こんばんは、ヴィスタリアです。
タカラヅカスペシャルという夢の祭典を見つめ直す
スカイステージでタカラヅカスペシャルが一挙放送されています。
名前はいろいろと変化していてTMP音楽祭、TCAスペシャルと呼んでいた時期もありました。
時代と呼び名が変われどもスターさんの魅力、宝塚歌劇のすばらしさが色褪せることはありません。
公演の映像をあまり見たのことないスターさんを一挙に見られるのも楽しくて、
大地真央さんのオーラのまぶしさに圧倒されたり、南風まいさんの美しさと歌に惚れ惚れしたりしています。
また未来のスターさんの下級生時代を見られるのも楽しいです。
何せあっちもこっちも未来のトップスターだらけなんですから。
本来であれば年末恒例のタカスペに向けてのオンエアなのでしょうけれど
今年は公演見合わせとなりました。
タカラヅカスペシャルは東京宝塚劇場で公演中の組をのぞく4組と専科の選抜メンバーがそろう豪華な舞台、
宝塚歌劇の一年の締めくくりであり各組の公演を振り返ることができます。
組を超えてシャッフルしたり、同期生が同じ舞台に立ったり組替えをした生徒さんが元いた組の組子と同じ舞台に立ったり
まさに年に一度のスペシャルな舞台です。
が、一方で生徒さんへの負担が大きすぎるのでは?と思うこともあります。
特に宝塚大劇場の年末公演、年始公演をになう組は平行してお稽古をしているでしょう。
タカスペ2018年でお正月公演「霧深きエルベのほとり/ESTRELLAS」の絶賛お稽古中であったさゆみさん(紅ゆずる)が
「正直なぜここにいるのかわからない」とトークでもらし笑いを起こしていたのが印象に残っています。
スペシャルな舞台、いつもとは違うトップスターはじめスターさんのパフォーマンスを見られるのはうれしい一方、
今年を機会に見直しがあってもいいのでは?と思う気持ちもあります。
いまは感染症対策をしながらの公演の無事が最優先でしょうけれど
落ち着いたときによりよい生徒さんの働き方として考えられてもいいように思います。
伝説の「夢まつら」1994年を知っているか
ヴィスタリアのベストタカスペはTMPスペシャル「夢まつり宝塚94」ファン感謝の夕べです。
通称「夢まつら」は永遠の贔屓ヤンさん(安寿ミラ)が言い間違えたことで広まりました。
第一次ヅカファン時代にNHKで放送された宝塚歌劇を知ってわりとすぐに買ったのがこの夢まつらのビデオテープでした。
(これをご覧になっている方でビデオテープをご存知ないお若い方もいらっしゃるでしょうね……)
そしたらあまりにも楽しくて擦り切れるまでリピートすることになりました。
当時のトップコンビはこちらのみなさまです↓
・花組(安寿ミラ・森奈みはる)
・月組(天海祐希・麻乃佳世)
・雪組(一路真輝・花總まり)
・星組(紫苑ゆう・白城あやか)
ハマりたての初期に見たこととトップスターをはじめ各組の個性が際立っていて、
いまだにこのときのイメージが4組のイメージの基盤になっているかもしれません。
80周年で合同の行事も多かったからかトップスター4人はすごく仲が良かったようで、トークがおもしろいです。
このトップスターのトークが長めにあるのが94年の大きな特徴だと思います。
学年は離れていることを感じないくらい仲がいいのが伝わってきて、
4人でこっそり温泉旅行に行ったと当時の座談会かなにかで読んだ記憶があります。
「ファンの方が見たらびっくりするだろうね」なんて話していたそうですが、もしも遭遇したらひっくり返っちゃいます。
そして仲の良さは時を経ても変わらないことが2013年のいっちゃん(一路真輝)のブログから窺えます(写真あり)↓
1994年は月組と雪組で「風と共に去りぬ」が上演されたのにちなんで4組が凝りに凝った風共のパロディを披露しており、
これが最高におもしろい最強のパロディなんです。
花組はハチャメチャ学園もので(ヤンさんの余興芸?がすごい)、
月組は和物(フィナーレの名ナンバーあり)、
雪組は男役たちがスカーレットに扮し、
星組は男女が逆転しています。
雪組のスカーレットたちの中には当時3番手スターだったイシ様(轟悠)がいます!
星組のアシュレイを演じるノルさん(稔幸)の芸は絶品で、当時はおなかが痛くなるまで笑いました。
2020年の意識からすると笑えない、笑いにはしたくない描かれ方もあるのですが
26年前のものであることを念頭に芸は芸として別のものとして楽しみたいと思っています。
脚本がアレな部分もないとは言いませんが全力投球で作り上げられたパロディであることは間違いありません。
スカイステージの放送時間からすると11月30日の放送分は残念ながらパロディ部分がカットされていると思われるのですが、
12月26日9:30~放送分はノーカットと思われます。
これは必見です!
自分自身ビデオテープが再生できなくなってから十数年ぶりに見られるのを楽しみにしています。
パロディ部分がカットされているとはいえ夢まつらはショー部分もすごくいいのでまずは明日30日の放送を見るつもりです。
お馴染みのシャンソンもどのスターさんにもはまっていて、オリジナル作品のメドレーも名曲揃いで今でも繰り返し歌われているものが多いです。
今年あの番組、この公演で歌われた曲もあります。
また各トップスターが思い入れのある持ち歌をソロで歌い、かつ前トップスターの作品の歌もたっぷり聞かせてくれます。
シメさん(紫苑ゆう)が大怪我による休演を乗り越えて念願の「うたかたの恋」を大劇場で歌っているのは必見です。
ヤンさんが前花組トップスターなつめさん(大浦みずき)のショーの曲を歌っているのもめちゃくちゃかっこいいんですよ。
夢まつらが好きすぎて熱く語ってしまいましたが久しぶりに見るのを楽しみにしつつ
初めて視聴する各年のタカスペを堪能したいと思います。
読んでいただきありがとうございました。
はげみになりますので応援していただたらうれしいです。
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