映像の感想

NOW!ZOOM ME!!すべてが幸せの極み

こんばんは、ヴィスタリアです。

ライブ配信で雪組「NOW! ZOOM ME!!」を視聴しました。

いつもの独断と偏見と偏愛に満ちた感想で、内容やセットリストに触れています。

NOW! ZOOM ME!!が最高に楽しかった

今日のCパターンのライブ配信が初見になるので各メディアの記事も写真も観劇された方の感想もうっすら遠目に見ていたのですが、
凪様のカレイドスコープとかカタカナのノゾミとか入ってきた断片的な情報「???」と思っていたものがわかってなるほど…と思いました。

以下、各場面ごとに印象的だったことを書いています。

◆プロローグ NOW! ZOOM ME!!
あの発表時に度肝を抜かれたポスターの衣装でのぞ様(望海風斗)が登場しました。

ポスターはビジューや手袋、メイクがいつもと違って驚きましたが舞台で見るとしっくりきます。

大劇場がライブ仕様の派手派手なセットできらっきらしているのも高まりました。

のぞ様はじめみなさまメイクがいつもよりナチュラルテイストだったり通常の公演のときとはまた違うなのも新鮮でした。

2曲目だったか上手でのぞ様が娘役さんを率いて、
下手であゆみさん(沙月愛奈)が男役さんが率いたのが映ったときぐっときました。

89期のお二人が並んだり踊ったりするとうれしくなってしまいます。

今日は89期のカイちゃん(七海ひろき)も配信をご覧の予定とか。

再会の場が宝塚大劇場になったことをうれしく思います。

(中略)映画館のみなさまはペンライトを振ったりタオルを首にかけて楽しんでいただけたらと思いますし、
ライブ配信の方はおうちでひゅーひゅー言っていただけたらと思います 。

ヴィスタリアは自宅でライブ配信だったのでのぞ様のお許しもあったことですし
「きゃー」とか「ひゃー」とか言いながら楽しんでいました。

(そして本当に悲鳴を上げることになりました。)

◆OH! MY IDOL!!
凪様のスーツにハットがかっこよくて、
後ろの巨大スクリーンに万華鏡のような映像と凪様が大写しになっていて迫力に驚きました。

今回のちょっとサイドを刈り上げ風にしている凪様のヘアスタイル、かっこよすぎませんか。

しかもダークカラーのシャツなのがまたよくて、途中でジャケットとハットを脱いで1場面で2度おいしい場面でした。

この後登場したのぞ様のスーツにハットもこれがまたシャツなら何からダークカラーでかっこよかったです。

スーツの色味から「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」の卒倒するほどかっこよかったプロローグを思い出しました。

◆ZOOOOOM! STAR!!
のぞ様「ラ・エスメラルダ」の「ウィンクでさよなら」が聞けてうれしかったです。

このショー、好きすぎて配信を買ってリピートしているんです。

「ラ・エスメラルダ」の実況CDも探しているのですがなかなか見つからなくて…いつか出会えるといいのですが。

またダーティーLEOことカリ様(煌羽レオ)の美貌にあの髭が反則ではないですか。かっこよすぎます。

しかも手袋が赤のベロアというのが派手で妖しくてよかったです。

髪の毛をピンク寄りに染めていて、これがまたカリ様によくお似合いでかっこよかったです。

◆OLE! BUBBLY!!
舞台奥の大きなスクリーンに次々と生徒さんが映ってIDカードをかざしてお名前と曲名がわかるのは親切でいいなあと思いました。

まだまだ組子のみなさまを瞬時に見分けられるところまでいかないのでありがたいです。

このバブリーな凪様、ド派手なファーに柄シャツ、特に帽子が似合いすぎて最高です。

しかもライブ配信では凪様のウィンクが大映しになって拝みました。

「愛は勝つ」のソロは歌唱力がぐっと上がったのを感じ、劇場で聞くのが待ち遠しくなりました。

真っ赤なコートに大きなサングラスのあゆみさんが美人でかわいかったです。

愛すみれちゃんのモコモコのブルーグレイのジャケットもバブルを感じ、
髪型の再現度が最高だと思ったのがなーこちゃん(羽織夕夏)の巻いた前髪です。

もちろん安定の歌声にも楽しませていただきました。

しかしバブルの曲は生徒さんも知らない世代がほとんどかと思われますが、客席側の知っている世代は楽しいかもしれませんが、
生徒さんはどうなんでしょう。懐メロのカラオケ感覚なのかしら?

