こんばんは、ヴィスタリアです。

3月も終わりだというのに東京では雪が降りました。
外出自粛以前に寒さと雪で出かける気にならず、
あったかくした部屋で雪組本(ザ・タカラヅカⅧ雪組特集)を読みました。
組本とレビュー本は出ると買ってしまいます。
内容が盛り沢山ですべてのページには触れられませんが、特に気になったことについて書いておきます。
第1次ヅカファン時代に紫吹淳さんが大好きだったので「長い春の果てに」ネタがたくさんだったのもうれしかったです。
リーダーとしての望海風斗様
いまの雪組の舞台を見ると上から下まで、真ん中から端まで非常にレベル、完成度が高いと感じます。
上から教え伝えるだけではなく下級生の主体性も大切にされているからこそであることがトップスターとして真ん中に立ち組を引っ張るリーダーでもあるだいもん(望海風斗)の言葉から伝わってくるようです。
(今の雪組の魅力)
常に周りを意識して見ている上級生が丁寧に下級生の面倒を見ているところも雪組の良さですね。
下級生がそれに甘えず、自分たちからも学びに行くという姿勢を持ってくれたら、相乗効果でますます良くなっていくんじゃないでしょうか。
また相手役のまあやちゃん(真彩希帆)に絶大な信頼と尊敬を寄せ、このお2人にしかできないことを最上の言葉で答えています。
が、褒めて賞賛するだけではなくまあやちゃんができるようになったことについても触れています。
コンビを組んで3年目、彼女がいろいろなことと戦いながら、自分と向き合い、役と周りと向き合ってすごく変わっていく姿を一番近くで見てきました。
「20世紀号に乗って」では本来の明るい持ち味を爆発させていたし、シリアスな作品をやっていくうちに繊細な部分も引き出されてきました。
おそらく厳しいことも言っているであろうことはまあやちゃんのインタビューからも窺えます。
私のことを私以上にわかっておられて、お稽古場も歩き方や話し方など、ともすれば妥協してしまいそうな部分にも目を配ってくださるのはとても有難いと感謝しています。
同時にまあやちゃんの自主性に任せており深い信頼を寄せていることも感じられました。
私に対しても、役の気持ちを表現した上で娘役としての美しさや品を表すためにはどうしたらいいんだろうね、とよく問いかけてくださいます。
(中略)
「私に合わせるのではなく、正解を見つけるのは自分だから自分の娘役像を創りなさい」とおっしゃってくださるので、その意味をより深く追究していきたいです。
だいもんはきっとまあやちゃんのことも下級生のこともときに厳しいことを言いつつも「上から言わなくてももっとできる」と信頼しているのだと思いました。
裏づけるように咲ちゃんがこんなことを答えています。
望海さんは、◯◯してほしいということは殆どおっしゃらなくて、周りから出てきたものとご自分の表現をうまく調合してくださるんです。
それができるのも望海さんの器の大きさゆえで、組子もすごく伸び伸びしている感じがします。
どのスターさんもいまの雪組の充実ぶりを語っておられるのですが、よきカンパニーであるのはこうしただいもんの厳しさと信頼をもって引っ張っりつつ、深い度量と高い技術で受け止めている在り方が大きいのではと感じました。
組本のリニューアル 生徒さんの個性と雪組あるある
今回の雪組本は恒例の企画がリニューアルし一層読み応え、見応えのあるものになっていました。
上級生のツーショットがくじ引きで新鮮な組合せになったことで意外な一面が見えたり、
1人ひとりの紹介ページもプロフィールのデータから踏み込んで個性が一層伝わるものになっていました。
特に似ていると言われるものになにを挙げているかがパーソナリティーが垣間見えて興味深かったです。
・著名人
・タカラジェンヌ
・動物
・キャラクター
これらに大別されると思うのですが、にわさん(奏乃はると)のせんとくん、まなはるさん(真那春人)のキチンラーメンのひよこなど「なるほど…」と思いました。
(ところでにわさんは男役のキメ顔ショットのインパクトがすごい!です。
またまなはるさんは「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」のコックアイの目がどうなっているのかを知ることができました。)
動物だと千風カレンさんのカピバラに凪様のコアラ、あやなちゃん(綾凰華)のラクダなど、
「誰に言われたのかしら」と楽しく想像しました。
1人ひとりのオフステージの写真とコメントも趣味や仲の良さ、プライヴェートの様子が伝わって見ごたえがありました。
特にだいもんのまあやちゃんのワンピースを着てポーズを決めている男役4人(咲ちゃん、だいもん、凪様、あーさ)のショットが強烈でした。
きゃびぃさん(早花まこ)がるうさん(光月)となっちゃん(夏月都)と作ったというさゆみさん(紅ゆずる)への贈り物の完成図がとっても気になります。
華蓮エミリちゃんのリップコレクションとバッグの中に常に10本くらい入っているというのには驚きました。
リップへのこだわりもバッグの収納力もすごい!
また文房具と日記が大好きなので愛陽みちちゃんがバレットジャーナルにはまっているものというのが気になりました。
バレットジャーナルというのは手帳術、タスク管理の手法の一つで、凝っている方はとても美しいページを作ったりされています。
雪組あるあるでは稽古場や終演後の様子を知ることができました。
咲ちゃんがすばらしいスタイルが一層すばらしく見えるレオタード姿を披露されていますが、
このレオタードをあがたくん(縣千)の次に着るのはどなたなのかも気になります。
余興のエピソードはなんでもランキングのきゃびぃさんのコメントとあわせて読むとおもしろいです。
娘役さんの髪型がすばらしい
男役さんがキメ顔ショットを見せてくれるページもよかったですが、娘役さんがヘアアレンジを見せてくれるページがとっても見ごたえがありました。
研4以上22人の娘役さんのヘアアレンジが紹介されているのですが、誰1人同じヘアアレンジがなくて一体どうやって打合せしたんだろう…と驚嘆します。
どなたの髪型が好きかなあ、アクセサリーが素敵、お洋服とのバランスは?といつままででも眺めていられます。
それにしてもこの凝った美しい髪型をご自分でしているのが本当にすごいです。
ふつうだったら美容院でけっこうな時間をかけてセットしてもらうようなものですよ。
娘役さんのメイク、お手入れやヘアアレンジなどの美容本があったらいいなあと常々思っているので、今度はぜひヘアアレンジの手順と一緒に紹介するような企画があったらうれしいです。
紹介されたところで自分で再現できるかどうかは別として(おそらくできない)、女性雑誌で馴染みのある企画を美しい娘役さんたちで見てみたいです。
組本が出るのは組が変わる時期でもあるので、こうして1冊にまとまっていると記念になっていいなあと思いました。
どっせーい!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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