こんばんは、ヴィスタリアです。
ムラに来ています。
ヅカファンとしてほとんど初めてのムラで浮足立っています。
美弥るりか様主演「アンナ・カレーニナ」を観劇できて本当によかった
バウと大劇場観劇のために来たのですが、完売御礼という札のついた「アンナ・カレーニナ」をどうにかこうにか観劇することが叶った幸せを心から感じています。
観ることができて本当によかったです。
るりかちゃんのヴィロンスキーも
うみちゃん(海乃美月)のアンナも。
れいこちゃん(月城かなと)のカレーニンも。
この3人の奇跡のような舞台に立ち会えて本当によかったです。
もちろん他のキャストも適役ですばらしく観られて幸せでした。
「アンナ・カレーニナ」は小舞台としてまとまった良作
「アンナ・カレーニナ」は宝塚では3度目の上演となります。
ヴィスタリアは2001年の初演を映像で見ました。
2008年のるりかちゃんがカレーニン役で出演された再演は未見です。
初演の上演からほどなくしてWOWOWで放映された映像を見たと記憶しているのですが、逆に言えばそのとき見た限りでした。
15年以上前のことなのにそれでも覚えているんですよね。
いくつもの場面、そして音楽、歌を。
歌などは今日バウで聞いてどれも懐かしくてたまりませんでしたし、こんなに覚えているものなんだと意外にさえ思いました。
私見ですが言い換えるのであれば「アンナ・カレーニナ」はよくまとまり、印象的な場面と音楽を生み出した良作と言えるのではないでしょうか。
ヴィスタリアは原作を光文社古典新訳文庫で読んでいるところなのですが(85%くらい読み終えたところで観劇までに読み終えたかったのですが間に合いませんでした)、この文庫4冊に及ぶ長い原作をよくまとめているとも思いました。
特にイタリアの春夏秋冬の端折りっぷりは見事です。
原作ではイタリアでアンナとヴィロンスキーの生活の行き詰まりを感じさせるエピソードなどがあるのですが、それを大胆に端折りつつも2人の関係を宝塚らしい美しいダンスで表現する一つの見せ場になっているのではないでしょうか。
またここでヴィロンスキーがスケッチをするような振りがあります。
原作ではイタリアで絵に関して大きなエピソードがあり、ヴィロンスキーが絵の才能を発揮したり、イタリアで描かれたアンナの肖像画がコスチャにある感銘をもたらしたりするのです。
アンナの肖像画も劇中では特段触れられてはいませんでしたがカレーニン邸には飾られていました。
原作では他にもコスチャとキティの新婚生活、農場経営などにページが割かれていますし、コスチャとキティが結ばれるまでにもいろいろあるのですが、それをうまく切り取ってヴィロンスキーとアンナのカップルの対比をなすように作られているのではないでしょうか。
大切な作品 このときを待っていてくれてありがとう
「アンナ・カレーニナ」は初演で主演をつとめたコムちゃん(朝海ひかる)の出世作であることは言うまでもありません。
コムちゃんは新人公演の主演経験がなく、この「アンナ・カレーニナ」で主演した1年後に雪組トップスターになっています。
ヴィスタリアは映像でしか見てはいないものの、コムちゃんもアンナの紺野まひるちゃんも神がかり的な美しさと特別なオーラがあると感じたのを覚えています。
そして2008年の再演でるりかちゃんがカレーニン役を熱望して体当たりで演じられたことを、今回の上演が決まってから知りました(ファンになって日が浅いもので勉強不足ですみません)。
そして思いました。
「アンナ・カレーニナ」の再々演をるりかちゃんがヴィロンスキーをする時まで待っていてくれてありがとう。
最高のアンナ/海乃美月、最高のカレーニン/月城かなと というキャストが揃うまで待っていてくれてありがとう。
るりかちゃんにとって2008年のカレーニン役が大切な役だったように2019年のヴィロンスキーも大切な役になる……そんなことを思いました。
キャストごとの感想は次の記事で書きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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