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トップスター5人の座談会。有村先生の衣裳の世界【宝塚GRAPH9月号】

こんばんは、ヴィスタリアです。

定期購読している宝塚GRAPHの2020年9月号を読みました。

例によってヴィスタリアの独断と偏見と偏愛で特に気になったページについて順不同で記事にしています。

トップスター座談会 超豪華で楽しい神5

のぞ様(望海風斗)の持ち込み企画が実現したトップスター座談会ですが、かつてこのような豪華な企画があったでしょうか。

通常の公演スケジュールでしたらそもそもいずれかの組が公演中であったりお稽古真っ只中で5人が揃うことがまずありませんから、公演中止のいまだからこそ実現した企画でしょう。

各組を率いるトップスター同士お仕事をする機会も多いのか、この立場だからこそ分かり合えるものがあるのか、とっても仲がいいことが伝わってきました。

だって話していることにいい意味で遠慮がなくて、のぞ様の第一声がこれですよ。

まずはさ、フランク・ワイルドホーンさんとコラボしたOne Heart PROJECTの話したいよね!
何ゆえ珠城りょうさんは1人ノリノリだったのかについて。

また7月号の元気の源という生徒さんの自撮り&ステイホーム生活の紹介について、お互いはもちろん相手役さんや組子にも遠慮のない(もちろんいい意味で)楽しいトークが展開されています。

みなさまの飾らないコメントが強烈で楽しくて、7月号を引っ張り出して見直しながら読みました。

そして絶対にこのメンバーでなければ話せないと思ったのがパレードの大羽根についてのトークです。

(望海)まぁ重くて!前後じゃなくて縦の圧がすごいの!

(真風)それすっごくわかります!!(中略)私もお辞儀をするときに前転してオーケストラボックスに落ちるかもって。

一本物で背負うよりもショーの最後の方が大変であることや立ち方のコツなど、大羽根の知られざるエピソードを初めて目にした気がします。

誌面からはテンポよくトークが進んでいるであろうことが伝わってきますし5人ともフランクに話していますが、
非常に限られた、特別なトップスターという存在だけが知っている大羽根のことを話しているというギャップも味わい深いです。

ところで先日宙組全国ツアー「NICE GUY-Sの法則」のカーテンコールでゆりかちゃんが「皆様とS・S・Sの振りをしたいと思います」と
大羽根を豪快に揺さ揺さしながら体を左右に動かしてプロローグの特徴的な振付をキレキレのノリノリでやっているのを見ました。

ゆりかちゃんたま様(珠城りょう)「たまちゃんは余裕だったでしょ」と仰せですが、誰よりも余裕があるのでは!?

またはみだしSHOTのお茶目なショット、純粋に楽しんでいることが伝わってくるお写真の数々もふだんのみなさまとのギャップがあって最高でした。

THE COSTUME 衣装デザイナー有村淳の世界

宝塚歌劇を宝塚歌劇たらしめるのに不可欠な、凝ったゴージャスで美しい衣装の第一人者有村淳先生の充実のインタビューです。
各組の最近の衣裳を解説されていて読み応えがありました。

印象的だったのが「スターさんに助けられている」「役者さんに助けられたと思う衣装」というという言葉です。

繰り返し再演される「エリザベート」はトートだけで100着以上!デザインされている苦労や
「オーシャンズ11」ラスティー/芹香斗亜の薄紫色のスーツの素材の難しさについて語る中で出てきました。

すばらしい衣装は着る人がすばらしくしている面があるのだと思いました。

今回紹介されている衣装で特に印象的なものを挙げています。

◆「BADDY」バッティーズの赤✕ストーンのダルマ
衣装が新調なのか気回しなのかが気になるといいますか、気回しの変遷を辿ったり「この衣裳はあの作品で○○さんが着ていた」と気づけるのが好きです。

