観劇の感想

星組「Ray」観劇の感想~新しい風と挑戦、ホリゾントまでの広さ

おはようございます。ヴィスタリアです。

星組「眩耀の谷」に続いてショー「Ray」を観劇した感想です。

いつもの通りヴィスタリアの独断と偏見と偏愛に満ちています。

18年ぶりの邂逅 中村一徳先生が星組で挑んだ新しさ

2002年「LUCKY STAR」以来18年ぶり!に中村一徳先生が星組のショーを作ったのが「Ray」です。

中村B先生がプログラムに寄せた文章が二段組になっているあたり、18年のアツい思いの丈が伝わってきます。

有志による合唱「Our Favorite TAKARAZUKA」でアツいダメ出し、アドバイスをしていた先生の姿を思い出しました。

「LUCKY STAR」は前星組トップスターさゆみさん(紅ゆずる)の初舞台で、
今作「Ray」は新生星組のスタートで、中村B先生は星組の歴史の節目のショーに登板されていると言えるかもしれません。

また「Ray」はショー作品としては目を瞠るくらい映像のプロジェクションが多用されていることに中村B先生の意欲、新しいものへの挑戦を感じましたし、
緞帳が上がって「Ray」の文字と星座を描いた星々が映し出されたときはテンション上がりました。

ホリゾントに書割があったり(ショーでは久しぶりに見た気がします)セットがシンプルめだっだり、力も予算も映像に割く選択をあえてしているのかなと思いました。

中村B先生のショーはどハマリして通いたくなる中毒性のある作品というよりは、押さえるべきところを押さえた作品を量産しているというイメージがあり、外すことがないので安心して観られますし楽しめます。

しかし組子は踊りまくりの歌いまくりで大変そうで、
特にフィナーレが長いので観ている方は楽しいですが、黒燕尾の後歌うのは大変では?と「Ray」にしても雪組「Music Revolution!」にしても思わずにいられません。

少し前にマミちゃん(真琴つばさ)が中村B先生の「プリスティージュ」について現役生活の中で一番しんどがった作品 でも大好きな作品!を評していて、出演者が大変なのは今も昔も変わらないようです。

真夏の東京での公演になりましたから、みなさまどうぞ熱中症などにも気をつけてご安全に…と思ったのでした。

第1章 プロローグ

ことちゃん(礼真琴)がセリから1人でおりてきてトップさんだー!というワクワクとショーが始まる高揚感が相まって心拍数が上がります。

ことちゃんは歌って踊って組を引っ張っての大活躍です。

黒✕紫の衣装が星組の濃いめのメイク、ギラギラ感によく似合っていて好きです。

娘役さんのスカート丈が短い上にタイトなデザインが新鮮で、しかもショートカットなのがたまりません。

なこちゃん(舞空瞳)の金髪ボブが小さなお顔に似合っているのを筆頭に、あっちもこっちも星娘がかわいい上に個性豊で目が足りない!

みほちゃん(有沙瞳)の金髪のショートカット、あんるちゃん(夢妃杏瑠)あいちゃん(小桜ほのか)まめちゃん(桜庭舞)…なぜ私の眼は2つしかないんでしょう。

衣装は加藤真美さんで、衣装が素敵だなと思ってクレジットを見ると加藤真美さんのお名前があることが多いです。
(「出島小宇宙戦争」「Music Revolution!」「夢現無双」「ファントム」などを担当されています。)

今作で退団されるみつるさん(華形ひかる)に大きな拍手が贈られていてジーンとしました。

第2章 金星の輝き

せおっち(瀬央ゆりあ)が中心の場面に「立派なスターさんになられて…(涙)」という親心のようなもので胸が熱くなりました。

いったいどこ目線なんだと自分でも思いつつ、公演のたびにステップアップする場を与えられ応えているせおっちがかっこよくて頼もしい限りです。
黒髪が映えますね。

ちなちゃん(瑠璃花夏)の小柄ながら長くて詩情を感じさせる腕の動きと表現力豊かなダンスが好きなので目で追っていることが多かったです。

第3章 Ray 夢(霊夢)

Bryant先生の振付の場面で音楽のアレンジも粋でした。

みっきぃさん(天寿光希)はるこさん(音波みのり)が、そしてことなこが踊りまくって見ごたえがあります。
もう1回観たい!

ターバンにどこかエキゾチックな雰囲気が星男たちに似合いますし、みっきぃさんの整ったお顔立ちが際立ちます。
はるこさんの額に飾るアクセサリー、後ろ髪をまとめた銀色の大きな飾りも素敵でした。

