こんばんは、ヴィスタリアです。
定期購読している宝塚GRAPHの2021年6月号を読みました。
創刊85周年記念号です。おめでとうございます!
そしていつも楽しい誌面をありがとうございます。
85周年の歴史、80周年以降の企画の振り返りも楽しくページをめくりました。
例によってヴィスタリアの独断と偏見と偏愛で特に気になったページについて順不同で書いています。
Cover Special 真風涼帆 創刊85周年記念号を飾る
先月号の黒背景✕赤いスーツのキキちゃん(芹香斗亜)と並べたくなるような
白背景✕青いスーツのゆりかさん(真風涼帆)がスタイリッシュでかっこいい表紙です。
特に印象的だったのが中の黒背景✕青いスーツ、そしてショッキングピンクのスーツの全身ショットです。
ちょっと変わったレイアウトです。
特にショッキングピンクスーツのゆりかさんの目線が見たことのないもので強く印象に残ります。
左右どちらかに顔を振らなければならないというポーズの制約があり、新たな挑戦でした。
工夫あって生まれたショットなのですね。
組替えを知っているスターたち 朝美絢/永久輝せあ✕潤花
雪組に組替えになったあーさ(朝美絢)のインタビュー、
そして雪組から組替えになったひとこちゃん(永久輝せあ)とかのちゃん(潤花)の対談を興味深く読みました。
◆As Is To Be/朝美絢
美貌の人であり、努力と向上心の人――という印象をあーさに抱いています。
月組の下級生時代を振り返っての
「小さな目標は常にあって、それがひとつずつ叶っていくのがうれしくて、またそれを隠さずに出していた」
という言葉に内の燃えるものを表に出せる強さ、自分への厳しさのある方なんだなあと思いました。
できなかったとき、叶わなかったときを躊躇して出さないでいることの方が易しいのではないでしょうか。
雪組への組替えが決まったときの思いには悔しさを滲ませ、
組替え後の印象的な作品でも悔しさがキーワードになっています。
全部と言いたいところですが、何だろうな。
悔しくて記憶に残っているのは、役替わりで二役を演じた「ファントム」でしょうか。(中略)あの悔しさをもう味わいたくないと思って挑んだのが「20世紀号に乗って」や「壬生義士伝」。
自分に求め課すもののレベルが高いからこそ悔しいと思えるのでしょう。
ストイックな努力家であることが伝わってくるインタビューでした。
現在バウホールで上演中のあーさの主演作「ほんものの魔法使」は原作文庫が復刊され発売前重版になったことも話題になりましたが、
今回4刷が決まったというプレスリリースも出ています。
宝塚歌劇の舞台公演でも話題! ポール・ギャリコの傑作ファンタジイ『ほんものの魔法使』が大反響につき続々重版決… https://t.co/DWx5WYlgbC pic.twitter.com/D6lE0Ma63J
— PR TIMESエンタメ (@PRTIMES_ETM) May 25, 2021
↑この記事中には文庫復刊と重版についての東京創元社のブログも紹介されています。
愛のあるブログでおすすめです。
初日映像だけでもワクワクし期待が高まりKAATで観劇するのを楽しみにしています。
◆ESPECIAL TIME 永久輝せあ→潤花
ツーショットがまるでミュージカルナンバーのようでダンサーのお2人らしいです。
雪組からの組替えを先に経験しているひとこちゃんに
かのちゃんがかなりまっすぐな言葉を吐露しています。
(潤)まだ自分を表現できていないというか、ぶつかっていけていないなと思います。
良い子でいようとか、悪く思われないようにか、気を遣っている自分がどこかにいて…。
それが邪魔して、お稽古も苦戦してしまって。今、必死にお尻を叩いています。
組替えをしてトップ娘役という責任も重いポジションで舞台に立つことの大変さが等身大で伝わってきます。
このインタビューではかのちゃんの言葉の語尾の多くに「!」がついていて
元気でエネルギーが弾けるような明るさを感じ、
この重みのある言葉にご自身にまっすぐ向き合っているんだなと思いました。
