宝塚

花組はいからさんが通る公演再開と新人公演の見合わせ

こんばんは、ヴィスタリアです。

花組「はいからさんが通る」再開と新人公演の見合わせ

今日は星組「眩耀の谷/Ray」の観劇に行っていて、幕間に知りました。

宝塚大劇場花組「はいからさんが通る」が公演を再開します(劇団のお知らせ)。

体調が回復されて花組生と専科の出演者みなさま全員が元気に舞台に立てるということですね。

よかった…本当によかったです。

おそらく劇団は舞台に立てない生徒さんがいる場合、休演者の名前を公表して公演することは考えていないのではないかと受け止めています。

興行収入は客席半減のところから感染者が出て休演をすればさらに厳しいものになるのは明白ですが、
生徒さんを守るであろう劇団を支持します。

(収益確保をどうしていくのかは考えていかないといけないことではありますが、
それはまた別の道を探るのでは?と思ってます)

新人公演がなくなってしまう

大きなショックだったのは
感染予防のための更なる取り組み強化として新人公演が見合わされる
ことです。

○公演関係者の体調管理並びにPCR検査体制の強化
公演の開催にあたっては、公演関係者全員の検温及び体調確認を毎日実施し、体調に変化があった場合は、直ちに自主的なPCR検査を行う態勢をとってまいりましたが、
今後は、これらに加えて、出演者等に対する定期的なPCR検査を実施するとともに、軽微な体調の変化にも注意を払い、
公演関係者の体調のケアと早期段階での感染拡大予防に努めてまいります。

○公演の運営における感染予防策の強化
公演の運営においても、出演者の減員や演出の一部変更、オーケストラの録音演奏などの対策を講じてまいりましたが、更なる感染リスクの低減のため、
当面の間、宝塚大劇場・東京宝塚劇場ともに新人公演の実施を見合わせることといたします。

あわせて、宝塚友の会会員様限定特別イベント「ステージトーク」「トークスペシャル」につきましても、当面の間、開催を見合わせます。

○各劇場の販売座席について
宝塚歌劇では、政府や自治体のガイドラインに基づき、座席の最前列席は舞台前から十分な距離を取り、また、感染予防に対応した座席配置を行っておりますが、
改めて各地域の状況や管轄の保健所のアドバイスも踏まえながら、劇場ごと・公演ごとに販売座席を決定し当ホームページにてご案内いたします。

引用元:https://kageki.hankyu.co.jp/sp/news/20200827_1.html

ショックで深い海の底まで沈んでいます。

花組「はいからさんが通る」の新人公演はお稽古をされていたのに、上演目前だったのに…。

大劇場は上演できなくても東京ではできるのでは?と、新人公演の日程がなかなか発表にならないのは前向きに調整してくれているのだと信じていました。

花組「はいからさんが通る」の感染による公演中止が発表になった際も
当初は「代替公演の実施を検討している」と明記されていましたし、
劇団もぎりぎりのまで悩んでの決断だとは思います。

しかし研7以下の生徒さんにとって新人公演がどれだけ大切かを思うと無念で残念でなりません。

どの役だって大切でその後の糧になるでしょうけれど、
長の期を迎えていた100期生、やっと巡ってきた主演、大きな役に抜擢にどれだけのものを懸けていたでしょう。

以前ある若手の生徒さんのお茶会でこんなことをお話されていて胸を打たれました。

新人公演のお稽古が大好きだった。
本公演が終わってからお稽古をするのも好きだった。
命をかけてやっている。

また自分自身も何度か新人公演を観劇しましたが、一度限りの舞台にすべてを懸けている熱量に大感動しました。

一度観に行ったらヤミツキになって、以来必ず新人公演のチケットを申込んだり当日券にチャレンジするようになりました。

本公演とはまた違う視点で作品や役を冷静に、俯瞰するように見ることができて新たな発見があるのも新人公演観劇の魅力でした。

当面の間見合わせとのことですが、再開できる日はくるんでしょうか。

その日まで新人公演で主演しバウホールで主演し、やがて東上作品や全国ツアーで主演して…というスターさんの歩む道も変わることになりそうです。

かつて新人公演は本公演1回につき2回あって別のキャストで上演されていた時代があったくらい重要なもので、劇団も生徒さんも力を入れているものでしょう。

(柴田先生の対談集で知りました。)

また宝塚歌劇というカンパニーが若い、舞台経験年数の少ないキャストのみで成立でしていることの一つにこの若手育成に信じてという舞台公演の実践をもって注力していることが挙げられると思います。

本公演だけではそうそう経験できない舞台経験を積んでいるわけですから。

このまま無くならないでほしい気持ちと、
発表になっていた新人公演の中止がショックで残念でなりません。

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