いつまでも聞いていたいと思ったのがのぞ様アン・ルイスの「あゝ無常」です。

アン・ルイスといえば花組「Dream On!」「六本木心中」を熱唱した飛龍つかさくんがこの曲を知らなかったというエピソードを思い出し、
今回もきっとそんなことがあっただろうなあと想像してしまいました。

◆MAGICAL REVIEW
イリュージョンの場面です。
バブルから「ルパン三世」でつないで場面が変わるのは流れが自然でよかったと思いました。

野々花ひまりちゃんの真っ赤なドレスとロングヘアが不二子ちゃんのようでかわいかったです。

◆I LOVE YOU
そこから黒燕尾になって「小雨降る径」「Akatsuki」(アプローズ・タカラヅカ)の2曲をたっぷり堪能しました。

「小雨降る径」は黒燕尾では新鮮で、ここの振付がすごくいいなあと思ったらみつえ先生(若央りさ)でした。

のぞ様を中心に凪様カリ様が並んで最高にかっこよかったです。

カリ様がうんと大きな黒っぽいカフスをつけているのがちらりと見えた気がします。

しかも娘役さんが燕尾のダルマで最近なかなか見ないのでうれしくなりました。

白燕尾やハットにケーンという王道中の王道が好きで、男役さんも娘役さんももっと見たいと常々思っているのが叶いました。

◆FCITION-106年雪組アヤナギ先生-/◆U-TURN
2幕に入りまして、アヤナギ先生とこの場面の脚本にはいろいろな意味でびっくりしました。

ところでなぜこの記事にプログラムの場面をせっせと書いているかというと、頭文字を並べてみていただきたかったからです。

望海風斗と真彩希帆というゴールデンコンビ

今日は大劇場の千秋楽ですがまあやちゃん(真彩希帆)にとっては初日でもあります。

◆TEAM NOZOMI
まあやちゃん(真彩希帆)が白いドレス姿で登場し、天使の歌声で「You raise me up」を歌い、がらりと雰囲気を変えてくれました。

映像であっても湛えている品と美しさ、オーラがわかります。

続いて「輝く未来」では曲の途中からせり上がってきたのぞ様の白いお衣装が花婿さんで
だいきほのウェディングのようなデュエットは耳から幸せで溶けるかと思いました。

しかものぞ様まあやちゃんを後ろから抱きしめて、
ライトが消えるまですごくうれしいそうに揺れているのがまた幸せすぎました。

きっとふだんの本公演のデュエットは見ることはできなかった光景でしょう。

またトークに入ったとたんまあやちゃんが感極まって涙を流しているのに、
先日のライブ「La Voile」が無観客だったので久しぶりのお客様のいる劇場であることを強く感じ、こちらも泣きそうでした。

のぞ様が「幸せなデュエットがほとんどない」とお話されていて、そう思うとこのだいきほのデュエットが沁みます。

ああ、もう一度、いえもう何度だって見たい!

また組子数人とのぞ様のトークのなかでたっちー(橘幸)が証言しただいきほのエピソードが最高でした。

まあやちゃんと呼ぶのはのぞ様だけ。

上級生はきぃちゃんと呼ぶし下級生は真彩さんと呼ぶ。

生徒さん同士でどう呼び合っているかのとてもエピソードがとても好きなのですがそのなかでも最高のエピソードを聞けました。

まあやちゃんが「宝塚おとめ」の相性の筆頭に書いているのはまあやです。

本当にだいきほはよきトップコンビでありのぞ様の隣にまあやちゃんがいてよかったですし、
まあやちゃんの隣にいるのはのぞ様を置いていないと思いました。

だいきほエピソードを聞いているうちにのぞ様がデレデレに溶けていると思ったら、
まあやちゃん「どこから声が出ているのか聞いた。すごい発声だから」というのにはっとしました。

雪組本のインタビューでも下級生であるまあやちゃんの歌声へのリスペクトを感じるお話がありましたが
学年の離れている相手役さんへのその眼差しにのぞ様のお人柄を感じます。

この場面はセットリストがわかりました↓

・You Raise Me Up (真彩)
・輝く未来(真彩・望海)

