こんばんは、ヴィスタリアです。
美弥るりかちゃんの宝塚での最後のお茶会のレポートの続きです。
るりかちゃんの言葉はニュアンスで、また時系列順ではありません。
ヴィスタリアの記憶できた限りのものになります。
目次
美弥るりかちゃんのお散歩タイムと振り返る思い出の舞台
会場のスクリーンにるりかちゃんの舞台写真が映し出され、会場内をお散歩されながらお話されました。
お席からスクリーンがまったく見えなかったからか、自ら立ち上がるるりかちゃん。
司会のお姉さんに「お散歩されますか?」と聞かれて迷いなく(自由に)お散歩タイムが始まりました。
お散歩タイムというのは人数が多すぎるので会場内の通路をるりかちゃんが自由に歩きながら司会者さんの質問に答えつつ、ときにるりかちゃんが自由にお客さんに話しかけるというフリーダムな時間です。
お散歩タイムで一番おもしろかったのはパンダの話です。
ヴィスタリアの席からは詳細は見えなかったのですが、パンダのグッズかなにかを持ったお子さんがいらしたようで、るりかちゃんがお声をかけられました。
「そのパンダはシャンシャンなの?シャンシャン会ったことある?何度も?すごいねー。
シャンシャンはシャンシャンじゃなかった」
ん?一体なんの話??と思ったらるりかちゃんの中では別の名前だったらしいです。
「テレビで街の人に生まれたパンダの名前は何がいいですか?って聞いていて、子どもがピンクピン太郎!って言ったんです。
子どもってすごいですよね。そんなこと大人は思わない。だからピンクピン太郎がいいなって思ってて…」
るりかちゃんのパンダトークが止まらなくなり、司会のお姉さんがストップをかけられました。
あとお散歩タイムではなくるりかちゃんがお席についているときに、司会のお姉さんの話を聞かずになんだか自由に振舞って司会のお姉さんがストップすることがありました。
「なにをしていたかというとね、いまオペラで見ている人を見返したらどうなるかなと思ったの。
そしたら「え、わたし?!」みたいになってオペラをおろしたから、やっぱり気づくんだなって」
そりゃあそうですよ。オペラ越しに目があったら自分の目で確かめたくなりますよ。
るりかちゃんのこの話を聞いて会場のあちこちでオペラグラスが上がりました。もちろんヴィスタリアもオペラを上げちゃいました。
「いまオペラたくさん上がったー」とるりかちゃんもうれしそうにされていました。
2003年月組「シニョール・ドン・ファン」初舞台のロケット
あの89期の自慢のかわいいお衣裳のロケットガールのるりかちゃんが映し出されると「え゛ーっ」と心底嫌そうな悲鳴を上げておいででした。
「ファン時代が長かったので自分が舞台に立っていること、口上を言っていることが信じられなかった。
ロケットでは一瞬だけ2人だけで踊るピックアップメンバーに選んでいただけて。
そのロケットで「チャオ」と言うので稽古場で1人ずつ言って上級生の方に見ていただいて、キングが一番おもしろかった」
89期のロケットのかわいい自慢はいろんなところで聞きように思います。
七海ひろきのお兄様が「この16年間、初舞台生のロケットを見ているけれどかわいさはどこの年にもまだ負けていない」と言っておいでだったのが印象的です。
2008年星組「アンナ・カレーニナ」カレーニン
研6のターニングポイントになったお役です。
「ほっぺがぷくぷくじゃないですか。
今はなくなってしまったんですけど。あ、削ってるわけじゃないですよ」
「この頃まではもがいて苦しい時期だった。これ以上がんばっても役がつかないのかなと思ったり…。
他の組で活躍している同期が羨ましかったり。
自分ではこれが最後のチャンスくらいに思ってオーディションを受けてがレーニン役に選ばれたのでうれしかった。
努力したものは後からついてくるんだなと思えるようになった」
こういう悔しかったりもがいた時期のことを直接聞いたのは初めてだったかもしれません。
いろいろなことがあって、いまるりかちゃんは2番手スターになられているんだなと感じ入りました。
2009年星組「太王四神記」スジニ
初舞台のロケットに続いて「え゛ーっ」が出ました。
司会のお姉さんに「本公演で初めての大役でしたが」と振られると、難しい役だったとお話されました。
「毎日小池先生に怒られてばかりだった。女の子だけれど男の子っぽさもあり難しかった。
柚希さんに恋をしていて振られてしまうんだけれど、その乙女心がなかなか理解できないために居残りになってしまった。
