星組

愛月ひかるの退団会見のようなインタビューを読んで。

こんばんは、ヴィスタリアです。

愛月ひかるの「退団会見」のようなインタビュー

宝塚大劇場でまもなく初日を迎える星組「柳生忍法帖/モアー・ダンディズム」でご卒業される愛ちゃん(愛月ひかる)のインタビューを読みました。

ハイブランドのお洒落な、真っ白なお召し物の愛ちゃんを囲んでの取材会は
まるでトップスター、トップ娘役しかできない退団会見のようだなあと思いました。

愛ちゃんの組替えや退団への思いが語られていることで一層強く意識しました。

専科のお話をいただいた時は辛い思いもありましたが、専科時代にさまざまな組の下級生と接することで、私の姿を見て学んでくれている後輩たちもたくさんいるんだということに気付き、上級生としてもっといろいろと見せていかなければという自覚が生まれました。

星組に異動した時点で自分の中で退団を決めたので、もうやるしかないし、悔いは残したくないと。
周りからの批評などをまったく気にしなくなりました。

これほどはっきりと専科への組替えの思いや退団を決意していたことをインタビューで明かされるスターさんは珍しいのではないでしょうか。

宙組でスターとして育ち活躍していた愛ちゃんの専科への組替えの発表に大きな衝撃を受けたのを覚えていますが、
ご本人がはっきりと「辛い思いもあった」と明かされると、よりずっしりと堪えるものがあります。

そしてまた専科から星組への組替えの時点で「自分の中で退団を決めた」という言葉も。

愛ちゃんの専科時代は非常に短かった(2019年2-11月)ですし、愛ちゃんのタカラジェンヌとしての歩みを思うと複雑な思いが無いと言ったら嘘になりますが、
いまこうして愛ちゃんが言葉にして明かされるということはご自身のなかで区切りがついて退団公演に向けて前向きな気持ちでおられるのかな…と自分に言い聞かせています。

いま思うと星組に組替えになってからの愛ちゃんはスカイステージのトークなどで
「下級生に舞台化粧を教えている」
「(Rayのスピリチュアルの場面で)スーツの着方、ハットの被り方を伝えた」
といったような舞台の技術や芸に関することを下級生に積極的に伝えていることが窺えるお話をよくされていたように思います。

今回のインタビューにも星組の下級生への思いが語られています。

品格を大事にしたいという思いは、下級生の頃から今に至るまで、微塵もブレることがありませんでした。

それだけは自信を持って言えるので、最後まで貫き通したいです。星組の下級生にもその思いを残していけたらいいなと思います。

演技が上手くてノスタルジックな宝塚歌劇らしい魅力のある男役スターである愛ちゃんの根幹には品格があるのですね。

それはきっと下級生にも伝わっているでしょうし、退団公演のショーがロマンチックレビューなのが愛ちゃんにぴったりだなあとあらためて思いました。

特に愛ちゃんの夢を叶えるために岡田先生が用意したという白い軍服姿、目と心に焼き付けたいです。

男役の集大成の公演が大劇場、東京宝塚劇場ともに無事に完走できますように。

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