考えたこと

宝塚には脇役・老け役・いびり役も必要なのに 専科を憂う

おはようございます。
宝塚ではない趣味で遠征中のヴィスタリアです。
 
月組「エリザベート」のキャストボイスで、たま様(珠城りょう)が「月組生のみでお届けする『エリザベート』、皆様の期待にお応えできるよう精一杯頑張ります!!」というコメントを寄せられていました。
 
「グランドホテル/カルーセル輪舞曲」「All for One」「カンパニー」と専科からの出演がありましたから、この「エリザベート」はたま様がトップになってからの本公演で初めて月組生だけで演じる公演になるわけですね。
 
というわけで今日は専科をからめて、舞台を支える生徒さんについて考えてみました。
rawpixel / Pixabay
 
先日、俳優の菅井きんさんがお亡くなりになったことをニュースで知りました。
ご冥福をお祈りいたします。
 
ヴィスタリアはNHKのニュースで訃報に接したのですが、菅井きんさんの生前のインタビューで印象的な言葉がありました。
 
菅井きんさんは自分の俳優業は「脇役・老け役・いびり役」だと若いうちから思っていたそうです。
「俳優になると決めたら父親に”美人がやるもんだ”と言われたから、自分はそういう役をやろうと思った」んだそうです。
 
そして菅井さんが40歳で演じた老け役の映像が流れましたが、とても40歳には見えない見事な演技でした。
 
そしてヴィスタリアは思ったのです。
「宝塚歌劇もスターだけでは公演できない。脇役、老け役、いびり役ができる生徒さんが必要だ」と。
 
 

宝塚歌劇はアイドルのコンサートではない

アイドルのコンサートや公演なら、全員が”主役”、あるいは全員が路線、きれいな役でも成り立ちます。
 
しかし宝塚歌劇はそうはいきません。
脇役、老け役、いびり役がいなくては成立しません。
 
だって、スターさんだけだったら「風と共に去りぬ」のマミーは?「エリザベート」のゾフィーは?
「メランコリック・ジゴロ」のフォンダリは?
誰が演じるというのでしょう。
 
また、そういった役ができる生徒さんの演技のたしかさ、表現の深さが宝塚のレベルを上げているのではないでしょうか。
 
脇役で、ヴィスタリアが実際に観劇して印象に残っているのが 美城れん さんです。
 
星組「ガイズ・アンド・ドールズ」を観劇したとき、ヴィスタリアは数年ぶりの宝塚観劇で生徒さんのお名前は主要な4人しかわかっていなかったのですが、すぐに覚えた生徒さんがいました。
 
美城れん さんです。
ナイスリーの演技があまりにもうまくておもしろくて「宝塚にもこんな芸達者な人がいるのね」と思い、美城さんがいると自然と目で追ってしまいました。
 
フィナーレでは美城さんに一段と大きな拍手が送られていました。
もちろんヴィスタリアも心からの拍手を送りました。
 
月組再演の「ガイズ・アンド・ドールズ」を観劇していたこともあって、ナイスリーという役をこういうアプローチで演じることができるんだと思いました。
 

なぜ専科さんが減っていく一方なのか

専科の生徒さんは、組で活躍した上級生が異動するイメージがあります。
(ここでいう専科は新専科制度ではなく従来の専科です。)
 
しかし最近は専科に行く前に、組の芸達者な生徒さんたちが退団していってしまうようにヴィスタリアは思います。
 
愛され、退団が惜しまれるのはトップスターや路線のスターさんだけではありません。
 
先日大劇場を卒業された花組のタソさん(天真みちる)、卒業を発表された宙組のかけるさん(風馬翔)を惜しむ声が多さといったら。
おそらく、ご本人たちが思われた以上に「やめないで」という声は大きいのではないでしょうか。
 
ヅカファンとしては勝手なものでずっといてくれるような気がしてしまうので、なおさらショックに感じるのかもしれません。
 
その生徒さんたちが第二の人生のために前向きに卒業されるのなら引き止められませんし、応援し卒業後の変わらぬ活躍を祈るだけです。
 
しかしもし、劇団に居続けるのが辛かったり、なにかを諦めて卒業していくのであれば、それは損失ではないですか。
生徒さんにとっても宝塚歌劇にとっても。
 
卒業の理由はわかりませんが、このブログを始めてたった3ヶ月もしないうちに たそさん、すーさん(憧花ゆりの)、かけるさんとずっと居てほしかったと願わずにはいられない生徒さんの退団が続いています。
 
路線のスターさんに限らず、いろいろなタイプの生徒さんが長く活躍できる宝塚歌劇であってほしいのです。
そして上級生となり組を支えた後、専科にうつっていろいろな公演に出演してすばらしい芸を見せてほしいと願うヴィスタリアでした。
 
 

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