宙組真風涼帆・潤花「カジノ・ロワイヤル」で退団

こんばんは、ヴィスタリアです。

宙組トップコンビ真風涼帆・潤花「カジノ・ロワイヤル」で退団

いつもはお知らせのない水曜日ですが、もしかしたら…とどこかで予感があるというか、
今日はそわそわと落ち着かない気持ちでいましたが、16時に発表になりました。

ゆりかさん（真風涼帆）とかのちゃん（潤花）が次回本公演「カジノ・ロワイヤル」で退団されることが発表になりました。

なんとなく落ち着かなかったのは、先日のカレンダーの掲載月の発表と来年の公演ラインナップからでした。

勝手にこれはあるいは、宙組大劇場千秋楽の後に……と思っていたんです。

小池先生の新作で、誰もが知るあのジェームズ・ボンドのミュージカル化、宝塚歌劇化というのは、男役 真風涼帆の魅力を存分に発揮できる、これ以上ない花道になると思ったこともあって、
演目が発表になったときには自分の中で覚悟をしていました。

007は誰もが演じられる役ではありません。

男役を――それもスーツがうんと似合って立っているだけでかっこいいと劇場中を陶酔させてくれる男役にしかできない役だと思います。

小池先生で映画の舞台化という点で雪組「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」と重なりますが、ヌードルスだってのぞ様（望海風斗）にしか演じられなかったように。

それにしても特別な寂しさがあります。

自分が10数年のブランクを経てヅカファンに復帰したのはゆりかさんと星風まどかちゃんのお披露目本公演「天は紅い河のほとり／シトラスの風」のころでした。

第一次ヅカファン時代に初演の「シトラスの風」を見ていたので懐かしく、そして男役さんの背の高さにビックリしたのを覚えています。

そのときのトップスター、トップ娘役はもうまかまどしか在団していません。

みなさんご卒業され、それぞれの道で活躍されています。

なのでゆりかさんがとうとうご卒業されてしまうという寂しさと、一つの時代が移ろっていく流れを強く感じています。

途中で相手役がまどかちゃんからかのちゃんに変わるという発表があったときは非常に大きな衝撃を受け動揺しましたが、
この組替えはゆりかのにとっても花組トップコンビとなったれいまど（柚香光・星風まどか）にとっても
必然であり運命だったのだと納得するほど、舞台の印象が変わりました。

ゆりかのは高身長の大人っぽい並びがゴージャスかつダイナミックで、演目の雰囲気も変わったように思います。

またかのちゃんの天真爛漫な華やかさ、リアクション女王と言われる明るさ、楽しさは宙組で開花したと感じています。
大輪の花です。

かのちゃんは102期、まだ卒業は早いようにも思いますがゆりかさんと添い遂げ退団なのですね。

もう少し観ていたいという気持ちと同時に、ボンドガールでご卒業というのもかっこいいなあという気持ちなあります。

ゆりかさんが92期ですから一回りという大きな学年差はありながら、それを感じさせない舞台もオフステージの楽しいトークも自由でいいなあと眩しく見ていました。

ゆりかの、そしてキキちゃん（芹香斗亜）とのトークは何度声を出して笑ったかわかりません。

流れていく時間の寂しさを感じながら明日の退団会見を待ちます。

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