星組

アイドル文化と宝塚歌劇の出会い

こんばんは、ヴィスタリアです。

アイドル文化と宝塚歌劇と出会う 小柳先生とヒャダインさんの対談

星組「GOD OF STARS-食聖-」の演出家小柳先生と楽曲提供をされたヒャダインさんの対談が劇団のサイトにアップされました。 

非常に興味深く読みました。

まず最初に、ヒャダインさんの宝塚歌劇を見る前に抱いていた先入観と見た後の率直な感想にヅカファンになっていくときの自分を重ね合わせて共感しました。

いざ観劇してみると、もうメチャメチャに楽しいエンタテインメントでした。男役はひたすら格好良く、娘役はとにかく可憐で。
他では感じることのできない感情というか、なんだか宇宙を漂っているみたいな気持ちでしたね、“これは一体…?”と(笑)。
観終わった時には“タカラヅカ最高!!”となっていました(笑)。

すべての文章にうんうんと深くうなずきました。

チケットの取り方もよくわからないところからいざ一歩足を踏み入れてみるとそこに広がる宝塚歌劇という唯一無二のすばらしいエンタテインメントがあり、それは果てなく広がる宇宙よりも広くどんな沼より深いとヴィスタリア自身が実感しています。

ヒャダインさんがどんな曲を提供されたのか、劇場で聞くのもとても楽しみです。

というのもヴィスタリアは一時期48系アイドルグループのファンをしており、そことは別グループではありますがヒャダインさんが前山田健一名義で楽曲提供をされていたももいろクローバーZも大好きだったんです。

そしてまたこのインタビューで小柳先生がご自身の夢と仕事を見事に融合させている姿がきらきらと眩しかったです(よい意味で)。

小柳先生のこれまでのキャリアがあってこそ実現したことであり、SNSなどで観劇された方の感想を見ていると「GOD OF STARS-食聖-」はぶっとんでいて(もちろんいい意味で)非常におもしろそうなんです。

演出家の夢により完成された舞台が独りよがりなものであれば「舞台も出演者もおもちゃではない」という怒りやら悲しみやらがこみあげますが、
観客と出演者にプラスなものを提供するのであれば演出家という作り手の夢もすばらしいエンタテインメントを生み出す大きな原動力になると思うのです。

小柳先生のこの言葉を読むと、星組の関係性のよさ、底力を感じます。

つくり込むうちに、どんどん細かくなってしまいました(笑)。
でも、すべてを私ひとりでつくるとなると大変だったと思いますが、一人ひとりが普段積み重ねてきたものを生かして、自主的にやってくれましたので、とても助けられました。

それを引き出す大きな要素としてヒャダインさんの楽曲があるのかと思うと期待せずにはいられません。

またかつてヅカファンから48系アイドルグループのファンになった者として宝塚歌劇団の仕組みをアイドルの世界に活用されるのを見たのとは逆に、
違うグループではありますがアイドルの文化が宝塚歌劇に流入する現場に立ち会っているのがわくわくします。

ヒャダインさんも私も、もともとハロプロ(=女性アイドル集団「ハロー!プロジェクト」の略称)が大好きですが、実はハロプロの楽曲からヒントを得ています。
2グループが別々に歌っている楽曲を重ね合わせると、一つの楽曲ができ上がる、というものです。
劇中に登場する2つのアイドルグループ“パラダイス・プリンス”と“エクリプス”の曲で、同じことに挑戦してみたいと、ヒャダインさんに打ち合わせでお伝えしていました。

ショーでアイドルグループ的な場面があったりアイドルの曲が使われるのはヴィスタリアはわりと淡々と見ているのですが、より一歩踏み込んだアイドル文化と宝塚歌劇の融合が見られるのは楽しみです。

アイドルグループは宝塚歌劇団を大いに参考にしているところもありますが、逆にアイドルの文化が宝塚歌劇に流入しているのでは?と思うこともあります。

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ヒャダイン氏と小柳先生のタッグにより宝塚歌劇の新たな可能性が広がることにつながるのではないでしょうか。

アーティストの楽曲提供と宝塚歌劇

今回ヒャダインさんが新曲を提供されていますが、過去にも宝塚歌劇に楽曲提供されたアーティストがいらっしゃいます。
わかる範囲で調べてみました。

すべてを観劇しているわけではなくネットから拾った情報ですので、お気づきの点がありましたら教えていただけたら幸いです。

アーティスト名作品名「曲名」上演(年・組)
松任谷由実PUCK「ミッドサマー・イブ」1992年月組
谷村新司エールの残照「風のシャムロック」1994年月組
アルベルト城間ボレロルージュ「情熱の翼」1998年月組
米米CLUBハイペリオン 主題歌1999年花組
高見沢俊彦BLUE MOON BLUE 主題歌2000年月組
河村隆一花舞う長安「愛にただよう水蓮の花」2004年星組
YoshikiTAKARAZUKA舞夢!「世界の終りの夜に」2004年花組
上妻宏光MAHOROBA2007年月組
Revoランスロット 主題歌ほか2011年星組
宇崎竜童My Dream TAKARAZUKA2014年雪組

ヴィスタリアが印象に残っているのは宝塚歌劇を知ったころに映像で見た「ミッドサマー・イブ」「風のシャムロック」、そして第一次ヅカファン時代にリアルタイムで見た「ボレロルージュ」「BLUE MOON BLUE」です。

「風のシャムロック」は七海ひろきさんがディナーショーのセットリストに入っていたのでスカステ放映を見られるのを心待ちにしていますし、
「ミッドサマー・イブ」はかなめさん(涼風真世)のアルバムで聞いて癒されています。

「ボレロルージュ」はマミちゃん(真琴つばさ)の作詞ということで一層印象に残っていますし、このときの月組が大好きで、「BLUE MOON BLUE」もどちらもいいショーなんです。

次々と新作と名曲が生まれる宝塚歌劇でヒャダインさんの曲と小柳先生のアイデアがどのような新風を巻き起こしたのか、ヴィスタリアは東宝組なので観劇できるのはずっと先ですが、観劇するのが待ち遠しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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