こんばんは、ヴィスタリアです。
青年館で初日から間もない「君の輝く夜に〜FREE TIME,SHOW TIME〜」を観劇してきました。
この記事はヤンさん(安寿ミラ)ファンで宝塚ファンのヴィスタリアの独断と偏見と偏愛に満ちた感想で、中にはネタバレにあたるものもあります。
また今回の記事は主にSHOW TIMEについて書いています。
「君の輝く夜に」ゲネプロと囲み取材が各メディアに!
感想の前にここ最近のメディア関係のリンクをまとめてみました。
初日を前に囲み取材があり各メディアで大きく報じられました。
SPICEさん↓お写真24枚!そしてインタビューも充実しているかと。
ステージナタリーさん。あらすじ紹介、ポスター画像も。
エンタステージさん。囲み取材の”ヤンごろ”ショットも。
また主演の稲垣吾郎さんと中井美穂さんの対談記事もありました。
初演と比べてSHOW TIMEはどう変わったのか
今夏の「君の輝く夜に〜FREE TIME,SHOW TIME〜」の上演時間は休憩なしの2時間です。
お芝居の1幕と2幕の間にSHOW TIMEがある構成は昨夏の初演と変わりませんが、上演時間は約20分も延びているのです。
昨夏の京都劇場での観劇時の記憶では休憩なしで100分でした。
延びた20分のうち半分にあたる10分はSHOW TIMEが拡大しているとメディアの記事で知ったのですが、ナンバーの追加や変更に留まらず、芝居に繋がるようなストーリーめいた流れが生まれているのが初演との大きな違いではないでしょうか。
1幕と2幕の芝居が現実のできごと、表側とするのなら、SHOW TIMEで繰り広げられるのは裏の顔、登場人物4人の幻、影のようなのかもしれない…と考えたりもしました。
この夢とも現実ともつかないふしぎなストーリーのようなものを紡ぐのは4人(稲垣吾郎さん・安寿ミラさん・北村岳子さん・中島亜梨沙さん)のすばらしい歌とダンスです。
4人それぞれにぴったりのソロナンバーに酔い、デュエットに聞き惚れ、ダンスに見惚れ心を鷲掴みにされ、
ミュージカルシーンを夢中になってときめく極上の幸せを客席で感じていました。
稲垣吾郎さんの甘やかで柔らかな歌声。
特に「イパネマの娘」がすばらしくて稲垣さんにしか作れない世界へ誘われました。
ヤンさんの洗練された「かっこいいというのはこういうことよ」とさりげなく、ときに思い切り決めるダンスと深く響く歌。
特に「シャレード」はたまらなかったです。
北村岳子さんのエネルギーと個性が思いっきり弾ける「フィジカル」、
膝から下の見事に引き締まった、そして膝から上の細く鍛え抜かれたダンサーの脚がなすタップダンスにシビレました。
中島亜梨沙さんはかわいさが大爆発で、ショートパンツの白燕尾がプリンセスのドレスなのではないかと思うくらい、「いつか王子様が」では爽やかで華のあるかわいさとオーラが一気に放たれるのを感じました。
ミュージカルやショーの醍醐味の一つに「これはどういう展開なんだろう」と頭に一瞬浮かんだ疑問がどこかへ霧散して、
夢なのか現実なのかわからなくなるように目の前の舞台で繰り広げられる歌とダンスに夢中になって浸れることがあると思うのですが、それをたっぷりと味わうことができました。
衣装が昨夏の黒燕尾から装飾的な白燕尾に変更になり、ドレッシーでゴージャスになったこともこの夢に花を添えていたと思います。
安寿ミラファンとして思い出さずにいられないショーの名作
今回のSHOW TIMEを観て、ヤンさん(安寿ミラ)のファンだからこそ思い出さずにいられない宝塚のショーの名作が2つあります。
それは「フォーエバー!タカラヅカ」(1988年花組)と「ジャンクション24」(1991年花組)です。
いずれもヴィスタリアは映像を数回見ただけですがとても印象的な作品で、名作であることは間違いありません。
後者「ジャンクション24」は、今回の公演プログラムでも触れられているように、名曲「Four Brothers」をヤンさんとみきさん(真矢ミキ)の男役スターが歌うシーンがありました。
また中詰(ショー中盤の大きな見せ場)ではニューヨークのお洒落な泥棒たちがお宝を巡って争い、マシンガンを景気よく撃ちまくるシーンがあるのです。
これが今回のSHOW TIMEのダイヤモンドを盗み出す4人、白燕尾にピストルを忍ばせていること、女性たちの華麗な撃ち合いに重なって、懐かしくてもうたまりませんでした。
完全にファンの願望ですが「ジャンクション24がほんの少しでも参考にされているのでは…」と思いたくなってしまうほどです。
そして前者のショー「フォーエバー!タカラヅカ」ではガーシュインの名曲にのせて白燕尾で宝塚きっての名ダンサー、スターさんたちが粋に踊るシーンがあるのです。
ヤンさんは花組トップスターなつめさん(大浦みずき)の左後ろで若手スターとして弾けるような笑顔で踊っていました。
宝塚歌劇では最近はシンプルな黒燕尾かゴージャスに装飾されたりカラフルな変わり燕尾の衣裳が多く、白燕尾はなかなか見かけないことも「フォーエバー!タカラヅカ」を思い出した理由の一つです。
昨夏のSHOW TIMEの黒燕尾はシンプルさゆえに際立つ磨き抜かれた美しさ、ヤンさんの黒燕尾が見られたことに思わず涙腺がゆるんでしまったのですが、
今回は過去の具体的なショー作品を思い出し、今も昔も変わらぬ美しさとかっこよさと進化し続けるかっこよさを見せてくれるヤンさんに涙がこぼれそうになりました。
ヤンさんのポーズの完成形、ちょっとした体の動かし方の洗練された美しさ、強く放たられる目力とオーラ。
そしてヤンさんの心がこめられた深い世界の広がる歌とダンス。
ヤンさんのピストルで心を深く撃ち抜かれ、一生ついていく!とファンとしての決意をあらたにしたのでした。
舞台全体や4人のすばらしい出演者のみなさまについては別記事であらためて書きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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