スカステで「不滅の」を見てから愛ちゃん(愛月ひかる)のことが気になっているヴィスタリアです。
あらためて最近買ったレビュー本を手に取り、愛ちゃんや宙組のページをめくってはあれこれ詮無いことを考えています。

「不滅の棘」を見てヴィスタリアは、愛ちゃんに濃くて男くささのある男役さんというイメージを持ちました。
愛ちゃんは先日千秋楽を迎えた梅芸「WWS」でベルナルドを演じていたんですよね。
めちゃくちゃ似合いそう! めちゃくちゃ見たかった!
紫のてらてらのシャツ×黒パンツでビシッと決めてアニタと踊り狂っているのが目に浮かびます。
そしてアニタに見せる愛がものすごーーーく濃くてどーーっぷり深そうな気がします。
しかもレビュー本で「心から宝塚を愛している」「自分がファン」という話が出ていますが、こういう熱烈なファンでタカラジェンヌになり、スターさんになった方を見ているとヴィスタリアはうれしくなってしまうのです。
シメさん(紫苑ゆう)、とよこさん(涼紫央)のような「本当に宝塚が好きで好きで、愛しているだな」というフェアリーの系譜に愛ちゃんもいるのですね。
レビュー本の「宝塚で日本物は重要」「日本物は私たちがずっとやりたいと思っていたもの」という発言にも、宝塚のよいものをやりたいという気持ちがあふれていると思いました。
次回の「白鷺の城/異人たちのルネサンス」がますます楽しみになりました。
レビュー本の宙組トリオ(愛月ひかる・桜木みなと・和希そら)の鼎談を読み直しました。
この鼎談の3人は宙組育ちで組替えを経験していません。
一方で話の中で「宙組って組替えでいらっしゃる方が多い」と触れているように、宙組の歴代トップスターは全員組替えを経験しています。
娘役も同様で、星風まどかちゃんが初めての宙組育ちのトップ娘役です。
組替えはステップアップのきっかけになりますし、ここ数年の他組のトップスターを思い出してみても組替えを経験していない生徒さんの方が稀です。
いつも拝読しているブログ様が”宙組は人事調整組になってしまっている“と書いていたように記憶しているのですが、宙組が誕生して20年。
そろそろ宙組生え抜きのトップスターが生まれてもいいんじゃないでしょうか。
組で育った生徒さんがその組のトップスターになるのはうれしいものです。
それに「これぞ○組」という組のカラーがはっきりするように思います。
現状、宙組生え抜きのトップに近い位置にいると思われるレビュー本鼎談の3人のなかで、もっともスターシステムの頂点に近いのは3番手を務める愛ちゃんです。
愛ちゃんは順調な路線街道を歩んできているのではないでしょうか。
wiki先生によれば新人公演主役4回、研8でバウ初主演、”トップ就任率100%“の「エリザベート」ルキーニ役も経験しています。
そして「不滅の棘」で東上付初主演を果たしています。
しかし花組から組替えで来たキキちゃん(芹香斗亜)が新生宙組の2番手となり、愛ちゃんが3番手になりました。
キキちゃんと愛ちゃんは同じ93期です。
同期がトップと2番手を務めたことが過去にあったかどうか調べきれていませんが、ヴィスタリアの記憶ではここ最近はないように思います。
新生宙組が始まったばかりですが、キキちゃんと愛ちゃんがこの先スターシステムを上がっていくなかで、いつか別々の道を歩む日が来るのではないか…とヴィスタリアは予想します。
どんな形かはわかりませんけれどもキキちゃんにとっても愛ちゃんにとってもいい形であってほしいと思います。
(ただの予想なのでこの先ずっと2人で宙組を引っ張っていくのかもしれませんが)
そしてどうなるかわからないと言いながら、宝塚を愛し自分がずっといる宙組を愛しているであろう愛ちゃんが宙組のトップになったら、宙組はぐっと盛り上がりそうだとは思うのですが…。
レビュー本の「若手スター ポートレート&アンケート」をぱらぱら見ていると組ごとに人数の差があるのF気になりました。
花(男役4・娘役3)/82名
月(男役3・娘役1)/73名
雪(男役3・娘役4)/75名
星(男役3・娘役2)/81名
宙(男役3・娘役1)/83名
※組の人数は、7月31日に別記事を書く際に数えた数字です。
紹介されているスターさんの数は月組と一緒ですが分母が10名近く違います。
(こうして改めてみると雪組の充実っぷりが一歩抜けています。)
特に娘役は若手の育成が急務ではないでしょうか。
「不滅の棘」の揺羽ららちゃんもよかったけれど華妃まいあちゃんもすごくよかったので、新公主役があってもおかしくないと思うのですが、「神々の土地」「天は紅い河のほとり」と純矢ちとせさんの役が続いているのですね。
新生宙組がスタートして、若手もこれからどんどん出てきて育っていくのを応援したいと思ったヴィスタリアでした。