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珠城りょう・美園さくら~共に前を見つめるトップコンビ(宝塚GRAPH8月号)

こんばんは、ヴィスタリアです。

定期購読している宝塚GRAPHの2021年8月号を読みました。

例によってヴィスタリアの独断と偏見と偏愛で特に気になったページについて順不同で記事にしてきます。

珠城りょう、美園さくら さよなら特集 ともに前を向くトップコンビ

たま様(珠城りょう)美園さくらちゃんのサヨナラ特集号でずっしりたっぷり読み応えがありました。

たま様れーこ(月城かなと)(byたま様)との対談だけでなく、
綴じ込みの別冊でのちなたま(鳳月杏・珠城りょう)対談にゆりちゃん(紫門ゆりや)からんちゃん(千海華蘭)とのメッセージ付きポートがあったり、
秘蔵ショットにはみだしSHOTもたくさん!でやりたいこともできることも全部やった!という充実ぶりです。

これでもか!という充実の誌面はたま様の愛であり編集のみなさまの愛でもありますね。
ハートをさっ!さっ!と投げるたま様を思い出しました。

かっこいい、楽しいお写真もたくさんなのですが、別冊のはみだしSHOTの体育座り(三角座り)のコンパクトさ
折りたたんだ膝がその位置に来る脚の長さってどういうこと!?とたま様のスタイルの良さにあらためて瞠目しました。

たまさくのさよなら対談は先日スカイステージで放映されたそれぞれのさよなら特番のことを思い出しながら読みました。

番組で「さくらは本当に大変でした」と笑っていたたま様の大変さの一端が語られています。

珠城)(「雨に唄えば」のとき)できるできないは関係なく、とにかくぶつかってきてくれたらそれでいいのに、どこか引いてしまっていて。
今は「雨に唄えば」のヒロイン、キャシーとして舞台に立っているんだから、それを自分で受け入れなさいと。
あとは「挨拶の声が小さい」「人の目を見て話しなさい」とか(笑)。

タカラジェンヌとしてというより「私、いつから小学校の先生になったんだろう」みたいなことばかり言ってきた。
本当に、手がかかったんです(笑)。
 

そういった舞台以外の言葉がいまのさくらちゃんによいものとして備わっているのは
舞台もオフステージの個性がありながら言いたいメッセージがきちんとあるトークからもわかります。

たま様のラストインタビューは早くからの抜擢に応えどう乗り越えてきたのか、
それがどれだけ大変であったのかは想像を絶する…と思いを馳せずにいられませんでした。

たま様が乗り越えてきて高みにたどり着き、トップスターとして輝きリーダーとして大きな役割を果たしておられるのは
私個人の感情は舞台には関係ありませんから」と言い切れる強さに表れているように思いました。

そりゃあ仕事(舞台)と個人の感情は別物ですけれど職業人である前に人間ですから簡単なことではないでしょう。

大変な道のりがまだ始まったばかりのころ、わずか研2で「ラスト・プレイ」新人公演できりやん(霧矢大夢)の役に抜擢されたときを振り返っての言葉にはっとしました。

珠城)思い返すと上級生の方々が”何とかこの子を舞台に立たせなくては”とたくさんフォローしてくださり、手取り足取り導いてくださったのだと思います
 

というのもサヨナラ当番でのさくらちゃんの言葉を思い出したんです。

美園)上級生の皆様には「もう私のことなんて突き放してしてくださっていいのに」と思ってしまうときがあったくらい、
本当にご自分のお忙しい時間を割いてまでもわかるようになるまで、私の気持ちがきちんとほぐれて聞き入れられる状態になるまで待ってくださるような、そんなふうに接してくださる方ってこの世にいらっしゃるんだなと思うくらい感謝しています。

月組の上級生たちが若きスターたちを厳しくもあたたかく教え導き、背中を押してきたのかがわかるようです。

そしてたま様はご自分が上級生にしていただいたこと、糧になったことをさくらちゃんに渡し授けたんだな…と、さよなら対談の言葉で思いました。

珠城)私自身が下級生時代にその時々のトップさんからしていただいたことを伝えていきたいという想いがあって。
さくらも、相手役だからといって私だけを見るのではなく、一緒に同じ方向を見て、組の皆のことを考えてくれたらうれしいなと。
それで皆が気持ちよく舞台に立てたり、自分のやりたいことを自由に表現できて、穏やかな空気が流れたらそれが何よりだと思いながらやってきたんだよね。
 

SIDE SHOT SELECTIONでちょうど「Dream Chaser」のデュエットダンスでスモークの炊かれる中、手を取り合って、お互いではなく、まっすぐ前を見つめているたまさくの素敵なショットがあります。

そういうトップコンビなんだな…としばし見入りました。

R-Learning 柚香光

れいちゃんの赤系のゆるいシルエットのジャケットスタイルにエルメスのカレがおしゃれで素敵です。

はみだしSHOTではカレを闘牛士のムレータのように華麗に翻していて早くもエリオ(「哀しみのコルドバ」)のようです。

れいちゃんのセンスも技術も光るダンスはもちろん、立ち方、居住まいも柚香光にしかないセンスが天才的ですごいと感じているのですが、読んで納得の誌面でした。

身体の使い方について)演出の先生やお芝居の評論をされる方から「役によって声色が変わる」というようなことを言っていただくことがあり、変えている部分があるとするならば身体の使い方なのかなと思って。
(中略)身体の使い方でも特にこだわっているのは走り方と殺陣。この2つは男らしく見せることが異常に難しくて。