どうも自分はエキゾチックであったりオリエンタルな香りのする星組が好きな気がします。

ターバンの衣裳に「ジーザス・ディアマンテ」「ジャンプ・オリエント」「ダル・レークの恋」「夢は世界を翔けめぐる」などの作品を思い出しました。

第4章 霊歌 スピリチュアル

シチュエーションといい振付といいクールでスタイリッシュな場面で、星組のショーでスーツの男役さんのかっこよさを押し出した場面を久しぶりに見た気がします。

愛ちゃん(愛月ひかる)のスーツにハットがとってもかっこよくて、
みほちゃんの赤いミニドレスにハットがかっこよくてセクシーでたまりません。

愛ちゃんみほちゃんが組むと一気に大人っぽい雰囲気になります。

みほちゃんのハットから赤い髪飾りがチラチラ覗いて見えるのが素敵だなあと見ていたら、最後のキメでなるほど!と思いました。

あんるちゃんなっちゃん(白妙なつ)がかっこよく踊っていますが、歌うまのお2人をあえて歌で起用しない贅沢さを味わいました。

第5章 霊鳥

中詰は怒涛の中詰に興奮してしていううちにあっという間に終わってしまって、もう一度ゆっくりじっくり観たいです。

オリエンタルな雰囲気の赤い衣裳が素敵で「Killer Rouge」とは違う”星組の赤”を堪能しました。

組子が真っ赤な中でことなこの淡い色に刺繍の衣裳も素敵です。

銀橋にずらりと並んだときの振付が一風変わっているといいますか、体の前で手を使う振付が多いのがアイドル的で好きでした。

覚えたくなる振りなんです。
一時期アイドルグループのファンをしていたので「宝塚にもアイドルグループっぽい場面はあるけどそれとは違うアイドル文化の輸入かもしれない」と思いました。

銀橋に残ったあかさん(綺城ひか理)みほちゃんの歌うま同士のデュエットは寄り添いあう雰囲気もすてきで酔いしれました。

芝居でもあかさんに心を奪われショーでもかっこよさに目を奪われ、星組観劇で楽しみにするスターさんが増えました。

ロケットは感性防止対策のために下級生が日替わりで出演しているゆえの人数減を目の当たりにしましたが、舞台から伝わってくる熱量に何の変わりがありましょう。

あいちゃんまめちゃん、そしてちなちゃんのキューピッド3人娘がなんとかわいいことか。

ダンスはやはりちなちゃんが好きで目が吸い寄せられますし、あいちゃんの柔らかい雰囲気がよく似合ってにてオペラグラスで追いかけてしまいました。

ちなちゃんは真っ赤な衣裳のときの盛り盛りのヘアスタイルにもセンスを感じました。期待の星娘です。

第6章 オリンピア

ユズ長(万里柚美)のセリフにふと、
オリンピックは一応延期ということになっていますが本当に開催できるのか、
そのとき世界はどうなっているのか、
いろいろなことが頭をよぎってしまいました。

なこちゃんの女神様のようなピンクのお衣裳がよく似合っていて、額の飾りもとってもかわいかったです。

フィナーレでもピンク色のドレスを愛らしくチャーミングに見せてくれていますが、どちらも夢を見させてくれるトップ娘役さんの姿でした。

第7章 フィナーレ

スカイステージのライブ中継で予習済ですが、やはり劇場で観るのはいいものです。

黒燕尾で男役さんたちが平場についていて、大階段からことちゃん愛ちゃんせおっちを左右に降りてくる始まりに、
新しい組のスタートを象徴するようでシビれました。

音楽が盛り上がっていくのにあわせて細かくなる手の動きまで揃っていて、気迫が伝わってきました。

みっきぃさんのこれぞ男役の美学、しんくん(極美慎)の圧倒的なスタイルと放つオーラの熱さにはっとしました。

またKABUちゃん(朝水りょう)がピンク系の髪色なのも攻め攻めで綺麗なお顔立ちに似合っているのが目に飛び込んできました。

みつるさんが星組カラーの衣裳で丁寧に歌う「you’re my sunshine」は縁の深い星組での卒業を感じさせてくれました。

そして銀橋にずらりとならぶ星娘たちのかわいさは最強ですし、
真ん中にみほちゃんはるこさんが並ぶと双璧でした。

特に大好きなみほちゃんの一つひとつの振りから愛とかわいさが振りまかれているのを感じ、
芝居でも色濃い役が多くショーでもそういう雰囲気を感じることが多かったように思うのですが、ピュアで可憐で愛らしいみほちゃんを見られて幸せでした。

またパールグレイの衣裳の愛ちゃんがかっこよくて、恵まれたスタイルと存在感を感じました。
愛ちゃんはパレードの白✕シルバーのゴージャスかつ凝った衣裳が素敵でした。

ことなこデュエットダンスは難しさそうな技が随所に挟まれていましたが、
こうした技術的に難しかったり大技のリフトがなくとも、それぞれの基本的なレベルが高いに上に心を合わせているのが伝わってきてうっとりでした。

パレードではことなこの衣裳がまるでウェディングのような白い衣裳だったのも素敵でした。

特になこちゃんのドレスのスカート部分の波打ち方は芸術的です。

GRAPHのThe Costumeでことなこがどの衣裳を紹介してくれるのかがいまから楽しみです。

2階A席からの観劇で空っぽのオーケストラボックスを見下ろすのは寂しかったですし、いつもは感じたことはないホリゾントまでの空間的な広さに組子を減らしての公演であることを感じました。

もう1つのチームのチケットも抑えていますし、次の作品ではオケも舞台も全員揃っての公演を見られることを熱い気持ちで待っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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