・ランベス・ウォーク「ME AND MY GIRL」
・私が踊るとき「エリザベート」(望海・真彩)

・SUPER VOYAGER!
・Music is MY Life (望海 弾き語り)

◆リクエストから◆
・ひとかけらの勇気 「スカーレット・ピンパーネル」

・かわらぬ思い 「ブラック・ジャック-危険な賭け-」

・愛の旅立ち 「ザ・レビューⅢ」

「輝く未来」の幸せいっぱいのデュエットから一転「ランベス・ウォーク」「私が踊るとき」は
役の気配をまとってがらりと雰囲気が変わりました。

そして永遠の贔屓ヤンさん(安寿ミラ)「かわらぬ思い」のぞ様が歌ってくれるなんて夢のようでした。

原点の曲「ハイパー・ステージ!」に大感激

◆OWNER’S SONGS
次の場面では「かわらぬ思い」以上の衝撃が待っていました。

「かわらぬ思い」は昨年のタカスペのリクエスト曲にも入っていて自分もリクエストをしたのでまだ予想がつくものだったんです。

フィナーレのセットリスト(宝塚メドレー)です↓

・ENDLESS DREAM「BLUE MOON BLUE」

ハイパー・ステージ!

・BLUE ILLUSION「BLUE MOON BLUE」

・夢は世界を翔けめぐる

・ミレニアム・チャレンジャー

・Joyfull!!

「BLUE MOON BLUE」紫吹淳さんが好きだったこともあってどはまりしたショーなのでのぞ様の美声で聞けて大感激していたのですが、
これはNOW ON STAGEでもお話されていたので心の準備ができていました。

しかし次のイントロが流れた瞬間言葉にならない悲鳴を上げてしまいました。

よかったです、ライブ配信で、1人で。
劇場だったら声にならない声を漏らさないよう必死になっていたでしょう。

「ハイパー・ステージ!」はヴィスタリアにとって原点の、大切な大切な曲なんです。

20数年前にたまたまNHKで録画した花組「冬の嵐/ハイパー・ステージ!」を見て
ヤンさんのかっこよさと美しさに一目惚れし、宝塚歌劇のすばらしい舞台に夢中になったんです。

以来ブランクを挟みながらもいまだに夢中な日々は続いています。

それをいま、のぞ様が、雪組生が歌って踊っているなんて、こんな最高の夢が現実になるなんて…泣いてしまいました。

歌詞もすごくよくて元気がほしいときはよく聞いています。

変わりゆくもの そして変わらないもの
本当に大切なものを 探す旅に出ようよ いま

くずれゆくもの そして愛すべきもの
本当に大切なものを 探す旅に出ようよ

しかも衣装がかなり攻めていてちょっと宇宙っぽいテイストもあって、今回のNOW! ZOOM ME!!の衣装に合っていたのもたまらなかったです。

89期がファンをしていたときと自分の第一次ファン時代が重なるので今までもトークなどで懐かしい作品を聞いては「一緒だ~」と思っていましたが、
まさかハイパー・ステージ!を選曲してくれるなんて最上の夢です。

すばらしい夢をありがとうございます。

人を幸せにするのも元気にするのも人 望海風斗様のご挨拶

公演中止を挟んでの「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」大千秋楽でののぞ様の涙とすべての重荷をようやくおろせたような笑顔が忘れられないでいます。

このときのぞ様はご自身の心をまっすぐに伝えてくれる方だな…と強く思いました。

今日のライブ配信でものぞ様が始まったときのご挨拶、途中のトークもすごく楽しそうで幸せそうで、
見ているこちらも笑顔になりました。

そして終演後のご挨拶もまた心のままに思いをまっすぐ伝えてくださいました。

なんのお話するんでしょう…(中略)
用意してきたんですけれど、何をみなさまにお話するのか忘れてしまいまして……でも、幸せです。

本当にみなさまが温かくて、当たり前に感じていたことが当たり前じゃなくてみなさえまから素敵な時間をいただいていたんだなと。

これからも全力で舞台につとめてまいります。

言葉につまったとき両隣のまあやちゃん凪様がすっと手を伸ばしてほんの一瞬、のぞ様の背中に触れるようにしたのが印象的でした。

本当に一瞬だったのですがいい関係でありいい組であろうことが自然と伝わってくるようでした。

楽しくて幸せなライブでした。
東京で観劇できるのを心から楽しみにしています!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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