観劇の感想

「銀ちゃんの恋」初日感想。水美舞斗かっこいい!(開演アナウンスとカーテンコールのこと)

こんばんは、ヴィスタリアです。

ブログが書けていませんが月組「桜嵐記/Dream Chaser」大千秋楽ライブ配信を見た余韻が続いている中、花組「銀ちゃん恋」KAAT初日を観劇しました。

ヴィスタリアの独断と偏見と偏愛に満ちた感想です。
また内容に触れています。

花組「銀ちゃんの恋」開演アナウンスとカーテンコール

開演前から場内に組子の歌う蒲田行進曲が流れて気分が盛り上がります。

開演アナウンスはマイティー(水美舞斗)、いえ倉丘銀四郎こと銀ちゃんでした。

三代目倉丘銀四郎の名代を継がせていただくことになりやした水美舞斗です。

サブタイトルは組子たちの声になっていて珍しいパターンです。

初日ということで巻き起こった拍手のなんと熱く大きなことか。

自分は今日は補助席で上手側から1階席がよく見えたのですが、音のみならず拍手をしている客席の興奮と盛上がりが視覚的にも体感的にもよくわかり、
この空間の一員でいることを強く意識しました(いつも以上にめちゃくちゃ拍手しました)。

フィナーレナンバーはなく、芝居の終わりから流れるようにご挨拶になり、劇中のセットの大階段がうまく使われるのは「銀ちゃんの恋」ならではです。

カーテンコールは4回目あったかと思います。

最初は幕が開いたときまだ少し暗くて、銀ちゃんのド派手な電飾スーツの光具合がわかるようにしてくれていました。
スタッフさんの愛ですね。

新たに副組長になられたあおいさん(美風舞良)がご挨拶をされると歓迎の大きな拍手が贈られました。

あおいさんはご挨拶も役に絡めたもので、小道具の扇子をさりげなく使ったりして楽しくチャーミングでした。
ようこそ花組へ!

「東洋映画の大スター倉丘銀四郎が…ではなく主演の水美舞斗がご挨拶申し上げます」というあおいさんの紹介にこの日一番の万雷の拍手が起こり、
マイティーの東上主演を多くの方が待望していたのを感じました。

マイティーのご挨拶が自然体かつわかりやすくまっすぐな言葉で宝塚ファンへの感謝、専科の方への感謝、花組生への信頼と思いやりが伝わってくるもので、
水美舞斗という舞台人の聡明さと優しさを深く感じました。

舞台のパフォーマンスのみならずこうしたご挨拶に表れるものも素敵なスターさんだなあとあらためて知った思いです。

自分の記憶できた限りのニュアンスで書いてみますね。

このような状況でご来場いただいた皆様、行きたいけれど今回は諦めるわとお気持ちをよせてくださった皆様、本当にありがとうございます。
(中略)どうなるかわからないと思いながら、こうしてお客様のいらっしゃる劇場で公演できたことが本当にうれしいです。

この観客のいる劇場についての言及は何度かあり、花組が公演中止、無観客上演を経験しているからこその重みを感じました。

専科の京(三紗)さん(振り向いて投げキスし合う)、
悠真(倫)さん(振り向いて流し目と鋭めの投げキスをし合う)の大きな大きなお力添えをいただき、
個性豊かな花組生と、KAATは休演になってしまいましたが朝葉ことのと30名で力を合わせて作り上げてまいります!

自分の席からはまりんさんがマイティーを強く睨みを効かせるくらいの熱い視線を送っているのがよく見えました。
花組へのご出演、うれしいです。

休演のことのちゃんはマイティーのスペシャルライブ「Aqua Bella!!」のメンバーで今回楽しみにしていたので、
こうして休演について触れてくれたのもうれしかったですしマイティーの優しさを感じます。

ドラマシティからはどうか出演が叶いますように。

3回目のカーテンコールは幕が開くとマイティーが一人で万雷の拍手を浴び、一言ご挨拶されてから「みんな〜」と呼んでいました。

(上手側の飛龍つかさくんと顔を見合わせて)私たちのこの汗!ショーですかというくらいですが…。
明日は初めての2回公演ですがどうなってしまうんでしょう。

幕が下りるとき、マイティーはつかさくんみさきちゃん(星空美咲)の肩を抱き寄せていたと思います。

4回目は

今日は千秋楽かというくらいお客様が舞台と一体となってくださって、これから千秋楽まで成長していきたいと…(下手側のみさきちゃんを温かく見て)この人研3ですよ。

ニューヒロインに大きな拍手が贈られ、感極まっているみさきちゃんの頭をマイティーは自分の方へガシッ!!と抱き寄せていて、
かっこよすぎるのと優しすぎるので心の中できゃー!!と悲鳴を上げていました。

その後マイティーは「そんなに泣くなよ、しょうがないなあ」というような優しい笑顔でみさきちゃんの頭に手を添えて客席へと下げさせていました。

銀ちゃん、いえ、マイティーかっこいい!

この作品が決まったとき、銀ちゃんとマイティーが自分の頭の中でうまく結びつかなくて「なぜこの作品なんだろう?」とふしぎに思っていました。

しかし初日の舞台を見ればマイティーは倉丘銀四郎という役を見事に生きていて、言動はハチャメチャだけれど繊細で孤独でスターの哀愁があってすばらしかったです。

マイティーが芝居・歌・ダンスも巧くてたしかな実力があるからこそ、持ち味とは違う作品が選ばれ任されたのかもしれないと得心するほどでした。

作品と役の感想はもう一度観劇してから書くつもりです。
初日の興奮に浸りつつNOW ON STAGEを見ます。

読んでいただきありがとうございました。
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