考えたこと

月組夏のON THE TOWNは誰がための役替りなのか

おはようございます。ヴィスタリアです。

昨日月組「夢現無双/クルンテープ」代役公演を観ました。

とにかく無事に幕が下りてほしいと固唾を飲むように緊張して観ていました。
この記事は休演者が続いていることに重きをおいて書いています。

月組梅芸「ON THE TOWN」役替りと一部の配役発表

夏の月組「ON THE TOWN」の主な配役、そして役替りがあることが発表になりました。

月組 梅田芸術劇場メインホール公演『ON THE TOWN』主な配役と役替わりについて |…
https://kageki.hankyu.co.jp/sp/news/20190523_002.html
月組 梅田芸術劇場メインホール公演『ONTHETOWN(オン・ザ・タウン)』(2019年7月27日~8月12日)の主な配役と役替わり日程が決定いたしましたので、お知らせいたします。●主な配役はこちらを

国際フォーラムでれんこんくん(蓮つかさ)がつとめた女役クレアにはるねくん(夢奈瑠音)が入るかなとは思っていましたが、まさか役替りになるとは。

役替わりA(7/27〜8/1,8/10〜8/12)
ヒルディ・エスターハージー/白雪さち花
クレア・デ・ルーン/夢奈瑠音
ルーシー・シュミーラー/海乃美月

役替わりB(8/2〜8/9)
ヒルディ・エスターハージー/夢奈瑠音
クレア・デ・ルーン/海乃美月
ルーシー・シュミーラー/白雪さち花

また一部の配役も発表になりました。
専科のじゅんこさん(英真なおき)は国際フォーラムでまゆぽん(輝月ゆうま)好演したピットキン役で、ヴィスタリアの予想とは外れました。

夏の月組振分は娘役の動向が気になる/鳳月杏、珠城りょうの父親役?(I AM FROM AUSTRIA)おはようございます。ヴィスタリアです。 月組の夏以降の公演の発表がありました。 月組 夏の「ON THE TOWN」...

じゅんこさんのピットキン役はこれは楽しみの一つになりそうです。

誰のための役替わり、なんのための役替わりなのか

ところで昨日、月組「夢現無双/クルンテープ」の開幕直前にこの役替わりのニュースを知り、公演期間が約半月のこの公演で果たしてこの役替わりが必要なのかヴィスタリアは考えてしまいました。

3人のなかでもっとも負担が大きいのはヒルディとクレアの両役をこなするねくんでしょう。

ヒルディはチップ/暁千星、クレアはオジー/鳳月杏と絡むので楽しさは2倍にはなりますが、
それぞれソロのナンバーもあり、生徒さんの負担はいったい何倍になるのでしょう。

また役替りのキャストと絡む生徒さんの負担も増えることになります。

そう思うと今回の役替わりの意義はどこにあるのかを考えずにいられないのです。

男役さんがされる男役と女役の役替わり(「ME AND MY GIRL」のジェラルドとジャッキーのように)や、
まったくタイプの違う生徒さんがダブルキャストをする(2018年月組「エリザベート」のルドルフ)のは役替わりの意義が明確だと思うのですが、今回はそのどちらでもないように思います。

あるいは大劇場、東京宝塚劇場でショー「クルンテープ」を休演しているうみちゃん(海乃美月)の負担を軽くしようとしているのでしょうか。

もしそうだとしたら国際フォーラムでヒルディ役を好演されたさち花さんをヒルディ役で固定し、
るねくんとうみちゃんでクレアとルーシーの役替わりをすることもできたのではないでしょうか。

月組は振分によっては
「雨に唄えば」→「エリザベート」→国際フォーラム「ON THE TOWN」→「夢現無双/クルンテープ」→梅芸「ON THE TOWN」→「I AM FROM AUSTRIA」
と1作を除いて海外ミュージカルが続くことになります。

ただでさえハードなスケジュールをこなしているところに演目もハードなのは相当きついように思います。
月組でスターさんの休演が続いているのはこうした事情も関係しているのではないかと思わずにいられません。

スターシステムなどいろいろな事情があるのかもしれませんが、過密なスケジュールに海外ミュージカル、その上役替わりというのはあまりにもハードすぎるのではないでしょうか。

これ以上休演者をださないためにも、生徒さんの心身の健康のためにも一考すべきときが来ていると痛感しています。

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POSTED COMMENT

  1. うみひこ より:

    ヴィスタリアさん
    自分も今回の役代わりは「ん?」と思いました。またなぜあえて男役に女性の役をやらせるのか?と。

    単純にチケットをさばくための施策だろうなーと思いました。
    またその背景には、海外ミュージカルの版権分だけ通常より損益分界点が高くなっていることと、プロデューサーや演出家の、公演が興業的に「失敗」だったという烙印は絶対に回避しないと!という焦りを感じます。

