こんばんは、ヴィスタリアです。
「ブエノスアイレスの風」のあらすじと役のプロフィールに触れています。
月組 暁千星主演「ブエノスアイレスの風」あらすじと配役の予想
ありちゃん（暁千星）の初東上主演作品「ブエノスアイレスの風」の出演者が発表になっています。
再演ということであらすじを予習しつつ配役予想をしてみたいと思います。
なお予習は再演（08年星組）ではなく初演（98年月組）でしました。
というのも自分は初演のころリカさん（紫吹淳）が好きで青年館公演を観に行ったんです。
初めて観た宝塚歌劇の別箱公演だと記憶しています。
また公演解説にある通り「新たな生き方を模索する男の姿を通し、人生の意味を問いかける物語」で、正塚先生の作品の中でも好きな作品です。
あらすじはこんな感じです↓
1900年代半ばのブエノスアイレス。
長く続いた軍事政権が倒れ、新しい大統領が選挙によって選ばれ民主政の平和な時代が訪れていた。
反政府ゲリラのもっとも過激なグループのリーダーであったニコラスは政治犯として獄中にいたが、特赦によって７年ぶりに釈放される。
ニコラスはふとしたことでタンゴ酒場で働き始めると持ち前のダンスの才能を買われてクラブの花形ダンサーイサベラのパートナーとなる。
闘争が終わった平和な時代、新たな仕事、イサベラの夢である世界的なダンスバンドのオーディションにパートナーとして参加する――すべてが順調に運んでいるように見えたが、
当時の仲間で唯一の生き残りリカルドと妹のリリアナがニコラスの前に現れる。
リカルドは新しい時代で生きる道を見つけることができずニコラスと共に戦うことを望み、銀行の襲撃を計画していた。
またニコラスの昔の恋人エバの婚約者で、刑事のビセンテは反政府ゲリラのメンバーを探していた。
全編においてタンゴと高橋城先生の数々の名曲に彩られた作品で、ニコラスとイザベラはもちろん舞台上を行きかう人物たちがタンゴを流れるようにタンゴを踊っているのが美しいんです。
配役の予想は関係のありそうな役ごとに並べ替えています↓
| 役名（プロフィール） | 配役(予想） | 08年星組 | 98年月組（99年） |
| ニコラス・デ・ロサス | 暁千星 | 柚希礼音 | 紫吹淳 |
| ロレンソ（タンゴ酒場の経営者） | 凛城きら | 美城れん | 美郷真也（光樹すばる） |
| フローラ（タンゴ酒場の歌手） | 夏月都 | 音花ゆり | 矢代鴻 |
| マルセーロ（チンピラ。フローラの息子） | 彩海せら | 真風涼帆 | 大和悠河（霧矢大夢） |
| イサベラ（タンゴ酒場のダンサー） | 天紫珠李 | 夢咲ねね | 西篠三恵 |
| イサベラの姉 | 花時舞香 | 華美ゆうか | 三杉千佳 |
| イサベラの義兄 | 大楠てら | 碧海りま | 越乃リュウ |
| バーテン | 蓮つかさ | 鶴美舞夕 | 京樹真那 |
| メルセデス（店の女） | 天愛るりあ | 純花まりい | 那津乃咲 |
| リカルド（ニコラスの仲間で友人） | 風間柚乃 | 和涼華 | 樹里咲穂（嘉月絵理） |
| リリアナ（リカルドの妹） | 結愛かれん | 水瀬千秋 | 叶知佳 |
| エバ（ニコラスの昔の恋人） | 晴音アキ | 蒼乃夕妃 | 美原志帆 |
| ビセンテ（エバの恋人。刑事） | 礼華はる | 紅ゆずる | 成瀬こうき（汐美真帆） |
| 武器商人 | 朝霧真 | 水輝涼 | 大空祐飛（遼河はるひ） |
| 車のブローカー | 遥稀れお | 美弥るりか | 一色瑠加 |
| 銀行員 | 彩路ゆりか | 如月蓮 | あゆら華央 |
| 警察署長 | 大楠てら | 天寿光希 | 越乃リュウ |
| 女医 | 清華蘭 | 美春あやか | 鈴奈美央 |
| 管理人（リカルドのアパートの管理人） | 羽音みか | 涼乃かつき | 水島あおい |
| ウェイトレス | まのあ澪 | 夢妃杏瑠 | |
| ウェイトレス | 静音ほたる | 早乙女わかば | |
| バンドネオン弾き | 和真あさ乃 | 漣レイラ | 研ルイス |
| 警官 | 一輝翔琉 | 麻央侑希 | 楠恵華 |
月組初演の配役については一部ネットで調べたものを記載しています。
ニコラスに深く関わる女性は３人いて、
・タンゴ酒場のダンサーイサベラ
・昔の恋人エバ
・リカルドの妹リリアナ
それぞれ見せ場はありつつヒロインはイサベラになるのかなと思います。
ニコラスにダンサーとしての手ほどきをするイサベラは世界的なダンスバンドで踊る夢を抱きながら、家族にちょっとした問題もあってタンゴ酒場で踊っている女性です。
結愛かれんちゃん、「今夜、ロマンス劇場で」の新人公演ヒロインに抜擢された106期生のまのんちゃん（花妃舞音）も見てみたいと思いつつ、
これまでの経験を考えるとじゅりちゃん（天紫珠李）でしょうか。
エバは教員ということで落ち着いた雰囲気で、しかししっかりとした芯もある女性、
リリアナは兄リカルドの後をついて回りながらずっと昔からニコラスに恋している女の子です。
それぞれはーちゃん、かれんちゃんを予想しました。
リリアナはまのんちゃんもあり得るかな…とも思いました。
そのリリアナの兄で新しい時代での生き方を見つけられないでいるリカルドはおだちん（風間柚乃）でしょう。
ニコラスとリカルドはたっぷり芝居をするシーンがあるので楽しみです。
この作品は一幕、二幕も幕開きはフローラのシビさん（矢代鴻）のアルトの響きの美しい、情感が染みいる歌唱から始まり、ラストシーンでも重要な歌唱があります。
なっちゃん（夏月都）でもはーちゃん（晴音アキ）でも見たくて悩みに悩みましたが、
フローラにはかなり大きな息子マルセーロがいることもあってなっちゃんを最終的に予想しました。
そのマルセーロは雪組から組替えとなるあみちゃん（彩海せら）。
イサベラにひどい言葉をなげつけたり母親フローラに金をせびったりどうしようもないチンピラです。
ぱるくん（礼華はる）と悩みましたが、雪組で培った反社会的勢力の演技を発揮してくれるのではないかとあみちゃんを選びました。
ぱるくんはエバの恋人で刑事のビセンテかなと。
ニコラスが働くことになるタンゴ酒場の器が大きくて、おおらかで気のいいマスターロレンソは専科のりんきらさん（凛城きら）、
ちょっぴりマイペースで飾らないバーテンはれんこんくん（蓮つかさ）でぜひ見たいです。
やはりぜひ見たいと思っているのがギリきん（朝霧真）の武器商人です。
ゆうひさん（大空祐飛）の革手袋に黒いコートの武器商人がうんと悪くてかっこいいんです。
絶対ギリくんに似合います。
芝居の月組のスターさん、実力者が揃っているので予想に悩みましたが、
思い入れのある作品で再演を待望していた上にありちゃんのニコラスが見られるのが本当に楽しみです。
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