こんばんは。ヴィスタリアです。
今日は宝塚歌劇ではなくOG、ヴィスタリアの永遠の贔屓ヤンさん(安寿ミラ)が出演されているミュージカル「タイタニック」についてです。
目次
サザーランドの新しい群像劇「タイタニック」は初演からすごかった
トム・サザーランド氏が演出する「タイタニック」は2015年に日本で初演されました。
初演はものすごいチケット難で、あの三谷幸喜氏がどうしてもチケットを入手せずに苦労しありとあらゆる人が骨を折ったと、さる確かな筋から聞いたことがあります。
ヴィスタリアも初演を見ました。
ヤンさんの出演される公演は後援会にチケットをお願いしていつも良席をご用意いただいて感謝感激なのですが、唯一「タイタニック」初演に関してはあまり…でした。
それだけ公演の人気がすごかったのでしょう。
今回の3年ぶりの再演は梅芸のチケットは完売したものの、東京公演はなかなか完売とはならないようで心配していたのですが各SNSなどを見ていると初日から1週間経って人気がじわじわと上がってきているようです。
舞台の約束事が通用しなかった初演「タイタニック」
初演当時はブログも書いていなければ感想のメモなども残しておらず、ヴィスタリアの容量の少ない記憶を頼りに書いているのですが、とにもかくにも「まったく新しいミュージカルを見た」と圧倒されたことだけは確かです。
宝塚の舞台にはいろいろと約束事があってファンになると展開がわかったり、その約束事が楽しみだったりします。
宝塚以外の舞台、特にミュージカルにもそういう約束事はあるように思います。
何度か舞台を見ていれば、予備知識のない状態でその作品を見ても展開が大体わかったり楽しめたりすると思うのです。
(ヴィスタリアは舞台と宝塚にどっぷり片足を突っ込んでいるのでうまく具体例が書けなくてすみません。)
しかし「タイタニック」初演は予習をしていなかったことを心底後悔しました。
いま目の前の舞台で起きていることが新しく、今まで見たどの作品とも違って、ものすごく集中して見ないとついていけませんでした。
約束事が通用しないのです。
主役がいるのに誰が主役なのかさえわからなくなるようでした。
( 念のため申し添えますが主役の方の演技の問題ではなく演出の話です。)
「タイタニック」に乗船しているすべての人、この悲劇、この物語の流れが主役とでもいうような…そんな舞台だったと記憶しています。
再演は乗船前にあらすじとキャストの予習をしていこう
3年ぶりの再演にあたってどういった変化が起きているのが楽しみです。
演出のトム・サザーランド氏は初演と同じことはことはしないでしょうし、劇場もキャストも変わっています。
初演で予習しなかったことを後悔したので、再演は乗船前にあらすじと配役を公式サイトで予習していきます。
長くなりますが抜粋して引用いたします。
サウスハンプトンの波止場に到着した 機関士フレッド・バレット( 藤岡正明 )は、豪華客船タイタニックのあまりの素晴らしさに驚嘆する。
そこで彼は、 見張り係フレドリック・フリート(吉田広大) と 無線係ハロルド・ブライド(上口耕平) に出会う。
やがて 一等航海士マードック(津田英佑) と 二等航海士ライトーラー(小野田龍之介)を始めとする船員たちも到着した。
その中に タイタニックの船主イスメイ (石川禅)と 設計者トーマス・アンドリュース(加藤和樹)と 船長E・J・スミス(鈴木壮麻) の姿があった。
遂に出航の時が訪れタイタニックは大海原へと走り出し、そこにいるすべての人間が、その船旅の安全を祈るのであった。
二等客室では、 アリス・ビーン(霧矢大夢)が一等客たちの壮麗さに憧れている一方で、夫の金物屋店主エドガー・ビーン(栗原英雄)は自分たちの今の生活で充分満足していた。
アメリカでジャーナリストになることを夢見る チャールズ・クラーク(相葉裕樹) は婚約者 キャロライン・ネビル(菊地美香) と旅をしている。
駆け落ちをし、ふたりの間の階級差に縛られ苦悩するチャールズに、キャロラインは優しく「私に必要なのは、あなただけ」と諭すのだった。
三等客室では、偶然にも同じケイトという名前を持つ三人のアイリッシュの娘たち(ケイト・マクゴーワン、ケイト・ムリンズ、ケイト・マーフィー)が、他の乗客たちと共にアメリカで待つ夢の暮らしを語り合う。