新調の晴れやかなおめでたい感じももちろん好きです。

このバッティーズが着たキラキラのストーンがちりばめられた赤いダルマの衣装はその後
星組「Eclair Brillant」のフィナーレ、
そして宙組「アクアヴィーテ!!」ゆいちぃさんが着ていて
いずれも鮮烈な印象があり、初出がどの作品なのか知りたいと思っていた謎がとけました。

「スタイルがよくないと着こなせない衣装」の言に深くうなずきました。

ゆいちぃさんがこれに黒のトゥシューズを合わせ髪を撫でつけていた合わせ方も好きでした。

◆「ロックオペラモーツァルト」ウェーバー家の三姉妹と母親
誌面では「ウェーバー家の四姉妹」と盛大な誤植がありますが、セシリア・ウェーバー/音波みのりは満更でもないかもしれませんね。

この絵画のようなドレスの美しさは最高傑作の1つではないでしょうか。

裾にかけて描かれた花や果実にふわりとかかったチュール、そして「マイセン陶器のような」コルセットはゴージャスかつ美の極致、そしてオリジナリティも感じます。

ことちゃんの衣装は同作のヴォルフガングが紹介されるのかと思いきや「GOD OF STARS-食聖-」のリー・ロンロンの青いコックコートで、
ポスター撮影用に脚本の内容がわからないまま作成し、演出の小柳菜穂子先生からただ「”料理の鉄人”みたいな感じで」というオーダーだったそうです。

写真はありませんがアイリーン/綺咲愛里のピンクのアイドルのような衣装も有村先生の手によるものだったのですね。
これも強烈に印象に残っています。

◆「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」ヌードルスのタキシードとコート
1幕終わりの海辺のレストランでヌードルス/望海風斗が着ていたものです。

コートを合わせ方から舞台上で自分で脱ぐのではなくウェイター役に脱がしてもらうというリクエストをしたそうです。

◆「アクアヴィーテ!!」中詰の白✕ヒョウ柄の変わり燕尾
この中詰の白の変わり燕尾にロングドレス、ハットにケーンという正統派な衣装が大好きなのですが、ゆりかちゃん(真風涼帆)の肩にはヒョウ柄がスパンコールであしらわれています。

「ショッキングピンクという案もあった」とのことですが、よかったです……白で。

もしショッキングピンクだったらものすごいイロモノ感が出てしまったと思いますし、黒燕尾もいいですが白の燕尾服もいいものです。

Cover Special 月城かなと・美園さくら

ここ最近GRAPHの表紙は構図に一捻りあっていいですね。

今月はれいこちゃんが!さくらちゃんの!手をぎゅって!!(←落ち着け)

赤✕白のお衣裳もが健康的な明るさがあっていいですね。

撮影レポではさくらちゃん「おそろっちでしたね!!」と嬉々とすればれいこちゃんがつっこんでいて、さくらちゃんの不思議さが造語にも出ています。

(美園)前回の表紙撮影のときにも、ご一緒させていただいた柚香さんにそう言ったらそんな言葉はない!」って怒られちゃいました(笑)

95期の2人の”れい”の対応もまたよいです。

レポのなかにはのぞ様れいこちゃんが寄り添っているスペシャルな1枚があるのですが、こんな小さな1枚で終わらせてしまうなんてもったいない美×美です。

EX 彩凪翔とA GIRL朝月希和・星南のぞみ

お三方とも色のはっきりした単色が主体のお洋服で登場しています。

濃い青色のジャケットで決めた凪様がかっこよくて、そしてフェイスラインと首筋、そしてヌーディーカラーのリップに目が釘付けです。

凪様は黒、モノトーンのお洋服のことが多い気がするのでうれしいです。

まるで示し合わせたかのように青✕赤がお似合いひらめちゃんとはみだしSHOTで手をぎゅって!!l

筋トレのみならずペン習字、マナー講座にExcel、Wordと本当に幅広いことを勉強中とのことで公演中止のなかの時間を充実させているのが窺えます。

ひらめちゃん(朝月希和)の真っ赤なロングワンピースが目にも鮮やかです。

ワンピースとの調和なのかいつもとメイクを変えているのか(どことはうまく言えないのですが)いつも以上にかわいい!と思いました。

娘役さんは舞台のアクセサリーもイベントごとのお菓子なども手作りされていましたが、練り切りとは難易度が高そうですが、アクセサリー作りのセンスと器用さがあればお手の物のでしょうか。

