宙組

宙組「アナスタシア」初日によせて〜ロシア革命と宝塚歌劇

おはようございます。ヴィスタリアです。

宙組「アナスタシア」初日によせて

今日は宝塚大劇場で宙組「アナスタシア」が初日を迎えます。

宙組さん、初日おめでとうございます!

宙組生が一丸となって作り上げる舞台は「El Japon/アクアヴィーテ!!」以来約1年ぶりになります。

できることなら出演者の人数制限なしに、組子全員が元気に同じ舞台に立てたらどんなによかっただろうと思います。

早くその日が来ますように。

夏の別箱公演「FLYING SAPA」「壮麗帝」は
大劇場で花組「はいからさんが通る」が、東京宝塚劇場で星組「眩耀の谷/Ray」が公演中止を余儀なくされた中で
全日程完走できたことに大きな希望を感じていました。

自分が観に行けないとしてもこの世界の、日本のどこかで愛する宝塚歌劇が上演されていると思うだけでうれしかったんです。

さて、先日スタッフさんのページで録音音楽指揮ではなく音楽指揮という表記だったので
生オーケストラでの演奏が復活するのではないかと期待をしていたのですが、
録音演奏であることが発表になりました(宙組宝塚大劇場公演『アナスタシア』について(追))。
ミュージカルということもあり生演奏を期待していたので残念です。

ところで千秋楽のライブ配信・ライブビューイングの発表が先日ありましたが(詳細はこちら

気になる一文があります。

※著作権上の都合により、一部割愛となる可能性がございます。

そんな殺生な…(涙)

せめてライブ配信では割愛となってしまったとしても
円盤化の際にはどうか全編収録してくれることを切に願っています。

宝塚歌劇とロシア革命

宝塚歌劇は西でロシア革命前後のロシア~パリ、東でロシア革命と同時代の日本を描いた作品が同時上演となりました。

花組「はいからさんが通る」のロシア貴族ラリサさんとサーシャ・ミハイロフ侯爵は
ロシア革命を逃れて東京へ亡命し、
また伊集院忍少尉と鬼島軍曹の小倉の連隊がシベリアへ出兵するのもロシア革命後のことです。

舞台作品がこうしてリンクすると世界が広がるようでおもしろいです。

その花組「はいからさんが通る」を連日花組に縁のあるOGさんたちが観劇されています。

蘭寿とむさんと蘭乃はなさん↓

森奈みはるちゃんと白城あやかさんもお揃いで↓

みはるちゃんのブログにはマイティー(水美舞斗)のことがたくさんでうれしくなってしまいました。

そしてこのツーショットを見て「みはるちゃんの紅緒とあやかちゃんの環もかわいくて、美人で、見てみたい」と妄想してしまいました。

これは妄想がとまらず
伊集院忍/真矢みき
青江冬星/安寿ミラ
鬼島森悟/真琴つばさ
藤枝蘭丸/愛華みれ
冗談者の3記者/紫吹淳・匠ひびき・姿月あさと
花乃屋吉次/詩乃優花
……というところまで行きました。

ヤンさん(安寿ミラ)、オスカル様が超美麗だったのであの冬星のロングヘア絶対似合うと思うんですよ。

でも鬼島軍曹の顔に傷に軍服、馬賊の衣装も絶対似合うしヤンミキのシベリアとかもたまらないですね。

さて。話をもとに戻します。

フランス革命を題材にした宝塚歌劇の作品は「ベルサイユのばら」を筆頭に枚挙にいとまがありませんが
ロシア革命と関わりのある作品もいくつかあります。

「彷徨のレクイエム」1981年雪組

「神々の土地」2017年宙組

「ドクトル・ジバゴ」2018年星組

「アナスタシア」2020年宙組

「はいからさんが通る」2017、2020年花組

彷徨のレクイエム」は未見なのですがスカイステージで今月中に何度か放送があるので見てみたいです。

放送日は
11/11(水)15:00
11/17(火)20:00
11/28(土)23:00
です。忘れずに予約をしなくては。

どのような作品なのかを橘涼香さんが詳しく書かれていました(《橘涼香の名作レビュー館》その2『彷徨のレクイエム』)。

また主演のターコ様(麻実れい)は先日旭日小綬章受章を受章するというおめでたいニュースもありました。

ターコさん、なんというお美しさなんでしょう。

スカイステージで放映されるターコさんの作品を見ていると
「もし劇場で観ていたら大ファンになっていたかも」と思うことがあります。

(ヅカ友さんに「もしもリアルタイムで見ていたら好きになったと思う生徒さんは?」と聞かれたことがあって、よく考えるんです。
いま特に思うのは未涼亜希さんです。)

雪組で再演された「はばたけ黄金の翼」初演の映像も見入ってしまいました。

神々の土地」は上田久美子先生の作品のなかで一番好きで映像をリピートしています。

ドミトリー/朝夏まなとイリーナ/伶美うららの舞踏会の思いが迸るようなダンス、
そして”愛している”と言葉にしないやりとりがたまらなく好きでした。

愛でも恋でもない、少し変わった告白シーン3選こんばんは、ヴィスタリアです。 宝塚歌劇では数多の愛と恋が描かれ名セリフ、シーンがあります。 そのなかには「愛」「恋...

大階段の使い方に衣装も印象的な作品でした。

ロシアの貴婦人たちの豪奢なドレスも美しくて、あの何ともいけない袖が好きでした。

アナスタシア」は衣装も楽しみにしているのですが(協賛もついていますし)、
河底美由紀さんが担当されます。

完全に個人的な趣味ですが河底さんの衣装とあまり相性がよくないので(お好きな方ごめんなさい)
どんな感じになるのかしら……と思っています。

ドクトル・ジバゴ」はずっしりと重たい作品で1回視聴したきりですが
大好きなみほちゃん(有沙瞳)のラーラとイシ様(轟悠)の切なさは忘れられません。

またせおっち(瀬央ゆりあ)の金髪と人の変わりようがすごくて強く印象に残りました。

ロシア物と縁が深い宙組がこの「アナスタシア」で
「神々の土地」とリンクしながらも違う形でロシア革命をどのように描くのかわくわくしています。

日に日に寒く空気が乾燥していく中で
宙組生、関係者・スタッフのみなさま、そして客席も元気で無事に千秋楽まで公演できることを祈っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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