観劇の感想

雪組「夢介千両みやげ」観劇の感想

こんばんは、ヴィスタリアです。

いつもは東宝組ですが、宝塚大劇場で雪組「夢介千両みやげ/Sensational!」を観劇してきました。

いつもと違う劇場でふわふわした気持ちで観劇したヴィスタリアの独断と偏見と偏愛に満ちた感想で、内容に触れています。

雪組「夢介千両みやげ」感想

席にたどり着いたのが開演ギリギリになってしまって縁起がよくてかわいらしい緞帳前の写真を取り逃したのが痛恨の極みです。
東京では必ず撮ろう…!と心に誓いました。

この日は2階の最下手、左側は壁という席でしたが前に人がいないため視界良好、大劇場の見やすさ、B席のすばらしいコスパを体感しました。

原作は予習をせずに観劇し予備知識もあまり入れてなかったのですが、春に観劇するのがぴったりな作品で、
急遽決めた大劇場での観劇でしたが「来てよかったナ」と思いました。

そして作品はほのぼのと明るい人情もので、あたたかい、幸せな気持ちになりました。

ところどころ石田先生の「ね、こういうのおもしろいでしょ?」というしたり顔が浮かぶようなネタもあるのですが(まあいつものことですし、それが自分はあまり好きではなかったり笑えないこともあるのですが)、
雪組生の雪組一座と呼びたくなるような、うんと楽しい気持ちにさせてくれる芝居を見ているとよき宝塚歌劇だなあと客席でほのぼのしました。

思わぬ形での客席参加型の演出があるのもこの楽しい気持ちを一層盛り上げてくれます。

時代も違いますし人情もので悲劇の要素がないので前作「CITY HUNTER」とは異なるはずなのに、自分でもふしぎなのですが何となくテイストで通じるものがあるような気がしましたが
次の本公演は「蒼穹の昴」ですから一気に雰囲気が変わりそうで、この振り幅もまた”雪組一座”の大きな魅力だなあと思いました。

雪組「夢介千両みやげ」役ごとの感想

◆夢介/彩風咲奈
最初にスカイステージのタカラヅカニュースの初日映像でさきちゃん(彩風咲奈)がかなり訛っているのに驚き、見始めてもまだ驚いている自分がいました。

小田原で夢介に仕えていたじいやの嘉平/汝鳥伶の方が訛っていないのでは…というくらい夢介はお国言葉を自在に操っています。

道楽修行として湯水のように金をつかっているように見え、その潔よい金離れのよさに周囲の人々は驚いていますが、夢介は自分のための無駄遣い、豪奢なお金の遣い方はしないんですよね。

夢介はいつだって誰かのために自分のお金を手放し渡すことができる器の大きな、懐の深い男で、だからこそ「お天道様」と評されたりする――朴訥として純で、ちょっとのんびしている人物を宝塚歌劇の主役としてきちんとかっこよく成立させるさきちゃんの変幻自在さに新たな魅力を知った思いです。

(個人的な、とても勝手な思いですがさきちゃんには孤独さ、冷酷さ、非情さのある役が似合う、見たいという思いが強くあってつい期待してしまうところがあるんです。)

押しかけ女房のお銀/朝月希和に対しても煮え切らないように見えて、実はちゃんと…という一本気なところをちゃんと見せてくれたのもときめきました。

◆お銀/朝月希和
「おらんだお銀」の二つ名を持つスリで、懐を狙ったはずの夢介に一瞬にして惚れて押しかけ女房となります。

うんと嫉妬深くて、正直で、夢介のことが好きで好きで、かわいいですねえ。

一目惚れの自覚のところなどものすごくコンパクトに展開するので難しいように思うのですが(あまりの急展開に客席から笑いが漏れていました)、ひらめちゃん(朝月希和)はとても自然でした。

カツラ、舞台化粧などご自身と役に似合うものをよく研究しているのが伝わってきました。

三太/和希そらの幼馴染という設定で絡みもあり、同期で、それぞれ組替えを経験して雪組でこうして縁があるのもうれしくなりました。

◆総太郎/朝美絢
江戸の通人ぶった放蕩息子、「なんせこの顔、この器量」ですからモテてモテてしょうがないのは納得です。

青天に青が爽やかな若棟梁の着物で登場から深川マンボを見られるなんて…!
OG公演では見たことがありますが宝塚歌劇の舞台で初めて生で見て、しかもあーさで…と感激してしまいました。

お相手が梅次/杏野このみ浜次/妃華ゆきのという美しい娘役さんなのもうれしいかぎりですし、
特に浜次はその後も出番がたくさんあって活躍しているのがうれしかったです。

夢介/彩風咲奈との2人芝居で「この顔、この器量、この眼力」というシーンで、芝居のテンポ、間がものすごくよくてはっとしました。

悲劇より喜劇の方が難しいのはいわずもがな。あーさの芝居が一層深いものになったのを感じた総太郎でした。

◆三太/和希そら
宙組から組替えになり雪組生になったそらくんを初めて見ました。
ようこそ、雪組へ!

宙組は長身揃いでスター揃いでどうなるんだろう…と思っていたので、こうして雪組に自然と馴染んでいるそらくんを見て、しかるべき組替えだったのだなと思いました。

芝居、歌、ダンスなにをとってもうまくて台詞の口跡も鮮やかで、いつの間にかストーリーテラーになっているのにそらくんの表現力、滑舌ならわかるな…と納得してしまいました。

結い上げたカツラ(名称がわからないのですが)もよく似合っていてかっこよかったです。

◆悪七/綾凰華
この公演でご卒業されるあやなちゃん(綾凰華)、ちょっと、いえ、あまりに早すぎるご卒業を寂しく思っていますが、最後のお役がやってみたかったという悪役で、心情的な変化も見せてくれて、
カツラもお衣装もお似合いでかっこよくて、相手役お滝/希良々うみもいて、これ以上ないお役なのではないでしょうか。

しかもお滝さんのことがけっこう、本当に好きなのが伝わってきてときめかずにいられません。
(お2人の演技から姉さん女房かな…と妄想しています)

お滝/希良々うみが妙に艶っぽくて、「ヴェネチアの紋章」に続いてさきちゃんと1対1のシーンがあったのもうれしかったです。

「ヴェネチアの紋章」はさっぱりとした感じでしたが今回は湿度高めでちょっとドキドキしてしまいました。

ともかちゃん(希良々うみ)なーこちゃん(羽織夕夏)の100期の娘役さんを雪組観劇でいつも楽しみにしているのですが、
歌う芸者/羽織夕夏がパンチの効いた歌声もすばらしかったです。

◆金の字/縣千
実は今回、あがたくん(縣千)が立っているだけで、いるだけでかっこよくてまいってしまいました。

男役としていい意味でガタイがよくて青天、着物が舞台映えして、とにかくただただいるだけでかっこいい!

以上、まだまだ見足りていないのですがひとまず初見の感想でした。

東京で観劇するころには一層深まり味わい深いものになっているでしょう。
楽しみにしています。

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