宝塚

轟悠が宝塚歌劇を静かに去る日。

こんばんは、ヴィスタリアです。

轟悠が宝塚歌劇を去る2021年10月1日

2021年10月1日。イシ様(轟悠)が今日、宝塚歌劇団をご卒業されます。

会見や映像というパフォーマンスもなく、最後のライブの配信もなく、本当に静かに去っていかれるのだと感じています。

寄せられたメッセージのなんと潔いことか。

ファンの皆さまへメッセージなのに一番最後の言葉がご自身のことではなく宝塚歌劇のことなのもイシ様らしいな…と思いました。

自分が見てきた宝塚歌劇にはずっとイシ様がいて、
第一次ヅカファン時代は3番手~トップスターとして活躍されていました。

71期四天王が活躍されていた時期でもあり中学卒業で音楽学校に入られたイシ様は年上の同期にかわいがられていたりからかわれたり…当時の「歌劇」誌など懐かしく思い出されます。

のるさん(稔幸)はご自身の退団記念日もあって駆け付けられたようです。

自分が10数年ぶりにヅカファンに復帰したときに観たのが雪組「凱旋門」再演でした。

再びのラヴィックは声が辛そうで客席でハラハラしなかったと言ったら嘘になりますが、
月組「チェ・ゲバラ」
星組「シラノ・ド・ベルジュラック」
星組「婆沙羅の玄孫」
その後の舞台ではそうした不安を感じることもなく、すばらしい男役、作品を観せていただきました。

ゲバラは男くさく情熱があって、シラノはチャーミングで悲しくて、婆沙羅は泣けて、
いま思い返すといずれの作品も「今までのイシさんの役のなかで一番好き」と思わせてくれました。

「シラノ・ド・ベルジュラック」はフィナーレもあって陶然となりましたし、
タカラヅカスペシャルではトップスターさんと並んでの歌い終わりに投げキスをされたときのあまりのかっこよさに映画館の客席で「!!!!」と言葉を失ったことがあります。

イシ様はものすごくさりげなく、すっ……と投げていたのですがそれが気取っていないと同時にこれ以上なく洗練されていて香気がただよってくるようなかっこよさだったんです。

専科の上級生や退団を前にしたタカラヅカニュースでの69期生の若央りさ先生、ちあきしん先生とのトークではかわいい下級生のお顔をされて、
共演した多くの下級生・スターに慕われているのもイシ様のお人柄であり研鑽し続け伝え続けている芸、男役があってこそでしょう。

「凱旋門」で共演されたのぞ様(望海風斗)が素敵なメッセージを寄せています。

「春日野八千代先生の後任に」として専科入りされたイシ様なのでずっとずっと宝塚歌劇にいてくださるものと(勝手に)思っていました。

明日から自分は初めてイシ様のいない宝塚歌劇を見ることになるのだと思うとどこかふしぎな気さえします。

轟悠様、長い間お疲れ様でした。
そして素敵な舞台をありがとうございました。

読んでいただきありがとうございました。
押して応援していただたらうれしいです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