がりもすごいですが、これは宙組の祝祭、お祭り、最高に楽しいでしょうね。

最後にゆりかちゃんが気持ちよく、熱く歌ってさらにテンションが高まります。
ゆりかちゃんの声の伸ばし方と合いますね。

黄金と紅の場面

中詰のにぎやかで生命感あふれる明るさとはがらりと雰囲気が変わります。

まあ様の飛んだり止めたりの動きの一つひとつが決まっていてどうしても目が吸い寄せられます。

実咲凛音様の笑顔、ドレス捌きと伶美うらら様の美麗ロケットガール

みりおんが男役さんたちと次々と踊っていきます。

途中で男役さんに体をあずけて脚をけり上げるようにしてドレスの裾を鮮やかに広げるところ、あの技はいったいどうなっているんでしょう。
すごいなあと何度か巻き戻して見てしまいました。

男役さんにかこまれたり引き連れて輝く娘役さんって誰にでもできることじゃないと思うのです。
みりおんはそれが似合うトップ娘役さんだったんだと知りました。

この場面のみりおんの笑顔が千秋楽だからなのか、素に近いものを見せてくれているのではないかと感じました。

ロケットガールのゆうりちゃんの華麗な美しさ、これもまた圧巻です。

フィナーレとパレード

黒燕尾の総踊りはかなり激しく踊りますね。
静的な黒燕尾の総踊りもいいですがこうやって踊りまくるのもかっこよくて見ていて楽しいです。

しかしやる方はかなりハードな気がします。

デュエットダンスでもリフトでまあ様がすっごい回数をすっごい速度で回っていて、みりおんが華奢とはいえ大変なのではないでしょうか。

まあ様がゆりかちゃんと二人で踊るところがオーラ×オーラが見えるようでかっこよくてたまりませんでした。

まあ様とみりおんのデュエットダンスは王道の黒燕尾と白いドレスで、美しいのはもちろんのこと、お2人の作り出す空気にうっとりでした。

最後まで大盛り上がりで、まあ様(朝夏まなと)、宙組のことを少しでも知ることができてよかったです。
これから観劇してもっと知っていくのが楽しみです。

ところでパレードの階段下りが3人×3回で驚きました。
スターの宝庫、人材が豊富な宙組ならではないでしょうか。

博多座は遠征できなさそうなのでライブビューイングのつもりなのですが、それも予定を調整中なんです。
しかし「黒い瞳」で宙組生としての愛ちゃんの最後で、ショーも楽しそうなので見たいなとあらためて思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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