月組

美弥茶レポ1(「夢現無双/クルンテープ」のこと))

おはようございます。ヴィスタリアです。

宝塚での最後の美弥るりかちゃんのお茶会に行ってきました。
レポOKだったのでお届けいたします。

なおるりかちゃんの言葉は正確なものではなくニュアンスです。
時系列通りでもなく、まとめている部分があります。

なによりヴィスタリアの偏愛が暴走しすぎて記憶しきれていない部分もあり、覚えている範囲のものになります。

今日の美弥るりかちゃんは春の装い

2回公演の終演から約1時間半後にるりかちゃんが登場されました。

この日会場となったホテルではるりかちゃんをはじめたくさんの生徒さんのお茶会が開催されていました。
みなさま2回公演をされた後、お話をしてくださっているんですよね。
しかも明日も公演があります。

お疲れのところ時間を割いて楽しいお話をしてくださってありがたいことです。

るりかちゃんは紺色のスーツに白いフリルのリボンタイのシャツを合わせておいででした。
スーツは紺地に黄色〜オレンジ色の花の模様がプリントされていて、春らしい雰囲気です。

フェミニンな雰囲気ですてきでした。
ヘアスタイルは片側にボリュームをもたせてウェーブをかけていて、このお洋服の雰囲気ととってもお似合いです。

このお洋服はるりかちゃんがご自分で選ばれたというお話がありました。

前回の「エリザベート」の東京のお茶会に参加したときもそうでしたが、こういう形で、るりかちゃんがうれしそうにしていて、すてきに着こなしているお姿を見せてくれてうれしいです。

なぜなら舞台のるりかちゃんも好きだし、舞台外のおしゃれでファッションを楽しんでおられるるりかちゃんも好きだからです。

「エリザベート」のお茶会のときのお洋服はJALの機内誌やラジオ番組の収録でもお召しになっていて「あのときのお洋服だ」とうれしくなりました。

ちなみに今回のお茶会でこのJALの機内誌の話がありました。

「自分が載っているJALの機内誌があるときにJALに乗る機会があって見た。
そして“隣の人に自分で自分の載っているページを見られたら恥ずかしい”と思ってこっそりみた。
こういうときって自意識過剰になっちゃいます」

JALの機内誌に掲載されていたのはラジオでお話されていた海外旅行のお話でした。

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ヴィスタリアも宝塚以外の趣味活動で遠征した際に機内で読みました。

満員御礼のお茶会

会場に入られたるりかちゃんは「すごい密集度。こんなに前まで席をつくるんだ。そして通路が狭い」と驚いておいででした。

たしかにホテルで一番広い会場がぎゅうぎゅうで、しかも相当な数のお断りがあったそうです。

遠くの席からでも見えるようにということで、いつもよりかなり高めに設置された席にちょっと驚いているご様子でした。

ふつうなら生徒さんの胸より上が見えるくらいかと思いますが、るりかちゃんの腰から上が見える感じです。

公演中の「夢現無双」佐々木小次郎役について

クールな感じの司会者さんの質問にるりかちゃんが答える形でトークは進んでいきました。

「久しぶりの日本物は同じ日本人ということで心情がつかみやすい。
長物は袖を通るとき、呼ばれて振り返るときが大変。狭い袖を占領してしまったり巻き込みそうになったり」

「長い刀をどうしまってどう抜くかは稽古場の段階から小道具さんに相談してました。
いろんな仕掛けがあって気づかれている方もいるかもしれません。紐に見えるものが紐じゃなかったり」

小次郎が刀をしまうときに必ずこっちの向きをむくなあと観劇して思ったので、あと何回か見ているうちに気付けるかもしれません。

この辺りは真面目な話でしたが、次の質問でるりかちゃんが炸裂しました。
「ロザリオはどこから出てくるのか?という質問が非常に多かったです」

「(吉野太夫に)あげるロザリオがどこから出てくるか?あげていいのか?ていうやつでしょ。
あれは突っ込んでいいと思うよ。
齋藤先生がどうしても渡してほしいみたいで……。
みなさんはロザリオを3つ持っていたと思ってみてください」

大切なものなんじゃないかなと思いながら渡しているそうです。

ヴィスタリアは詳しくは知らないのですが観劇したときに「なぜキリシタンという設定をいれたんだろう」と疑問だったのですが、小次郎のキリシタン説はあるということをるりかちゃんのお話で知ることができました。

