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宇月颯さんにもっと早く出会いたかった

こんばんは、ヴィスタリアです。

元月組 宇月颯さん舞台系事務所所属決定!

先日月組を卒業されたとしさん(宇月颯)が舞台系の事務所に所属されたという発表がありました。

としさん、おめでとうございます。
この発表のインスタの2枚目のお写真の手の仕草がとしさんらしくて、卒業されてもとしさんはとしさんなんだなと、なんだかうれしくなってしまったヴィスタリアです。

ヴィスタリアが10数年ぶりにヅカファンに復帰したのは「カンパニー/BADDY」を観たのがきっかけでした。

月組の各生徒さんのキャラクターの濃さ、斬新なショーに宝塚の楽しさを思い出してすっかりハマってしまい、第二次ヅカファン生活が始まりました。
「カンパニー/BADDY」は観終わってすぐにチケットをどうにか追加して2回目を観て、実況CDはもとよりBlu-rayまで買ってリピートしております。

そしてBlu-rayをリピートしているうちにダンスが突出してうまい男役さんがいることに気づきました。

としさんです。
ちょっとした動きの一つひとつが決まっていて、明らかに1人動きが違う(いい意味で)。
BADDYでゲートボールのような仕草をするコミカルな振付が映りますが、それさえとしさんは1人だけ角度が決まっていてかっこいいのです。
としさんは動きに鋭い、研ぎすまされたキレがあり、ポーズの決めが長いのです。
長くキチッと決められるのは、たしかな技術からくる余裕があるから間を作り出せているのだとヴィアタリアは思いました。
ヴィスタリアはこういう、技術があって独特の雰囲気のある動きができるダンサーさんが好きなのです。
正統派のダンスのうまい生徒さんは「うまいな、さすがだな」とは思いますが、目を奪われたりドキドキして見入ることはヴィスタリアはありません。
Blu-rayには特典映像として稽古場風景が収録されていますが、稽古場でもとしさんのダンスのうまさは目を引きます。

こういうダンスのうまさは、大抵劇場後方で観ているヴィスタリアは映像をリピートしないと気づけないのですが、としさんを「見つけて」からは引きで撮っている群舞でもとしさんがどこにいるかすぐわかるようになりました。

気がついたときに、宇月颯さんはすでに退団されていた

しかしこの公演はとしさんの退団公演でした。

魅力に気づいたのに、その人はもういない。どうしてもっと早く月組を観に行かなかったのか、としさんに出会わなかったのか。
悔やんでも悔やみきれません。
Blu-rayとCDをリピートしているうちに、としさんのダンスだけでなく歌も演技もヴィスタリアは好きになりました。

「BADDY」のクールとわかばちゃん(早乙女わかば)王女との恋物語にはときめきましたし、中詰の銀橋での歌、トップコンビのデュエットダンスの陰ソロもすばらしいです。
「カンパニー」の阿久津リーダーも的確な役作りだったと思います。

「グランドホテル」運転手役がすごい

そして極め付けは「グランドホテル」の運転手役でした。

これもBlu-rayも買い、たま様(珠城りょう)の男爵とみやちゃん(美弥るりか)のオットーを楽しみにしていたのに(楽しみましたが)、ヴィスタリアがもっとも目を奪われたのはとしさんの運転手でした。

登場シーンからしてかっこいい。かっこよすぎる。
危険で荒々しい男、男爵に銃を渡す役があまりにもかっこよくてドキドキしてしまいました。
このとしさんの役作りはある意味でスミレコードぎりぎりではないでしょうか。

華形みつるさんのプラウジング社長の、所業そのものがぎりぎりなのとは違う、危険度と存在感、粗暴な色気が男役のぎりぎりまできているとヴィスタリアは思うのです。

もしもこれを生で観ていたら、ヴィスタリアは完全にとしさんファンになっていたでしょう。

2016年に梅芸主催でトム・サザーランド演出の「グランドホテル」が上演されたのをヴィスタリアは観ました。

としさんの役づくりはそういう外部の舞台でも違和感がないくらい、男役の枠を超える極限までの表現だったとヴィスタリアは思いました。

別格スターは各組に必要だ

ヴィスタリアの第一次ヅカファンのときにも、こういう悪い男役がうまい別格スターがいました。
雪組と花組で活躍されたみゆさん(海峡ひろき)です。

としさんの運転手役に、ヴィスタリアは大好きだったみゆさんを思い出しました。

みゆさんは特に、ちょっとダークだったり野性味ある男役がすてきだったと記憶しています。

こういう別格スターさんがいると組の幅が広がりますし、観劇の楽しみが増えますから各組に居てほしいとヴィスタリアは思います。

インスタのとしさんがかわいい

としさんは退団後まもなくインスタの更新を始められました。
このインスタのとしさんはとってもかわいくて、笑顔のすてきな女性で、ヴィスタリアはいつも更新を楽しみにしています。

このたまらなくキュートで自然体の、お顔の小さな女性がほんの少し前まで舞台でバリバリの男役をされていたなんて信じられません。

でもBlu-rayの稽古場映像を見るとあまり変わっていないようにお見受けしますので、在団中から舞台から離れるとかっこいいというよりかわいい魅力のある方だったのかもしれません。

としさんが男役を極めて一区切りつけられたとしても、としさんのすばらしいダンス、歌、演技は外の世界でもっともっと見せてほしいとヴィスタリアは思っていました。

としさんはこの先も芸事をされるようなので観に行く機会があるといいな…と思っていたら事務所所属のニュースが入ってきて、ヴィスタリアはとてもうれしいです。

今後のとしさんのご活躍がほんとうに楽しみですし、そう遠くないうちにどこか…できれば舞台で拝見する機会があるといいなとヴィスタリアは思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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