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美弥るりかの思い出と宙組澄輝さやと・蒼羽りく・純矢ちとせのさよなら特集(宝塚GRAPH7月号)

こんにちは、ヴィスタリアです。

定期購読している宝塚GRAPH7月号を読みました。

例によってヴィスタリアの独断と偏見と偏愛で特に気になったページについて順不同で記事にしました。

美弥るりか様の思い出がページから立ち上る

美弥るりかちゃんがご卒業されてからもう3週間がたつのですね。

ディナーショー「Flame of Love」のセットリスト、写真を眺めてあの幸せだった時間を思い出して浸っています。

トークを含めて最高のセットリストであり、そして最高のメンバーでした。

写真をじっくりと眺めながら、さよならショーでもお召しだった白と菫色の夢々しい衣裳もすてきですし、オープニングで来ていたワインレッドの衣裳も大好きだったなあとあらためて思っています。

フレームオブラブってるメンバーの女装写真もありますが、れいこちゃんのメイちゃんのショットがツンツンしていて最高にかわいいです。
このショットを選んでくださった方にお礼を言いたいです。

そしてお礼を言いたいのはSIDE SHOT SELECTIONの写真のセレクトもです。

「クルンテープ」の蓮の花(ブーア)のたまるり、中詰のピンクピン太郎、「夢現無双」の小次郎が倒れる瞬間。
どれも客席からは見られない視点からのるりかちゃんの表情を見ることができます。

また大劇場の千秋楽の模様、退団の挨拶全文が載っています。
というキーワードのすてきな挨拶の全文をじっくりと読んで、あの日ライブビューイングではありましたが見た思い出が蘇りました。

来月号には東京の大千秋楽の記事が載るんでしょうか。
こちらはボロボロに泣いて挨拶がほとんど記憶できなかったのでじっくりと読みたいです。

はみだしSHOTでは同期の89期のせーこさんの撮影にお稽古中らしいだいもん(望海風斗)あゆみさん(沙月愛奈)カチャさん(凪七瑠海)の89期が駆けつけているのですが、
4人してるりかちゃんのさよなら特集の先月号を無言で読みふけっているショットがあります。

89期に特別な思いがあるのでジーンとしてしまいますし、カチャさんが例のパーカーを着ているのもうれしいです。

COVER 月城かなと様、覚醒する

表紙がれいこちゃん(月城かなと)星風まどかちゃんなのですが、表紙を見た瞬間「れいこちゃん、真風さんところのまどかちゃんになにしてんの!!」と思いました。

だってれいこちゃんの彼氏感と色気がタダモノじゃないんです。
れいこちゃんの挑発的でさえある色気はなにかが覚醒したとしか思えません…「BADDY」のポッキー巡査がスイートハートの教育によりある才能に目覚めたのを思い出しました。

そして表紙をめくってツーショットのポートを見てさらに「なにしてんの!!」となり、表紙撮影ルポを読んで「れいこちゃんたら!!」となりました。

前にちゃぴ(愛希れいか)のところに質問をしに来たまどかちゃんを勝手に隣から写真を撮ったりした(中略)。「可愛いね〜」って言いながら

しかも一昨年のタカスペ稽古場でもれいこちゃんから写真を撮りに行っているようで、れいこちゃんがまどかちゃんに対してそんなに積極的だったとは知りませんでした。

この表紙やまどかちゃんを抱き寄せるポートのように娘役さんにグイグイいくれいこちゃんが舞台でももっと見たいです。 
れいこちゃん、元気に舞台に復帰されるのを待ってますよ。

澄輝さやとさん、蒼羽りくさん、純矢ちとせさん 最後のポート

今月はご卒業される宙組のあっきーさん(澄輝さやと)りくさん(蒼羽りく)、そしてせーこさん(純矢ちとせ)のページがありました。

あっきーさんはおそろいのリボンをつけた愛猫ポポちゃんと一緒で、青のペイズリーのジャケットがあっきーさんの品のある美しさによくお似合いです。

お三方のインタビューを読んで印象的だったのはあっきーさん、りくさん、せーこさんが退団を意識しはじめた理由や時期に近いものがああることです。

あっきーさん

実は数年前、退団を考えた時期があったんです。
そんなときファンの方から「これからも観たいです」と温かいお言葉をいただいたお陰で、もっと男役を突き詰められるのではと思い、今迄やってこられました。

りくさん

実は、これまでにも何度か退団を考えたことはあって…。
苦しくて、舞台を嫌いになってしまいそうだと感じ、挫折しそうなときもありましたが、その時期に退めなくてよかったなと。
今だからこそこんなに宝塚を愛したまま退団できるのだなと感じています。

いろいろなことがあって乗り越えて、宙組を支えひっぱり、舞台で輝くあっきーさんとりくさんが“今”に到達され退団を決められたんだなと思うと目からなにかが出そうになりました。

せーこさんの、あの笑い声が聞こえてきそうなお話もありました。

昨年くらいから「やりきったなあ…」という思いがこみ上げてきて。
そんなとき「オーシャンズ11」を上演すると知り、しかも千秋楽の翌日が私の誕生日で、「楽しい作品だしキリがよいかも」と退団を決めました(笑)。
(中略)