「細川藩もキリシタンなのでつながっている。(私としてはわからないので)ほんとですか?と聞きながら(天を見上げる仕草)やっている」

「夢現無双」は幕開けがるりかちゃんのセリフで幕が上がるとるりかちゃんの佐々木小次郎のシーンから始まります。
このときの小次郎は何歳なのか?という質問には
「15ちゃい」と答えておいででした。

なんですかそのかわいいの。
ご自身の「ちゃちゅちょ」の発音がどんな威力を持っているかわかっておいでですね。

「そんなに子役としてはやっていないです。ちょっと声を高くして、髪も短いしみなさんわかってくれるだろうなと」

また久しぶりの日本物のメイクについてのお話もありました。
「ポスターのときは先生のご希望もあり洋物のメイクだった。
いまは衣裳などを身につけると洋物だと合わないので和物のメイク変えている。
でもメイクはそんなに研究はしていなくて、いままでの経験などから自分のイメージに似合うものをやっている」

「羽二重ってわかります?
水泳帽のすごいバージョンだと思ってください。自分の髪の毛を一本もださないようにするんですけど。
人によって目の感じを変えない、吊り目にするとあるんですけど、私は完全に吊り目にしてもらっています」

この吊り目にしてもらっているというのは、魅惑的な目が大きすぎるので切れ長になるよう助けてもらっていますというニュアンスかと思いますが、なんて贅沢な悩みなんでしょう。

そして羽二重の説明をどうすべきか悩んだ末に出て来たのが「水泳帽のすごいバージョン」って。
るりかちゃんのこういうおもしろいところも好きです。

タイショー「クルンテープ」の話

「プロローグの王冠が重いか?」という質問に答えようとしたるりかちゃんは、笑いをこらえきれていませんでした。

「タイで買ってきたやつだからどうしても使ってほしいらしくって」

もう、遠慮なく笑っておいででした。
ショーでほかにも娘役さんが被っている飾りなどもすべてタイのお土産だそうです。

「ただ現地の人からどう見えるのか不安。
観光地によくある変な漢字とか言い回しのお土産ものみたいになっちゃっていないかな。

王冠はすごく軽くて踊るのには落としそうで不安なので、絶対に落ちないよう工夫しています」

この王冠を被っているところのるりかちゃんのカツラが素敵だなあとヴィスタリアは見ています。

続いてたま様(珠城りょう)との場面のお話がありました。
「2人にしかできないものを出したい。
互いに刺して死んで、生まれ変わっても一緒にいるという内容。歌詞もとってもすてきなんです。
神聖な気持ちで踊っている」

この場面の歌詞で「一蓮托生」というワードが非常に耳に残ります。
たまるりの絆を感じる場面です。

中詰の話もおもしろかったです。
「娘役さんに囲まれる場面は久しぶり。さち花(白雪)との場面は、月組に組替えしてきた最初の「ロミオとジュリエット」の「マブの女王」でさち花にキスするシーンがあった。
だから月組にきて最初の女がさち花で、今回この場面の後も娘役さんと組んでいないので最後の女もさち花だった」

この話は「娘役さんとのこういう場面も見たかった」「こういうシーンも見たかった」というものが去来し、少し複雑な思いも感じました。

しんみりしかけたところ、るりかちゃんに払拭されました。

「稽古場で爆笑だった。さち花は私を見すぎていてダメ出しされていた。もうちょっと前見ようかって。そのくらい私を見て笑っていた」

この場面は歌詞が「みやるり」「さちか」と言っているように聞こえるそうですが、実際は別のタイの言葉(?)を歌っているそうです。
「それが名前に聞こえたらいいねという、藤井先生の遊び心」だそうです。

そして待っていました、黒燕尾の場面についてのお話です。
銀橋をわたるとき、そしてセリ下がってすぐにせり上がってきて本舞台のたま様率いる男役さんたちに迎えられる場面についての質問でした。

「すてきな曲、すてきな空間で幸せです。
お客様の表情が見えるし、見えなくても感じるものがある。
みなさまへの感謝をシンプルに伝えたいこと思っている」

「セリ下がってすぐにセリ上がるというすてきな演出を藤井先生とANJU先生に考えていただけて感謝している。こんな演出とは知らなくて。
下りた後はいろいろ変えているので大変。
振り返ったときの拍手もすごくて、何にも変えがたいと感じている」

長くなりましたので公演以外の話は次に続きます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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