こんばんは、ヴィスタリアです。

「パッション・ダムール」突撃レポートの放送は10月19日だった
カチャコンこと「パッション・ダムール」の突撃レポートを見ました。
レポーターは千風カレンさん。
カチャさん(凪七瑠海)とは「壬生義士伝」で夫婦役でしたね。
この突撃レポートでカチャさんがとてもすてきなお話をされていました。
1幕最後のの白燕尾でつけているカフスは同期ののぞ様の形見分けなんだそうです。
今で支えてくれた方たちのお顔を思い浮かべて、胸ががいっぱいになるなあと思います。
バウホールは初めての舞台の(音楽学校の)文化祭の舞台でもあるのでそのときからのことも思い出しますし、
これは誰にも言っていないことで、本人には言ったんですけれど、望海風斗さんからいただいたカフスをつけているんです。彼女が退団を発表したときに「カチャ、なにかほしいものある?」と言ってくれたので
「あやこ(望海風斗)のカフスがほしい」と言ったら、やめてからいただこうと思っていたら早々いただいたので、
これはこの場面でつけるしかないと思って。
カチャさんとあやこさん…のぞ様は仲がいいんですね。
「壬生義士伝/Music Revolution!」公演中もメンテナンスデートに行ったお話をお茶会でしてくれました。
しかもこの突撃レポートの放映があったのが10月19日、のぞ様の誕生日でした。
この日の公演のカーテンコールではこんなことがあったようです。
引用させていただきますね。
パッションダムール 10/19ソワレ
みちるちゃんへのサプライズハッピーバースデー!!!みちる泣いてた…
その後、なんと!かちゃから望海さんへもハッピーバースデー!みんないろんな方向を見ながら「おめでとー!」と叫ぶ。
かちゃ「日本のどこかにいるでしょう」(みんな笑う)
— ゆのみ (@yunomi1014) October 19, 2020
舞台でカチャさんと組んでいる彩みちるちゃんも同じく誕生日でお祝いがあったようで
観劇された方のレポを読んで幸せな気持ちになりました。
各組の男役と娘役の関係
ところでこの突撃レポートのなかでこんな会話がありました。
(凪七)(軍服の場面は)かわいいかわいい雪組の女の子たちに囲まれて…みんなかわいいよね、雪組の娘役ちゃんたち。
(千風)こういう男役さんがいてくださるとさらに幸せですね。
かわいいと言われてちょっと照れているカレンさんが真剣に仰せでした。
ふとNOW ON STAGEでカレンさんもりさちゃん(星南のぞみ)も彩みちるちゃんもすごーく楽しそうにお話していたのを思い出しました。
(これは雪組歴が浅いヴィスタリアに雪組ファンの方が「(カチャさんみたいな)男役さん、あまりいないから…」と解説してくれました。)
度々書いていますがヴィスタリアは中の人(生徒さんや先生方、スタッフさん)が語る組の文化や雰囲気の違いのエピソードが大好きです。
客席から舞台を観て感じるものもありますが、中の人が身をもって感じているものがお話のなかでぽろりと出てくるのが味わい深くて好きなんです。
これまで見聞きできたものをざっと思いつくままに挙げるとこんな感じでしょうか。
・きぃちゃん(真彩希帆)が語る花組・星組・雪組の舞台化粧の違い
・ひとこちゃん(永久輝せあ)が語る花組と雪組の男役の振付における違い
・美弥るりかちゃんが語る星組と月組の違い
・ヤンさん(安寿ミラ)こと振付家ANJUが語る各組の違い
・水夏希さんが語る月組と花組の稽古着の違い
・燕尾服の上着の手の添え方
こちらの記事で詳細をまとめています↓

燕尾服の上着の手の添え方はあるOG公演で「今回は雪組さんのしっかり握るタイプで統一しましょう」と決めたという
エピソードを耳にしたことがあります。
れいちゃん(柚香光)のお披露目本公演である「はいからさんが通る」では
人指し指をすっと伸ばしたまま添えています。
組文化の違いは他にもいろいろあるでしょう。
そしてご本人が直接語る形ではありませんが周囲の方によって明らかにされたのが
元星組男役スターカイちゃん(七海ひろき)のお兄様という愛称にまつわる星組の男役と娘役の関係です。
お兄様という愛称の由来を知ったのは2018年正月に放映された89期同期トーク番組ICHIGO-ICHIEだったと思います。
宙組から星組へ組替えになったカイちゃんはいたってふつうに娘役さんに優しく振舞っていたつもりが
星組では男役さんが娘役さんに対してオラオラしていることが多く、
そういうタイプの男役さんがいなくてお兄様と呼ばれるようになった……というエピソードです。
これは星組と宙組の違いではなく
カイちゃんのパーソナリティーによるものだと思っていました。
なんといってもお兄様ですし。
が、今回の突撃レポートを見て、同じく宙組にいたカチャさんのナチュラルな娘役さんの褒め具合に
宙組の文化でもあるのかな?とふと思いました。
実際のところはわかりませんが、この男役と娘役の関係性が組文化として明確にあるとわかるのは花組です。
とにかく花男は花娘を褒める、稽古場から褒めるのは有名ですし、花組生自らによって語られるほど組文化として根付いている気がします。
あきらさんのFOCUS ONでは前トップ娘役のゆきちゃん(仙名彩世)がこんなメッセージを寄せています。
「花組では、可愛い子は”かわいい、かわいい♡”って育てるんだよ」というお言葉…。
みんなそんな素敵なあなたに育てられています!!
また宝塚GRAPH4月号の新生花組てい談(柚香光・華優希・瀬戸かずや)でも語られていました。
(華)「カリスタの海に抱かれて」で組配属だったのですが、
小道具を運んでいるときに瀬戸さんに初めて声をかけていただいたのが「はなちゃん前髪切った?かわいいね」で。
自分で切った前髪を誰にも気づかれなかったのに言ってくださって…もう感動してしまって!
(柚香)瀬戸さんは本当に細部に気づかれますよね。
お稽古着のスカートも「この生地めっちゃかわいいね」とか言っていますよね。
生地ってどういうこと!?って
ちなみにれいちゃんはこのてい談の中で彼女の変化に気づかないタイプの男役を自称しています。
(瀬戸)娘役さんってそういうところの変化でテンション上げたりするじゃん?
衣装の雰囲気を再現しようとしたり、皆がいろんな思いを持ってスカートを作ってくるから、つい見ちゃう。
息を吸って吐くように褒める花男と褒められて喜んだり「がんばろう」と思っている花娘が目に浮かぶようです。
各組の違いあるいは生徒さんによる違いがいろいろあって、トップスターの代がわりで生まれる変化もあるでしょう。
そういう組文化や違いがあって、でも宝塚は一つだと感じるからこそ組文化のエピソードが好きなんだな…と思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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