    なんとなくですが最近の演出家の登場頻度を見るに、成功した公演の演出家にはどんどん任せるけれども、不人気公演だった演出家は露骨に干す感があります。このあたりの恐怖政治ゆえかなと。

    まあ実際のビジネス現場に身を置く自分としては、よく分かるんですけどね。

    20世紀号のオスカー氏もそうでしたが、舞台には当たり外れがつきものだし、そのメリハリもまたショービジネスの一部だと思います。

    • vistalia より:

      うみひこさん

      本文では書きませんでしたけれどこの役替わりがチケット対策かと思うとやるせないです。

      利益のための役替わりではなく、組にとって、生徒さんにとってその役替わりが必要だと追求した結果であってほしいものです。

      「ON THE TOWN」は国際フォーラムで見ましたが興業的には(楽曲販売などもふくめて)成功だったのか気になります。
      2019年3月の決算短信では月組「エリザベート」雪組「ファントム」が好評だったとのことで、「ファントム」は音楽配信が著作権の上限まで売れて配信停止になりましたが、
      そこまでとはいかずとも期待した利益が上げられず、生徒さん頼みでは気の毒としか言いようがありません。

      演出家の登板頻度(とどの組と組むか)は非常に気になります。
      うみひこさんは恐怖政治と感じておられるのですね……。

      生徒さんも多忙ですがつねに新作を、それをハイペースに生み出さねばならない演出家の先生も大変でしょう。
      藤井先生など今年は新作2本ですし、生田先生も「CASANOVA」「鎌足」と続投です。

      新作主義なので現実的には難しいのでしょうけれどときに「あれ?」という作品がありますが、だからこそ次々と名作、話題作が生まれているわけで広い心で見なければとも自戒します。
      それに私が旧東宝、1000daysに通っていたころは駄作がもっと頻繁にありました。
      いまはかなり減っている印象です。

  2. あや より:

    初めまして、おはようございます。いつも楽しくブログを拝読させて頂いてます。
    私もヴィスタリアさんのように、出戻り宝塚ファンで、ヤンミキ時代の花組大好き人間です。現在は月組ファンです。

    今回のブログの冒頭の部分、本当に納得の文言です。無事に幕が降りてほしい、その一択ですが、Twitterを漁ってますと、たまきちのリフトも無くなってて、お芝居では走り方もおかしい方もいらっしゃって…
    腰を痛めたのかな、と憶測されていますが、本当に本当に心配です。

    私が好きだった90年代の宝塚から比べると、スケジュールももちろん、ダンスなんかもゆらゆらしてるだけの印象だったショーも、現在は技術面も凄くて観る側からしたら感激しておりますが、実際何公演もこなす生徒さんの身体には、相当な負担ですよね…

    OTTもチケットが売れてないような感じなので、苦肉の策で役替わりなのかな?とも思いますが、生徒さんの負担になりますし、発表されたのもチケット売り出してからだし、色々納得いきません。私は見たいなと思ったBパターンをたまたま取っていたので、1回しか観劇出来ない遠征民としては、後出しじゃんけんみたいなことはしてほしくないな、と思います。

    長々と失礼しました。また更新楽しみにしています!

    • vistalia より:

      あや様

      はじめまして。コメントいただきありがとうございます。
      ヤンミキの花組時代を私は映像でしか知らないのですが、そんなあや様に読んでいただけてとてもうれしいです。

      まさに昨日はハラハラしながらの観劇で、終わって幕が下りた瞬間「よかった…」と全身の力が抜けました。
      今日は無事に終わったのかとても気になっています。

      本文でも書きましたが珠城さんは海外ミュージカル続き、当然ですが主演で一番出番も多く、デュエットダンスは毎回ものすごいリフトでその負担はいかばかりでしょう。

      あや様の仰るようにショー、ダンスのレベルは昔と比べて段違いですし、
      スケジュールも5組化で楽になるどころか箱が増えて過密になるばかりですね。

      どなたかが夏の梅芸メインホールを埋めるのはなかなか大変だと書いているのを見かけたことがあります。
      OTTは東京で見ましたが作品の内容や楽曲に「何度でもみたい!」という魅力を私はあまり感じず(念のため申し上げますが生徒さんは何度だって見たいのですが)、
      チケットの売れ行きが芳しくないのはわかるような気もします。

      だからといってそれを生徒さん頼みで解消しようとするのは、生徒さんがこれ以上ないほどがんばっているだけにやるせないです。
      チケット発売後の発表というのもファンからしてみれば不親切ですね。

      いまは月組子たちが無事に大千秋楽を迎え、そして元気に全員が揃う日が来ることを祈るばかりです。

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