宝塚

無観客ライブ配信だけでもあってよかった……のだろうか。

こんにちは、ヴィスタリアです。

花組 華優希・瀬戸かずやの最後の大劇場が無観客

昨日に続いて緊急事態宣言にともなうお知らせがありました。

○宝塚大劇場公演
花組『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』
2021年4月26日(月)~5月10日(月)(貸切公演含む)は中止いたします。
※4月25日(日)11時公演、15時30分公演は、予定通り実施いたします。
5月10日(月)に予定しておりましたライブ中継(緊急事態宣言の発出にともない休館する会場を除く)・ライブ配信につきましては、宝塚大劇場で無観客公演を行い、実施いたします。

○梅田芸術劇場メインホール公演
宙組『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』
2021年5月1日(土)~7日(金)は中止いたします。
5月5日(水・祝)に予定しておりましたライブ中継(緊急事態宣言の発出にともない休館する会場を除く)・ライブ配信につきましては、梅田芸術劇場で無観客公演を行い、実施いたします。

引用元:https://kageki.hankyu.co.jp/news/20210423_1.html

読んで、あんまり悔しくて悲しくて泣きました(比喩ではなく頭痛くなるまで泣きました)

宙組「ホテル スヴィッツラ ハウス」はコロナ禍での舞台芸術について強いメッセージ性が込められた作品で、
それを無観客でやるしかないなんて…。

スカイステージのタカラヅカニュースでブリリアホールでのダイジェストが流れ、
ニーナ/潤花が「久しぶりに観客の前で踊ることができる。今はそれが嬉しい」と言う台詞がありました。

こんな台詞のある舞台の客席が真っ赤であることの無念さにやりきれません。

そして花組「アウグストゥス/Cool Beast!!」は宝塚大劇場の千秋楽が無観客での上演となります。

無観客でも公演ができてよかった、ライブ中継・ライブ配信があって映像も残ってよかった――とは、自分は思うことはできません。

この日大劇場をご卒業される方たちが最後の大階段をおりて、同期生と組からのお花を受け取って、
ご挨拶をする眼の前が誰もいない真っ赤な客席であることが耐えられません。

客席を「もう二度と見ることはない」と目に焼き付けて万感の思いで眺めてほしいですし、
劇場いっぱいの万雷の拍手を浴びてほしいです。

そういうときの生徒さんの表情の美しさには特別なものがあると思っています。

自分がご贔屓が退団したときは本当に、これまで見たことのない表情で客席を目に焼き付けるように見渡していたのが強く印象に残っています。

できることなら千秋楽だけでも、それが無理ならサヨナラショーだけでもリスケして
劇場いっぱいの観客の前で大階段をおりてご卒業してほしいと願う気持ちはあります。

しかし公演スケジュールがびっしりで2020年の公演中止と日程変更でさらなる後ろ倒しが難しいこともわかります。

わかりますが……頭ではわかっているのですが感情がまったくついていきません。

舞台に立たれる生徒さんが、ご卒業されるご本人とファンの方々の辛さを思えば、
自分が感じていることなど辛いことのうちに入らないのですが、折り合いをつけるのに時間がかかりそうです。

また宙組バウ「夢千鳥」はライブ配信が予定されていなかった上に
まだ収録のカメラが入っていないという書き込みをtwitterで見かけました。

だとしたら「夢千鳥」はこのまま映像にも残らずスカイステージでも放映されない「幻の作品」になってしまうんでしょうか。
あまりにも辛いです。

観劇予定もことごとくなくなって時間があるのだから星組「ロミオとジュリエット」B日程の感想を書きたいと思っているのですが、
なかなか書けないでいます。

今回のオリンピック開催を見据えての緊急時代宣言、いまの日本の政治に落ち込んでしまって
気持ち、エネルギーがそっちへ向けられなくなってしまいました。

貴重な観劇なのでいつもとは違う形になっても記録、備忘録として書けたらいいなと思ってはいるのですが…。

花組「アウグストゥス/Cool Beast!!」千秋楽のライブ中継は絶対に見ます。
客席に誰もいなくても舞台から画面のこちら側へ届けてくれるものを受け取りたいです。

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