組替えから1年半以上が経つひとこちゃんはその時期は通りすぎて前を向いてる言葉がありました。
(永久輝)「新しい風を吹かせる」ってよく言うけど、吹かせる風なんて持ってない!って(笑)。
多分、勝手に吹くものなんだと思う。だから今まで学んできたことを披露しようと肩肘張らなくていいのかなと。
花組「DANCE OLMPIA」で踊りまくるひとこちゃんを観たとき巧さとオーラにはっとし、
「はいからさんが通る」では滑舌のよさと声量の大きさに望海さんの雪組の風がひとこちゃんから吹いているのを感じました。
(それが望海さんのいらした花組というのもまた感慨深かったです。)
ひとこちゃんがかのちゃんのことを怪獣みたいな子と評していて(もちろんいい意味で)、
かのちゃんが宙組生たちに「かわいい」「怪獣みたい」と愛される日もきっとくるのでは…と遠くないであろう未来を想像しました。
R-Learning 珠城りょう
春を感じさせる緑の中の白シャツのたま様が爽やかでピュアでまぶしいです。
シャツイチといえばたま様ですが
これまでの男っぽさ、たくましさ、安心感とはまた違うシャツイチでとってもいいではないですか。
いまハマっていることではドライブについてお話されていて、下級生、上級生ともお出かけしているのが楽しそうです。
今はなかなかできないでしょうから早くそういう楽しいことができる日がくるといいですね…。
運転席のサングラスをかけているたま様、お気に入りの音楽を流してときに口ずさむたま様、
高速道路を気持ちよく走らせるたま様…読みつつ楽しく想像しました。
「Eternita」「エドワード8世」新人公演で使用されたカフスを中心にアクセサリーをたくさん紹介されています。
「本役の霧矢大夢さんと似ているものを探した」
「トップに就任したときに鳳月さんがくださったもの」
と上級生のお名前があがるなかで「尊敬する上級生が退団されるときにくださった」とお名前を出さずに紹介されているものもあります。
どなただろうと詮索する気持ちではなく、たま様がそんなふうに尊敬されている方がいるんだなあとしみじみ読みました。
シックで美しいカフスで黒燕尾やここぞというときに着けていらっしゃるそうなので観劇の際に注目したいです。
またおはねちゃん(きよら羽龍)の役づくりについての質問の答えが
いつかの美弥るりかちゃんと同じでたまらなかったです。
(役の)歳によって歩き方や速度を変えるだけでなく、体内リズムというか、その人ならではの時間の流れ方をすごく意識して(中略)いつもそういったところからアプローチして創り込んでいってます。
たまるりは永遠です。
ZUKALIVE 瀬央ゆりあ
ベンヴォーリオ仕様で短髪のせおっちが爽やか!かっこいい!
SIDE SHOT SELECTIONではモンタギューとキャピュレットの諍いで何かを失った表情をしているロミオ/礼真琴と
彼を茫然と見つめるベンヴォーリオが切り取られているのですがとてもいい写真です。
読者様の「瀬央さんの眉毛の縦横の長さを教えてください」という質問に
真顔でメジャーを当てておられるのですが、この真顔がかっこいいのなんのって。
笑顔とのギャップもたまりません。
自炊はしない派のようですが冷蔵庫には出身の広島の味オタフクソースが常備されているそうです。
ヴィスタリアも広島市で幼少期を過ごしたこともあってソースはいつもオタフクソースですね。
せおっちは「粉ものにしかかけないですね、聞かれてないですが(笑)」そうですが
自分はソースをかける料理はなんでもオタフクソースです。目玉焼きもコロッケも(←誰も聞いちゃいない)。
せおっちのおすすめの広島銘菓川通り餅、次に広島に行ったら必ず買います。
できることなら全国ツアーで凱旋されるところを観劇と観光に行きたいものです。
その他のページ
一言ずつですが触れさせてください。
◆RAMDOM 縣千
端正なお顔のあがたくん✕カスミソウのラフな花の束というポートが
爽やかかつ物語性があって印象的です。
一問一答からは努力と練習の人であることが伝わってきます。
(口笛は吹ける?)
