こんばんは、ヴィスタリアです。
はなちゃん(華優希)のスペシャルライブ「華詩集」の配信の夜の部を視聴しました。
ヴィスタリアの独断と偏見と偏愛に満ちた、ふわふわした感想でセットリストなどに盛大に触れています。
なぜふわふわかといいますと、昨日「華詩集」初日を観て胸がいっぱいのところに
今日は昼に月組「桜嵐記/Dream Chaser」をSS席で観て夜が配信で頭と感情の処理が追いつかないんです。
そんなわけでふわっと参ります。
華優希「華詩集」セットリストのヒロインたち
華詩集のセットリストはこちらです↓
花詩集「花詩集」
オリヴィアの幻覚「ベイ・シティ・ブルース」
君がそばにいる「仮面の男」
いつか「ロミオとジュリエット」華・帆純
ME AND MY GIRL「同」
シャルム!「同」峰果・帆純・一之瀬
Someone To Watch Over Me
心ブラお嬢さん(美空ひばり)全員
For フルーツバスケット
人生のメリーゴーランド「ハウルの動く城」全員
リメンバー・ミー 峰果・帆純
お前の水車「ポーの一族」華・一之瀬
約束「邪馬台国の風」華・峰果
馬車にて「CASANOVA」全員
限りある時を「CASANOVA」華・帆純
はいから極道「はいからさんが通る」全員
Endless Love
清く正しく美しく
詩集をモチーフにうまく使いながら、オープニングの2曲のあと
「華優希が憧れた娘役たちの曲です」とはなこちゃん(一之瀬航季)が紹介して歌ったのがオリヴィアの幻覚(ベイ・シティ・ブルース)でした。
これは永遠の贔屓ヤンさん(安寿ミラ)の相手役森奈みはるちゃんが演じた役です。
「ベイ・シティ・ブルース」は小池先生のオリジナル作品で、雪組「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」の祖先のような作品だと思っています↓
「ハムレット」を下敷きにした話なのでオリヴィアとはオフィーリアのこと。
はなちゃんはジュリエットとオフィーリアの2人のシェイクスピア作品のヒロインをセットリストに入れたんですね。
昨日会場でセットリストにこの曲名を見つけたとき叫びたいくらいうれしかったです。
(いま書きながら思い出したのですが、昨日はなちゃんがご挨拶で
「変な自信があって緊張しないと思っているのですが…ちゃんと緊張させていただいます」
と言っていたのがとてもかわいかったです)
はなちゃんは今日も相手役のみりおちゃん(明日海りお)とれいちゃん(柚香光)のとっておきのエピソードをお話して
幸せのおすそ分けをしてくれました。
(明日海さんについて)
宝塚では卒業するときに草履を履いて大階段をおりる練習をするのですが、思い思いの格好でおりていらっしゃっる。明日海さんは白の学ランで死ぬほどかっこよかったじゃないですか。
で、終わった後、「はなちゃん」と呼ばれて、第2ボタンを引きちぎって、渡してくださったんです。
(柚香さんについて)
「はいからさんが通る」のデュエットダンスでつけている結婚指輪を渡したエピソードを知りたいとよくお手紙でいただくのですが、柚香さんにもご許可もいただいてきました。舞台稽古の小石川の桜が咲いている場面で、突然柚香さんに「これつけてみて」と指輪を渡されてた。
そのときは動転しすぎてうまく答えられなくて、(ぎこちなく)「ありがとうございます」と言ったんです。その指輪のサイズがちょっと大きかったんです。でもサイズは我らの技でどうとでもなるんですね。
柚香さんが「ちょっと大きかったね」と仰って、次の舞台稽古でぴったりのサイズの指輪を用意してくださって。
(2つめの指輪は)柚香さんの化粧前で柚香さんにつけていただきました。
これ以上のときめきは無い!
たしかに最高にときめきます!
と同時に、れいちゃんが相手役のはなちゃんを大切にしているエピソードを披露していいとOKしたのは、
逆にはなちゃんは自分の相手役という強烈なアピールでもあるのでは…と思いました。
帆純まひろのロミオとジャコモ
このブログやtwitterをよくご覧いただいている方はご存知かと思いますが自分は帆純まひろくんが好きで花組を観劇するとき大注目しています。
2月にマイティー(水美舞斗)のスペシャルライブ「Aqua Bella!!」を観に行ったとき、
歌も男役としての見せ方や決め方、「こうありたい」という表現に格段の進化を見た思いでした。
今回はさらにかっこよくなられていてマスクの下で悲鳴を上げてました。
歌うまなとわくん、はなこちゃんと伍して歌っている……とは言いませんが、
Aqua Bella!!のときより歌唱も研鑽されているのがわかりました。
特にうれしかったのがまひろくんが宝塚おとめのやりたい役に挙げている
「ロミオとジュリエット」のロミオを聞くことができたこと、
そして新人公演で主演した「CASANOVA」のジャコモ・カサノヴァと再会できたことです。
新人公演のときは一生懸命さが先にあって「がんばれ!」と思いながら当日券で取れた立ち見席で観ていたのを思い出し、
いまの表現も心情も深くなったまひろくんのジャコモを見ていることが感慨深かったです。
どちらもはなちゃんのデュエットで、今回こうしてスペシャルライブという舞台よりも誓い距離で拝見して、
華優希という娘役は組んだ男役さんを幸せに見せてくれるということを強く思いました。
こんなに柔かくて幸せそうで、愛に満ちた表情をされるんだ…と思い、はなちゃんが引き出しているんだなあと思ったのです。
まひろくんに限ったことではなく、
はなこちゃん(一之瀬航季)も峰果とわくんもすごく幸せそうで、
視線からも指先からもはなちゃんへの愛があふれているようでした。
新人公演が中止になってしまったはなこちゃんが「自分しか経験していないことを宝塚歌劇にお返ししたい」とお話されたこと、
はなちゃんがいまのエンターテインメント界や宝塚の厳しさとこれまでの苦難を乗り越えてきた先輩方やファンの愛に触れてくれたことに特に胸を打たれました。
最後の曲が「清く正しく美しく」で、初日にはなちゃんがこんなお話をされていました。
音楽学校の吉田優子先生の授業で歌詞の一つひとつの意味を勉強して、なんて素敵なんだろうと思った。
言葉も美しくて、まさにその通りだと思って…。ずっとこうありたいと思っていましたし卒業してからも大切にしたい。
娘役としてどんな男役さんも素敵に見せてくれて、トップ娘役として相手役のみりおちゃんとれいちゃんに寄り添って、
かつタカラジェンヌであることにまっすぐ向き合っているはなちゃんの姿勢に心から拍手を贈りました。
どなたかSNSで「華優希のいるところが宝塚」と仰せで、
その意味がこのスペシャルライブを見てわかったような気がします。
今日は宝塚ではなちゃんの、
東京であきらさん(瀬戸かずや)のスペシャルライブが千秋楽を迎えました。
どちらも観客のいる会場で開催できたことがこれ以上なくうれしいです。
お2人が卒業される東京宝塚劇場公演も大千秋楽まで無事に、観客のいる劇場で完走できますように。
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