いつか作られたらInstaGRAPHあたりで拝見したいです。きっと凝った美しい練り切りができあがると思うんです。

りさちゃん(星南のぞみ)は真っ白な肌に紫色が映えます。

以前パーソナルカラー診断をした際、紫が似合うと言っていただいて。
これまではあまり選ばなかった色なのですが、今日は挑戦してみました。

スカイステージのまあやちゃん(真彩希帆)のBrilliant Dreamsであやなちゃん(綾凰華)とカラー診断とショッピングに行った番組のことですね。

これは生徒さんの新たな魅力に触れられ、生徒さんはご自身の魅力を知り、98期の3人があれこれ試着したりわちゃわちゃしているのに和んだいい番組だったと思い出しました。

あきらのMail Box かわいいがたくさん

スターさんが8人を指名してメッセージをやりとりするこのコーナーは意外な交友関係が垣間見えるので楽しみにしています。
組、期を超えたつながりがありますね。

前月号で次号のお知らせにあきらさん(瀬戸かずや)のお名前を見たときから「ご指名してくれたらうれしいなあ」と(勝手に)思っていた方たちが登場していてうれしいです。

それはもちろん”1個上さん”で縁深いのぞ様カチャさん(凪七瑠海)です。

まずのぞ様のことをのぞと呼んでいるのがかわいい。
あきらさんがかわいい(重要なことなので2回言いました)。

いろいろな愛称で呼ばれているのぞ様をいま、このように呼ぶ方は少ないのではないでしょうか。

そしてのぞ様のピュアな返信もお写真も最高にかわいいです。

「蘭陵王」で共演されたカチャさんからの返信もお茶目でかわいくて和みました。

そして大注目しているホッティー(帆純まひろ)をいつもかわいがってくれてうれしい限りですし、
あきらさんのことをよく見ていて大好きなホッティーが「うれしくて瀬戸さんがくださったシャツを着てきました」というのがかわいいの極みです。

その他のページ

一言ずつですが触れさせてください。

◆GRAVEL 真風涼帆
ポートのゆりかちゃんが蠱惑的で吸い込まれそうです。
いままでのゆりかちゃんのポートで一番好きというか、強烈に印象に残りました。

旅のお土産の選び方や家に到着してまずすることに<ゆりかちゃんらしくて納得です。

◆Current 鷹翔千空✕縣千
お2人の飾らなさがちりばめられた対談です。

(鷹翔)音楽学校時代は、私たちはお互い一匹狼タイプだったよね(笑)。

(縣)こってぃは廊下とかで自主稽古をしているとき、眠そうだね(笑)。
(中略)私は本当にガラスのハートだからどうやってプレッシャーを乗り越えているのか知りたい!

一匹狼だったこってぃあがちん、わかる気がします。
眠そうといいますかぽわ~んとしたこってぃのご様子も。

しかし舞台で押し出しが強くて天性のオーラを感じさせるあがちんがガラスのハートとは意外でした。

◆InstaGRAPH
あやなちゃん(綾凰華)「宝塚に来られない方がたくさんいらっしゃると思うので」とうれしくなる言葉とともにムラの風景を載せてくれています。

こういう何気ない一枚に、数度しか行ったことはなくても宝塚の街を思い出せてうれしくなりました。

あいちゃん(小桜ほのか)がどのショットもかわいくてかわいくて、本当にかわいいです。

先月の全生徒さんの自撮りショットでもくしゃっとしたかわいい笑顔を披露していましたが、眼鏡をかけての笑顔が特にキュートです。

盛り沢山で読みごたえのある9月号でした。

次月は公演再開を実感できるレギュラーコーナーが復活しているようなので楽しみです!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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