他組ファンのヅカ友さんと「はいからさんが通る」を観劇したとき、忍少尉が走って捌けるシーンが何度かありましたが
れいちゃんって踊るように走るんだね」と驚いていたのを思い出しました。

組子の夏希真斗くんからの「振りをいただいてからどのようにご自身の色に染めていくのか」という質問の答えも興味深かったです。

(略)あとは、あたかも身体が自然と動いてしまったような踊り方をするように意識しているかな。
ここまで腰をひねって頭も移動させたら身体ごと回ってしまう、といった、自然とそう動いてしまうような状況に持っていくための計算をお稽古のたびに重ねていて。

舞台でれいちゃんにしかない身体性、技術と見せ方に魅了されるわけです。

ZUKALIVE 朝美絢

いつもながらあーさの美がまぶしいです。

スカイステージで放映されたオリジナルドラマ(Brilliant Dreamst+NEXT)で恒例だったウクレレのシーンが
「オチ的な何かを作りたくて毎回無理矢理入れてもらっていた」というのが意外でした。

そして驚いたのがかわいいワンコ、Booちゃん。
ポメラニアンとマルチーズのミックス犬だそうではみだしSHOTもめちゃくちゃかわいいです。

95期はことちゃん(礼真琴)の柴犬さぶろー、れいこちゃん(月城かなと)の愛猫トンキニーズの ちゃい とペットブームですね。

その他のページ

一言ずつですが触れさせてください。

◆宙組アンケート MY BEST 真風涼帆
組本のような楽しい企画、今回は宙組です。

真風さんのここにグッとくるというアンケートに答えているかのちゃん(潤花)がかわいいのと、ゆりかさん(真風涼帆)の返しが最高です。

毎日一喜一憂しているあなたの方がおもしろくて映画になりそう(笑)。

またなるくん(泉堂成)ゆりかさんのお手伝いをしている最下級生であることを知りました。

非公式のこのお手伝い制度が個人的にとても気になっているのと好きなので、こういう誌面やインタビューからどなたがどなたのお手伝いをしているというのを知れるのとうれしくなってしまいます。

◆Decor 海乃美月
紫色のあじさいの浴衣がうみちゃんにとてもお似合いです。

好きだった衣装で紹介されているのが「出島小宇宙戦争」のタキのモダンでマジカルな着物、
「アンナ・カレーニナ」の勝負服というべき黒の夜会のドレスでどちらも観劇して強く印象に残っているものなのでうれしかったです。

うみちゃんの着こなしの美しさと役、表現力の幅広さが見開き2ページに凝縮されています。

◆Decor 天彩峰里
深紅のネイルにドレスでまだ「夢千鳥」の世界にいるようなじゅっちゃんです。

おもしろかったのが思い入れのある髪型で紹介されている「ハッスル・メイツ」のコーナーのエピソードです。

和希さん演じる青年が昔飼っていた犬の”化身”という役どころだったので、
まず和希さんに犬種からご相談して(後略)

お写真を見るとたしかに犬種のらしさがわかる…気がします。

◆RANDOM 天華えま
ぴーちゃんは「何回ブリーチしても抜け落ちないと言われるくらい、すごく太くてしっかりした髪」とのことですが、
元星組の同期あやなちゃん(綾凰華)の髪質と近いのでは!?と思いました。

お2人もリーゼントが立体的でかちっと美しくて好きです。

◆おとめタイムズ 永久輝せあ、英かおと
とってきおき写真で「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」の超キュートなアイリーンの貴重なメイドのお衣装姿が見られます。
めちゃくちゃ美人でかわいいのがさすがひとこちゃん(永久輝せあ)です。

署長のゆうちゃんさん(汝鳥伶)が喜びますね…。

しかしこのショットを撮るに至るまでどう衣装を借りどなたが撮影されたのか気になります。

3年日記を書き始めてホッティー(帆純まひろ)と一緒に書いているとのこと、
スカイステージのトーク番組でも「一緒にふざけてくださる」とお話して仲良くなっていっているのを思い出しました。

思わず笑ってしまったのがうーちゃん(英かおと)のエピソード。

「桜嵐記」でする舞台化粧を(中略)朝陽つばさくんと一緒に上級生さんに見ていただいているんです。
あるとき「2人のお化粧って何かに似ているんだよね…妖怪人間ベムだ!」と言われて、私たちはよく知らなかったので調べてみたら朝陽くんベラで私がベロにそっくりで、(中略)「早く人間になりたい」とがんばっています(笑)
 

うーちゃんのこのユーモア、好きだなあと思うと同時に妖怪人間を知らないという世代間ギャップがずしっときました。

◆100期の秘密あかします! 優希しおん
優希しおんくんの地元大阪は岸和田のだんじり祭りの扮装のお2人です。
岸和田のジェンヌさんといえばきりやん(霧矢大夢)がぱっと思い浮かびますが
きよちゃん(優希しおん)もなのですね。覚えました!

朱真ゆいなは本当に体が柔らかくて。
100期のスーパーバレリーナです。
ジャンプしたら天井につきそうだし、教室がちっちゃく見えた。
 

天井がつきそうな大ジャンプを軽々こなすきよちゃん、「アナスタシア」の劇中バレエのロットバルトを見ればわかります。

宙組アンケートでも小さな腰から上のショットですがものすごい身体能力を見せてくれています。すごい!

次月号は新トップスターさきちゃん(彩風咲奈)の特集があるとのこと。
楽しみです。

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