せーこさんは男役から娘役への転向、バウ「やらずの雨」のヒロインなどご自身が歩んでこられた道を非常に冷静に振り返っているのが印象的でした。

また「エリザベート」のゾフィーを唯一やりたい役と挙げておいでで、2018年にこの役で退団された月組のすーさん(憧花ゆりの)も「強い憧れのある役」とお話されていたのを思い出しました。

ゾフィーは一生を演じることができエリザベートと対峙しフランツと対峙し、女役の特別な役なのかもしれません。

紅ゆずる様が社長!星組デパートが楽しすぎる

この見開き2ページをじっくりと読み、さゆみさん(紅ゆずる)の発想の豊かさとおもしろさに感嘆しました。

さゆみさん自らは社長でデパート最大の目玉が社長のオンステージというのがまずおもしろいですし、
ことちゃん(礼真琴)に店長を任せた屋上のスーパー銭湯で「思う存分やって良いので、サウナの中だけは私のトークを流してください(笑)」とご自身を売り込んでいるのにクスリとしてしまいました。

さゆみさんご自身をプロデュースしつつ星組子が一人ひとり、その人らしく輝ける場所を考え抜いて任せていて、任された星組子が楽しんでいるのは星組の舞台の充実ぶりを見ているようです。

社長のグッズ売り場の総責任者があーちゃん(綺咲愛里)というのも最高ですし、紅5コーナーがあるのもうれしいです。

れんた(如月蓮)の扮装も気合いが入っていてさすがイエローです。
メンバーかつ熱狂的なファンだなんて最高です。

またエレベーターの混雑を緩和するために采配係がいたりドアマンが迎えてくれたり、来店者へのホスピタリティ、サービス精神があふれているのも素敵なアイデアだと思いました。

このデパートに行ったら開店から閉店まで時間を忘れてずっと楽しくすごせそうです。

そのほか印象に残ったページ

一言ずつですが触れさせてください。

◆IDEAL 明日海りお
みりおちゃん(明日海りお)のストイックさには感服します。

こんなに華奢で心配になるくらい細いのに「好きなだけ食べてしまうと公演をするにはしんどくなる」「食生活などを節制して男役らしい見た目をしっかりキープしたい」とは、なんと高い理想なのでしょう。

お忙しいでしょうに休日もピラティス、マッサージ、ヨガとメンテナンスとトレーニングに費やしているんですね。

はみだしSHOTのトレーニングポーズを見ると、みりおちゃんは笑顔ですけれどこのポーズの完成度はそう簡単にできるものではないでしょう。

なのに「もうちょっとトレーニングする時間がほしい」とは、みりおちゃんの超人っぷりがうかがい知れます。

先日の横浜アリーナコンサート「恋スルARENA」で歌いまくりの踊りまくりのパフォーマンスを見せてくれましたが、みりおちゃんのプロ意識とこれだけのトレーニングやメンテナンスあってこそのステージだったのかなと思いました。

◆The Costume 「オーシャンズ11」
ゆりかちゃん(真風涼帆)のパレードの黒と白の洗練された、そしてゴージャスな衣裳が紹介されています。

左手の薬指にはめられた指輪のエピソードがとてもすてきです。

初演の新人公演でダニーをさせていただいた時に使ったものなんです。
(中略)清水の舞台から飛び降りるつもりで(笑)、ちょっと無理してこの指輪を購入。
あらためて着けることができてとてもうれしいです。

宝塚歌劇の指輪といえば作品中の相手役さんがプレゼントをしたりするというのを聞いたことがありますが、こういう再演にちなんだエピソードも感動します。

またまどかちゃんのフィナーレのドレス、色味といいスカートが前上がりになっていてとてもかわいいです。

そして「つい気合いが入ってしまった」というトランプが2つ入っているという髪飾りがすごいです。

実際に観劇した際には注目して見てきましたが、アシンメトリーのアップヘアにヘッドドレスもすてきでした。

◆麗花咲く 美園さくら
このさくらちゃんのメイク、ワンピースがとてもお似合いでかわいいです。

本公演の初台詞のエピソードに見る謙虚さが印象的でした。

大劇場の本公演で初めて台詞をいただいたのが「カンパニー」のときでした(中略)。自分が舞台でどう居るべきかわらずにいたんです。

(バウ初ヒロインの「FALSTAFF」で)宝塚はまず男役さんあっての世界で、娘役はそれに寄り添う娘役らしい居方があり、一個人として演じるだけでは駄目だということを教えていただいたんです。(中略)
当時わからなかったことを理解するのに年月がかかりました。色んな方に出会って学ぶ時間が必要で、研6の時期にやっと大劇場公演の初台詞をいただけたのは私には必然で、遅いなんてことはなかったんです。

聞き手の芦沢さんが仰るようにさくらちゃんは大役を立派に果たしていると思いますし、
お披露目公演の「夢現無双」のお通役は待ち続ける抑えた役だったので、さくらちゃんらしいエネルギーを舞台で思いっきり出す芝居を見たいとあらためて思いました。

InstaGRAPH 暁千星
「夢現無双」の吉岡清十郎役で色気を爆発させていたありちゃん(暁千星)。

思いを寄せつつもうまくいかない朱実とのやりとりでセンスで顎クイをするところがありましたが、あれはありちゃんのアイデアだったのですね。
すばらしい発想力に拍手!

来月号も楽しみです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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