その場面に柚希さんはもちろんのこと、組長さんや(万里)柚美さんも出ているから皆さんに残ってもらうことになってしまった」
「フィナーレだけは男役で出られるのがうれしくて、自分はこんなにも男役が好きでやりたいんだと思った」
2011年星組「オーシャンズ11」リビングストン
次の宙組大劇場公演で再演されるオーシャンズ11。
「宙組で再演されるということでリビングストン役の瑠風さんとお話しました」
「集合日に本読みをするのですが本読みでラップを歌うというト書きがあり、ラップなんでしたことないしどうしようかと思った。
でもここでしないと役を下されるかもしれないと思って必死で自作のラップをしたら星組のみなさんが手拍子をしたり拍手をすてくれた」
タカラジェンヌの厳しさが伺えるなあと思いました。役の変更などあったりするんでしょうか。
2012年月組「ロミオとジュリエット」マーキューシオ
月組への組替え後最初の作品でした。
「再演ということで比べられるものもあるし難しかった。オリジナリティは出したいし、でも役の芯は変えることができない。
初めてフィナーレの歌手で銀橋を1人で渡り、初日は脚震えた」
「拍手をきいたとき月組に歓迎してもらえているんだと感じた」
2017年「グランドホテル」オットー・クリンゲライン
るりかちゃんにとって大切なお役で熱を込めてお話されていました。
「涼風真世さんが大好きで、さよなら公演のガードしていた。青春だった。
その涼風さんの退団公演の役を自分がやり、今度は客席から涼風さんが見てくださっているというのは、奇跡のような出会いだった。
自分がオットーになってしまうんじゃないかというくらいのめり込んで演じた。
またこの「グランドホテル」はこのときの月組でないとできない公演だった」
ヴィスタリアは残念なら映像でしか見ていないのですが、るりかちゃんのオットーが大好きで、このときの月組の「グランドホテル」が大好きなのでジーンとしてしまいました。
2017年ディナーショー「Razzle」
ここで毎回恒例、るりかちゃんのお世話してくださっている光月るうさんのお話がありました。
「上級生のディナーショーには何度も出させていただいたけれど、いざ自分のやりたいことを1時間にまとめるのは大変だった。
光月るうさんにも出ていただいて。上級生に出ていただくなんて贅沢だなあと思ったんですけど。
あ!るうさん。そうだ、るうさんからみなさんに「よろしく」と伝えてくださいと。みなさん、るうさんにお手紙書いたり差入れされているんですって?
その度にるうさんが「お世話しています」って報告してきます」
るうさん、ありがとうございます。
るうさんの舞台も男役も大好きです。
そしてるりかちゃんのお世話をして仲良くしてくださっているお話も大好きです。
その他のスライド
ヴィスタリアの記憶の容量が限界で一言二言だけですがご紹介します。
◆新人公演主演「ハプスブルクの宝剣」
最後の新人公演が初めての新人公演主演でした。
「新人公演に主演したいという思いがあり、やっと叶った。歌も多くて初めての主演でとにかく必死だった」
◆2011年星組「メイちゃんの執事」柴田剣人
「進まない自転車に乗ったのが思い出です。漫画原作のを舞台化するおもしろさがあった」
◆2011年星組「天使の梯子」ビングリー
「組替え前最後の作品で、他にも星組から組替えになるメンバーが揃っていて、寂しい寂しいと言っていた」
◆2013年月組「ME AND MY GIRL」ジェラルド、ジャッキー
「カチャ(凪七瑠海)との役替わりでいろいろと苦労があった。
ジャッキーとジェラルドも混乱して稽古場でお互い出す手が男役の手でぶつかったりした」
◆2014年月組「THE KINGDOM」ヘアフォール伯爵
「(ミーマイの話に続いて)カチャとの主演で、カチャと皆と夜遅くまで話し合って作り上げた」
◆2015年「1789」アルトワ伯
「気持ちのいいくらいの悪役でやりやすかった。楽しかった。
自分の個性だったり得意とするものが明確になってきたころです」
◆2016年「アーサー王伝説」モーガン
「また女役?多いね。それだけやっているっていうことか。
アルトワ伯の引き出しが役に立った。すごいヘアスタイルですけれど、こういうデザインだったんですよ」
スライドとお散歩の話は以上です。
まだまだ続きます! 長いですけれどついてきてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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