観劇の感想

雪組「Sensational!」観劇の感想

こんばんは、ヴィスタリアです。

宝塚大劇場で雪組「夢介千両みやげ/Sensational!」を観劇してきました。

お芝居に続いてショー「Sensational!」のヴィスタリアの独断と偏見と偏愛に満ちた感想です。

「Sensational!」雪組と中村一徳先生とマリアージュを愛す

まだ1回しか見ていないのですがプロローグからどの場面も好きで楽しくて「このショー、好きかも。もう1回今すぐ見たい」と高まりながら見ていました。

次の観劇は東京になると思いますが待ち遠しいです。

プログラムで中村一徳先生のご挨拶でも雪組とのご縁の多さに触れていますが、縁が多いからこそ雪組との相性がよく、
雪組生の魅力をどう引き出すかよくご存知で腕が鳴るのでは…と次々と展開する場面の楽しさに思いました。

(全日程中止となってしまった国際フォーラム「ODYSSEY」の舞台稽古をご覧になったエピソードにスタッフさん、生徒さんへの深い愛情を感じます)

中村一徳先生色全開の中村Bショーで基本的に構成は変わらないのですが映像よし、衣装よし、音楽よし、
雪組子が踊りまくり、銀橋渡りまくりで目がいくつあっても足りないです。

体力的にはハードそうで、寒暖差の激しい折りですしどうか千秋楽まで全員お元気で…とも思います。

芝居の「夢介千両みやげ」は特に上級生娘役の活躍が印象的でしたが、中村B先生のショーは上級生も下級生も大活躍なのもうれしいです。

この公演が雪組デビューとなった和希そらくんを歓迎し、ご卒業のあやなちゃん(綾凰華)を送り出す素晴らしい見せ場もありました。

宙組生だったそらくんは初めて中村Bショーへの出演だったのかなと思いますが歌って踊って大活躍でした。

「Sensational!」場面ごとの感想

場面ごとの感想を書いていますが基本的にさきちゃん(彩風咲奈)が好きでオペラでロックオンしがちでした。

◆第1章プロローグ Sensational!
ハットに手袋、それもオーキッド(赤紫色)の革手袋のさきちゃんがかっこよすぎてきゃー!でした。

ヘアスタイルがまた短髪の金髪、前髪をピンク色に染めて、ハットからピンク色の付け毛がのぞいているのがとってもお洒落でお似合いで、さきちゃんにしかできないおしゃれのセンスが私服も舞台もたまらなくて好きだなとあらためて思いました。

オーキッドと表現しましたがさきちゃんは濃く匂い立つ蘭の花のような色気があると思うんです。

他の生徒さんの差し色は青、緑、黄色ですがあやなちゃんが雪組カラーの緑色なのもぐっときました。

腕まくりをして手袋との間の腕が見えているのも(←どこ見てるんだって感じですが見ちゃいます)いいですし、娘役さんのカラフルな長手袋✕ショートパンツなのもいいですね。
スタイルがよくないと着こなせない衣装でしょう。

加藤真美先生のお衣装、今回もいいお仕事で好きです。
着回しもうまいこと選んでいるなあと思います。

きわちゃん(朝月希和)がお芝居に続いてショーもご自身によく似合うカツラを選んでいてよく研究されているなあと思いました。

また「センセーショナ~~~ル♪」という妙にクセになる主題歌もツボで、特にきわちゃんが歌うところが特にハマっている気がしてなんとも言えない雰囲気がたまらなく好きです。

◆第2章Sensational Rhythum 喜び アフリカン
あがたくん(縣千)がフラミンゴな娘役さんを引き連れて歌い踊ります。

芝居「夢介千両みやげ」で立っているだけで、居るだけでうんとかっこよくなっていて男役として一回り成長したんだなあと思ったのですが、
ショーもかっこいいし歌も成長されているのを感じました。

「”D”ramatic S!」のときもでしたがフラミンゴの娘役さんもいいですねえ。
キレキレで踊るなーこちゃん(羽織夕夏)、強気な表情が魅力的なようこちゃん(千早真央)に目を奪われました。
もちろんダンスにも。

