こんばんは、ヴィスタリアです。
定期購読している宝塚GRAPHの2021年4月号を読みました。
例によってヴィスタリアの独断と偏見と偏愛で特に気になったページについて順不同で記事にしてきます。
なんといってもだいきほ(望海風斗・真彩希帆)のサヨナラ特集号で、
凪様(彩凪翔)とカリ様(煌羽レオ)のサヨナラポートもあって涙なしに読めませんでした。
雪組トップスター望海風斗 愛がいっぱいのサヨナラ特集
表紙は光沢のある白✕銀のお衣装の、これ以上なく美しいのぞ様です。
表紙撮影のたびにファンの方を驚かせたいとお話していたのを思い出しました。
それは最後まで変わりません。
「fff/シルクロード」の集合日から大劇場千秋楽までの日々が写真つき、ときに手書きの文字やイラスト入りのDiaryとして綴じ込み冊子になっているのは驚きました。
この公演中の日記は凪様の「FOCUS ON」でも楽しくて大好きな企画でしたが、
のぞ様をまた違う角度、それも非常に近いところから拝見できるようでうれしくなりました。
千秋楽の○ーさんの○ニー○ン○のお写真まで見せてくださるなんて!
その日記によると1月22日がGRAPHの最後のお仕事だったとのこで、
サヨナラ対談のお相手はさきちゃん(彩風咲奈)でした。
黒の革ジャケット✕黒パンツ✕白シャツのお揃いコーデで、
いつもながらさきちゃんの絶妙なおしゃれさに見入ってしまいます。
多くの舞台やオフステージのお仕事を一緒にする中で、のぞさきだけが分かち合っているものがたくさんあるのが伝わってくる対談でした。
すべての言葉が貴くて、いいトップスターと2番手だったのが伝わってきます。
だって「研3くらいの下級生になって「CITY HUNTER」に出る」なんて言うトップスターさん、他にいますか。
さきちゃんが宝塚GRAPHのインタビュー(2019年11月号「IDEAL」)でのぞ様と「ドン・ジュアン」で共演したときに「絶対にこの方の下でやっていきたいと強く思った」とお話されていたのが印象的だったのですが、
このエピソードが深く語られているのもうれしかったです。
(望海)「ドン・ジュアン」はさきちゃんがいる場しかやらないと決めていたから、「NOW!ZOOM ME!!」でもやらなかったんだよ。
「ドン・ジュアン」をもう一度と言い続け願い続けていたさきちゃんは本当にうれしかったでしょうね。
上演当時は宝塚から離れていて映像でしか知りませんがBlu-rayを繰り返し見るくらい好きな作品、キャストでした。
いつの日か外部で再演されるときは見に行きますよ(絶対ない…とは限らないと思うんです)。
ラストインタビューでは入団以降の思い出が語られていますが、
のぞ様が他のトップスターと違っていると感じるのはトップスターになりたいという思いを明確に言葉にしていることではないでしょうか。
(蘭寿とむさんのお披露目公演「ファントム」について)
前回従者役だったのが団員役となり、違う角度から作品を観たことで主人公のエリックという人物に興味が湧いて。
「エリックを演じてみたい!でも新人公演は卒業してしまったし、どうしよう…」と。
トップになりたいという意識はこのときに芽生え始めていたのかもしれません。
また興味深かったのが同期のトップスターみりおちゃんとの花組での共演と、
下級生時代の共通点です。
歌うまのお2人ですが下級生時代は決して歌が得意ではなかったこと、
そして谷正純先生の作品で叱られ芝居のマナーを教えられたとお話されています。
未公開フォトがたっぷり紹介され、大好きは89期をはじめたくさんの笑顔とだいもんポーズを見ていると自然と頬がゆるみました。
さらに「シルクロード」の大世界(ダスカ)の劉衛強の衣装を見せてくれるというThe Costume番外編に、
さよならショーのデュエットダンスできぃちゃんのヘアアクセサリーをお2人で作ったというエピソードまで紹介されていました。
いたれりつくせりの誌面に、大劇場のご挨拶でのファンの方への限りなくあたたかい言葉が重なりました。
真彩希帆 サヨナラ特集
きぃちゃんが花束を片手に微笑んで、お召しなのは「ファントム」のクリスティーヌのビストロのドレスです。
先生(エリック)が用意してくれたとっておきをこいうしてまた見られてうれしいです。
またパンツスタイルのポートは娘役さんにしては珍しく、強い視線の表情もまたそう感じます。
トップ娘役の退団時に相手役さんとの対談はあるものの、単独インタビューが掲載されるのは異例で、
このご時世でお茶会などファンの方へ直接言葉を届ける機会がないからこそでしょうか。
(ゆきちゃん(仙名彩世)とあーちゃん(綺咲愛里)はポートと対談のみでした。)
2回の組替えで大変であったこと、雪組でトップ娘役となることが決まってからの戸惑いや努力が印象的でした。
インタビューからものぞ様との対談からも、きぃちゃんは自分へ課すものがとても厳しくハイレベルなものであることが伝わってきます。
(真彩)(「ファントム」について)憧れていた役ができることなんてなかなかないですし、もっと喜びを噛みしめたらよかったのでしが…これじゃ”天使の歌声”に値しないとか…。
そのことをだいきほが公演ごとに向き合うことで変化していって、
いま「心から幸せです!」と晴れやかに言い切ってご卒業されていくのは
これ以上ないハッピーエンドの成長物語だと思いました。
彩凪翔と煌羽レオ 最後のインタビュー
黒髪に「ルパン三世」石川五右衛門役のお稽古でお召しだったというお着物姿の凪様がなんという美しさ…!