元々吹けたのですが、舞台化粧で口紅を塗っていると吹けないことに気が付き、どんなときでもできるようにしようと練習しました(実演)。
(ラインダンスの思い出)
初舞台のとき(中略)グラン・フェッテができなかったんです。
トゥシューズではできていたのにパンプスではできず…フェッテをするメンバーから外されてしまって。あまりにも悔しく、猛練習。その後雪組に配属され「Dramatic “S”!」の東京公演からラインダンスに入ることになったのですが、
(中略)挑戦してみたら、メンバーに入れていただけたんです!そのときは本当にうれしかったですね。
不器用なので何事も練習しないとできないのですが、がんばってよかったなと。
早寝早起き、朝の時間がとても充実しておられるので見習いたいです。
◆Decor 遥羽らら/夢白あや
ららちゃんもあやちゃんも伶美うららさんのお話をされています。
(遥羽)「王家に捧ぐ歌」の新人公演で本役の伶美さんからカツラに対する想いやこだわりをお聞きする機会があって。
私もアムネリスのカツラをこだわりをもって作ろうと思い、伶美さんに教わりながら金の金具やストーンを一つひとつつけてみました。
史上最高に大変ではありましたが(笑)…(後略)
(夢白)退団された伶美さんから髪飾りやアクセサリーを作るときは常に貪欲に、こだわりを持って」というお言葉をいただいて。
そうやって続いていく宝塚歌劇であり娘役なんですね。
ららちゃんが明るい笑顔を見せているのがまぶしくて…なんでやめちゃうのよ(涙)
あやちゃんの撮影にはさきちゃん(彩風咲奈)がお顔を見せたのがはみだしSHOTで紹介されています。
スーツの襟を立てて着ているんでしょうか。とってもおしゃれです。
◆おとめタイムズ 水美舞斗
最近タカラヅカニュースのディナーショーの稽古場トークでかわいくデコレーションされたマイクをお持ちの生徒さんをお見かけする機会がありました。
マイティーもスペシャルライブ「Aqua Bella!!」のお稽古で使っていたというマイクを紹介しています。
見られてうれしい!
ホッティー(帆純まひろ)、だいやくん(侑輝大弥)、朝葉ことのちゃん、二葉ゆゆちゃんの出演者みなでデコレーションされたそうです。
マイティーのお洋服が「Cool Beast!!」のナイトクラブの場面を想起させるダークグリーン✕黒なのもうれしかったです。
◆100期の秘密あかします 蘭尚樹
このページで2つのことを知りました。
まずあかっしー(朱紫令真)が音楽学校に入る前に競技エアロビックをやっていたこと。
そして音楽学校の3階トイレ掃除は毎年予科生の一番委員がお掃除する場所であることです。
この掃除の決まりもお話されているのですが何でだめなのかはよくわかりませんでした。
そういう決まりごとがたくさんあるんでしょうね…。
◆月組 白河りりと詩ちづる
いま月組の下級生の娘役がとても充実していると感じています。
かわいくて歌える娘役さんが多くて活躍の場が待たれるところです。
若手スターのポートSPARKLEの白河りりちゃんがとってもかわいい~。
そしてTO THE FUTUREの詩ちづるちゃんもとってもかわいい~。
うたちちゃんは憧れの上級生にはなちゃん(華優希)のお名前をあげていて、
そのこともうれしかったです。
次月号ははなちゃんとあきらさん(瀬戸かずや)のサヨナラ特集号です。
タオル用意して読みます。
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