ひまりちゃん(野々花ひまり)が同じ99期の彩みちるちゃんが月組へ組替えとなり、娘役スターとして一層活躍する場が増えたんだなあと思いました。

雪組の99期トリオはすわっち(諏訪さき)と2人だけになってしまって寂しさもありつつ、三者三様の活躍がうれしい限りです。

◆第3章Sensational Music 洗練 ニューヨーク
黒✕白のお衣装で黒の手袋、それも片手だけのさきちゃんがかっこよすぎてきゃー!でした(←2回目)。

耳馴染みのある曲で踊りまくるのもかっこよくてたまりませんでした。

そらくんがまた美しく、かっこよく踊りまくっていて、歌もダンスも巧いのに見惚れ、
さきちゃんと踊っているのに「ようこそ雪組へ!」と思いました。

途中から「アフリカン」のメンバーが加わるのも楽しく盛り上がり好きな場面です。

◆第4章Sensational Love
地中海と思わせる海を臨む要塞の風景が映像で映し出されて、珍しい映像の使い方で新鮮でした。

軍服のあーさ(朝美絢)がかっこよくて、夢白あやちゃんが美しくて目が幸せでした。

あーさのこういう場面が見たかったので高まりました。

男役さんたちがデニム地の軍服で踊っていましたがはいちゃん(眞ノ宮るい)のシャープなダンスとお顔がかっこよくて、
しかもグレイアッシュの髪型に真っ赤な口紅のコントラストも美しくて印象的でした。

途中で加わる「黒い風」の久城あすくんのどこか妖しげな雰囲気、ともかちゃん(希良々うみ)のかっこよさにも目を奪われました。

◆第5章Sensational Wind! 風神
中詰めです。
すわっちが1人で歌い上げるところから始まり、歌の安定感、活躍ぶりにうれしくなりました。

すわっちは全国ツアー「ル・ポァゾン」でも吟遊詩人の重要な歌を任されていましたが歌ってよし、踊ってよしですね。

あやなちゃんがご自身で作詞された歌を歌いながら銀橋を渡るところでは大きな拍手が贈られていました。

黒っぽい髪と綺麗なリーゼント、艶っぽさのある目元、フェアリー感と色気のある男役さんで、早すぎる退団を惜しみながら拍手しました。

生徒さんが続々と銀橋を渡って大興奮、やや脳みそのキャパを超えてきました。
次は落ち着いて観劇したいです…できるかな。

◆第6章Sensational Plasma Aurora
終演後にプログラムを見てプラズマとオーロラがテーマであることを知ったのですがおもしろい設定ですね。

中詰め後の組子全員が出る祈り?のような場面がピンとこないことが多いので設定は後から知ったものの、踊りまくる雪組生を楽しく、そして圧倒されながら見ていました。

わりと全体を見ていたのですが「あ、かっこいい…」とオペラをのぞくとはいちゃん叶ゆうりくんがいました。

大人数のフェッテは圧巻で、「Music Revolution!」を思い出し、あのときとメンバーはかなり変わっていることにはっとしたりしました。

そらくんがセンターで雪組子を率いていたり、愛すみれちゃんの歌にのせてさきちゃんとの場面があり、
中村B先生は組替えで新たに来た生徒せんへも手厚いなあとあらためて思いました。

◆第7章フィナーレ
ロケットのセンターがはばまいちゃん(音彩唯)でとってもかわいかったです。

お衣装が「Killer Rouge」の桜のロケットを元にしたものでこの季節にぴったりで「春に大劇場で観てよかった」とうれしい気持ちになりました。

フィナーレはまるで第二の中詰めのような盛沢山の内容で、黒燕尾のさきちゃんがかっこよくてさきちゃんばかり見てしまい脳みそも完全にキャパオーバー、今こうして書いていて語彙もキャパオーバーで出てきません(すみません)。

あやなちゃんが黒燕尾で銀橋を渡り、さきちゃんと「黒い瞳」を歌い継ぐのも素晴らしいはなむけでした。

「ヴェネチアの紋章」のアルヴィーゼとマルコ、大好きだったな…。

パレードのエトワールはありすちゃん(有栖妃華)がとってもかわいくて、美声を劇場いっぱいに響かせていました。

あーさひらめちゃんの珍しい緑色の羽根に驚き、またひらめちゃんのお帽子がとてもかわいくて素敵でした。

2階の左は壁という最下手に座っていたのですが、銀橋から本舞台へ戻るさきちゃんが緑✕白✕孔雀の大羽根を豪勢に翻しつつ2階席へ放った視線がバーン!と飛んできて最後の最後まできゃー!!でした。

オペラ越しに目が合った…という幸せな勘違いに舞い上がっているうちに幕となりました。

東京での次の観劇を今から心待ちにしています。

読んでいただきありがとうございました。
押して応援していただたらうれしいです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