おはようございます。ヴィスタリアです。
望海風斗様が表紙を飾る「an・an」
昨日はだいもん(望海風斗)が表紙を飾ったan・an の発売日でした。
本日発売の #anan「ジャパンエンタメの底力」特集は豪華出演陣! 敬称略で #藤原竜也 #竹内涼真 #綾瀬はるか #西島秀俊 #長澤まさみ #野田秀樹 #松たか子 #谷中敦 #高畑充希 #海宝直人 #柿澤勇人 #木下晴香 #SnowMan の #深澤辰哉 など!表紙は #宝塚歌劇団 #望海風斗!#anan_mag #anan50thanniversary pic.twitter.com/nwtJWCtVLz
— anan (@anan_mag) May 19, 2020
雑誌・漫画やエッセイ、エンタメ系の書籍は保管が追いつかないので電子書籍で買うことにしているのですが、これは絶対に紙の雑誌で欲しい!と思い、地元の書店で予約をしました。
休みを取っていたので昼頃受け取りに行ったのですが、すでに売り場には置いてありませんでした。
ネットでも予約完売が相次いでいたようですが皆様無事に手にできたでしょうか。
表紙のだいもんの強い視線と美にため息をつき、ページをめくって「ああ、本当に紙媒体で買ってよかった」と見惚れました。
いずれのカットもだいもんの美が凝縮されていますが、特に最後の座って視線を斜めに流したショットの、だいもんだけの詩情があって想像をかき立てられました。
89期は月組がお好き
インタビューでは初観劇が月組「グランド・ホテル/BROADWAY BOYS」だったというお話があります。
89期あるあるなのかもしれませんが、この数年前に月組「川霧の橋/ル・ポァゾン」を見てかなめさん(涼風真世)のファンになった美弥るりかちゃん、
この少し後に月組「風と共に去りぬ」を見てユリちゃん(天海祐希)の「金貨で150ドル」で稲妻が走ったお兄様(七海ひろき)がいるんだと思うと興味深いです。
さらに数年後、みりおちゃん(明日海りお )がやはり月組「LUNA/BLUE MOON BLUE」で宝塚と運命の出会いを果たしています。
偶然かもしれませんが89期のスターさんはファン時代に月組が関わっていると言えるかもしれません。
こういうスターさんのファン時代のお話は上演歴や自分の観劇歴の年表に別の重要事項が書き込まれるような感覚があります。
喋るように歌い、歌うように喋れる稀有な男役
だいもんのインタビューで印象的だったのが歌についての話です。
入団当初は歌の成績は良くなかった。歌は好きでしたけれど、もともと声が高くて男役に活かせない。
男役の自分にとって、歌はあまり得意な分野でないのかもしれないと思っていました。
入団時の成績が2番であったことを思うと”成績は良くなかった”と言ってもなんという謙虚さ、理想の高さだろうと感服しましたが、この謙虚さは雪組本のインタビューにも表れています。
(相手役の真彩希帆について)
よくあんな声が出るなーと感心するくらい歌の力が強いので、一緒に歌うことで私のいろんなものを引き出してもらっているし、「これでいいや」みたいなところで絶対に留まれないんです。
この言葉は相手役のまあやちゃん(真彩希帆)への限りないリスペクトのある同志としての言葉であると同時に、だいもんの謙虚さを表していて胸を打たれました。
またやはり素晴らしい歌唱力で魅了してくれたみりおちゃんが宝塚GRAPHのさよならインタビューで歌が苦手で苦労したと明かして「そんな過去があったなんて信じられない」と驚いたことを思い出しました。
an•anの記事では「ファントム」を引き合いに一番の魅力はその歌がきちんとセリフとして届くところという行があります。
ここでだいもんがお話ししている「ファントム」を作詞作曲されたモーリー・イェストンさんとのエピソードが素敵なのでぜひ本誌で読んでください。
この魅力を先日「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」のリモート上映会をした時にのぞ様を愛するお友だちが解説してくれて膝を打ちました。
それは「だいきほは喋るように歌うからセリフから移るのが自然ですごく気持ちが伝わってくる」ということで、これを聞いたときになぜ「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」は耳覚えの悪い難曲が多いのかという疑問が氷解しました。
小池先生と太田健先生・青木朝子先生という「オーシャンズ11」と同じスタッフ陣でありながら、耳馴染みがよく1度観劇すれば覚えられて「JUMP」「JACKPOT」「愛した日々に偽りがない」などのナンバーを口ずさみながら劇場から帰ることができる同作品とは一線を画し、
「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」は1度で覚えられるナンバーが非常に少ないと思っています。
ヌードルス/望海風斗もデボラ/真彩希帆も数々のナンバーを歌っているのに、です。
それは「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」の歌があえて芝居、セリフの延長に配置されているからだと、喋るように歌うことのできるだいきほが率いる雪組ための作品だからだと得心したのです。
たとえばベイリー財団のサナトリウムで再会した2人がぽつり、ぽつりと言葉を交わす延長でヌードルス/望海風斗が静かに歌い出し、途中からデボラ/真彩希帆が加わるところなど、
難しい流れとメロディでありながらなんと自然で、そしてセリフだけよりもなんと強く、繊細な感情が伝わってくることか。
どなたの言葉だったかーー柴田先生か紫苑ゆうさんか杜けやきさんかだっか、はたまた別の方だったかちょっと思い出せないのですが「喋るように歌い、歌うように喋る」という言葉を聞いたことがあります。
誰もができることではないことを誰よりも高いレベルでしているのがだいもんなのだと、このインタビューを読んで思いました。
そのすばらしい舞台に、男役に、歌声に劇場で拍手できる日を心待ちにしています。
しかしそれが退団公演になるのかと思うとすぐにその日が来て欲しいとは言えず、でも劇場では見たくて、複雑な気持ちです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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