くっきりとしたフェイスラインは何度見てもいつ見てもため息もので、
きっとご本人も最高に美しく見えるのをわかっていらしてのショットでしょう。拝みました。
凪様のインタビューからはかなり前から退団を考えていたことが伝わってきます。
(退団を決めた)大きなきっかけになったのは望海さんときぃちゃんのプレお披露目公演「琥珀色の雨に濡れて/”D”ramatis S!」。
新生雪組の大事な公演で重要な役どころを任せていただき、しっかりやりたいと意気込んでいたので、千秋楽を迎えたときにこんなにも幸せなことはないなと…。それから徐々に気持ちが固まっていき「ハリウッド・ゴシップ」のころには退団を決めていたので「灼熱の彼方」の時のように、またさきとがっつりお芝居できることがうれしかったですね。
そんなに前の段階から退団を決めていたとは驚きました。
本音を言えば、舞台を見れば最高にかっこよくて凪様の男役をもう少し見ていたかったと思ってしまうのですが…。
「NOW!ZOOM ME!!」を東京宝塚劇場で観劇したときにトークコーナーで凪様が
「そこそこ長くいるで。15年くらい」と言ったときに、客席で「あ…もしかしたら」と直感のように胸に浮かんだことを思い出しました。
カリ様もラジオ「ビバ!タカラジェンヌ」にご出演された際に「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」の宝塚大劇場公演中にはすでに退団を決めていたことがわかるお話があったのを思い出しました。
誌面のカリ様は白いシャツ✕ピンク色のニットベストで、
シャープなお顔立ちとの甘さのバランスがとてもお似合いです。
カリ様のインタビューからは「凱旋門」のマルクス、「ドン・ジュアン」が大切な役であり
ターニングポイントになったことが伝わってきます。
ラジオでも「辛いことの方が多かった」というまっすぐな言葉がありましたが、
それは「自分の一番の敵は自分と決して甘やかすことなくやってきた」というご自身へのストイックさゆえのものだったのかもしれないと思いました。
退団後の予定は決まっていないとのことですが、宝塚の男役とはまた違う形ですばらしいダンスを見る機会があれば絶対に駆けつけようと決意しました。
その他のページ
一言ずつですが触れさせてください。
◆Decor 華優希
ストレートヘアのダウンスタイルに白いシャツワンピースというシンプルな装いのはなちゃんが新鮮でかわいいです。
好きだったセリフでご自身のセリフではなく「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」のジミー/柚香光のセリフを挙げておられます。
はなちゃんらしいなあと思いましたし
ヴィスタリア自身も印象に残っている場面のセリフなのでこうして誌面で再会できてうれしかったです。
◆ZUKA LIVE 暁千星
ありちゃんが読者さんからのリクエストで最上級にあざといポーズを披露されているのですが
たいへんなピュアさで本当にあざとくてかわいくて大変よいです。
その下でキメキメの壁に手をついた表情を見せていて、そのギャップもまた大変よいです。
またありちゃんにイラストの才能があることを初めて知りました。かわいい!
◆RONDOM 紫藤りゅう
あまり見たことのない、カジュアルでナチュラルメイクの笑顔がチャーミングで誌面を開いたとき思わず「わぁ!」と声を上げてしまいました。
ウィンクは得意?という質問に「小さなころ、写真を撮るときにいつもしていたので得意!」とお答えですが、
舞台のるりこちゃんを見ればわかりますよ。
◆おとめタイムズ 瀬戸かずや
組が離れている1期違いののぞあき(望海風斗・瀬戸かずや)のエピソードにときどき出会えるのがとても好きなんです。
今回はふーこさんの書いた冬星さんの似顔絵(けっこんして♡のメッセージ付き)と奇跡のツーショットがアップされています。
素化粧にマスクの小さなお写真でものぞあきの美と男役のオーラが眩しいです。
◆100期の秘密あかします 桜庭舞
ご卒業前にきっと登場してくれると思っていたまめちゃん(桜庭舞)。
同期のあかっしー(朱紫令真)との「エル・アルコン」や
「Ray」のエトワールのお話が聞けてうれしかったのと同時に、華やかに輝いているお姿を思い出して、もう少し見ていたかったな…と思わずにいられません。
「ロミオとジュリエット」でしっかり見ようと心に決めました。
宝塚GRAPHは次月が記念の888号とのことです。楽しみにしています。
読んでいただきありがとうございました。
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