マクゴーワン(小南満佑子)はその中のひとりの若者 ジム・ファレル(渡辺大輔)に恋をする。
イスメイから「船の名声を上げるために、もっとスピードを上げろ」という要求が出され、アンドリュースが反対するにも拘らず、船長はこれを呑んでしまう。
……日曜日、やがて日が傾くに連れて気温が下がり、見張り係のフリートは天気のせいで氷山を見つけることが難しいことに気が付く。
時すでに遅く、タイタニックは氷山に接触してしまうのであった。
船の上にある救命ボートには乗員乗客の半数にも満たない人数しか乗ることができない。
女性と子供たちが救命ボートへと誘導される中、男性は船上に残るように指示が出される。
彼等は、愛する者たちとの別離を覚悟するのだった。
夫の元を去ることを拒否した アイダ(安寿ミラ) 、そして イシドール(佐山陽規) のストラウス夫妻は、決して絶えることの無いお互いへの愛を静かに噛み締めていた。
……その朝早く、カルパチア号に救助された生存者たちは、静かにタイタニック号の悲劇を語った。
沈んでいった船、死んでいった人々を悼む。海に散った愛する人々、波間に消えた儚い夢。
彼等にいつか再び巡り合える日が来ることを、みな静かに願うのだった。
ヤンさんは初演と同じく 一等客アイダ・ストラウス夫人役で出演されます。
役どころ、初演と再演の違いなどヤンさんのインタビューがあるので紹介させてください。
リンク先の眼鏡姿のヤンさんが麗しくてため息ものです。
ヤンさんもお話されていますが、アイダの最後の選択は壮絶なものがあります。
こんな選択を誰もができるでしょうか。
もし夫に”お前は救命ボートに乗れ”と言われたらヴィスタリアだったら我先にボートに乗ってしまうでしょう。
また多くのキャストが名前のない乗客などの役を受け持っているので、アイダとはまったく違うヤンさんの演技が見られるのも楽しみです。
安寿ミラ様と霧矢大夢様の共演がうれしい!
ヴィスタリアがヤンさんに会うのは約2ヶ月ぶり、京都劇場「君の輝く夜に」に大感動して以来です。
このときからすでに「タイタニック」のお稽古は始動されていたようです。
「タイタニック」のお稽古が本格始動するとすぐにきりやん(霧矢大夢)のインスタにヤンさんとのツーショットが!!
このときの 下級生の顔をしたきりやんのかわいさ、上級生、そして男役らしくきりやんをガシッと抱き寄せるヤンさんの美しさとかっこよさ といったらたまりません。
きりやんは「火の鳥」(1994年花組)が初舞台でした。
そのとき花組トップスターだったヤンさんときりやんがこうして共演し、仲良さそうにインスタに写真をアップしているのはファンとしてうれしくてたまりません。
きりやんのトップ時代はヴィスタリアは宝塚から離れていたのですが、下級生~2、3番手ころまでは見ていて好きな男役さんだったので尚更です。
初日出航後のSNSがにぎやか。宇月颯さんも!
「タイタニック」は仲のよいチームなのが出演されている方のSNSから伝わってきます。
そして初日の出航以降は観劇されたOGさんの写真もアップされていて毎日のSNSパトロールが楽しいです。
在団中はSNS禁止だった生徒さんが卒業後にSNSを始められると、良くも悪くもお人柄が透けて見えていろいろ思うこともあります。
しかしこうやって観劇した際の写真を見られるのはうれしいですし、いい時代になったなあと思います。
なかでもヴィスタリアがもっともテンションが上がったのはとしさん(宇月颯) の観劇です。
としさんのインスタにヤンさんとの、きりやんとのツーショットがアップされていました。
ヴィスタリアはとしさんが退団されてから魅力に気づき、なんでもっと早く出会えなかったのかと後悔しているのですが、いまはいつかヤンさんととしさんが舞台で共演されるのを夢みています。
できることならお2人が一緒に踊るところが見てみたいです。
ヤンさんは退団直後の蘭寿とむさん、早霧せいなさんと共演されましたし、きりやんとも今回共演されていますし、としさんの「MOON SKIP」の振付もされたし、いつかきっと実現されると信じています。
そのときは舞台に通いつめたいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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