こんばんは、ヴィスタリアです。
雪組「NOW!ZOOM ME!!」大千秋楽のライブ配信を見ました。泣きました。
ヴィスタリアの独断と偏見と偏愛に満ちた感想とレポートです。
なお生徒さんの発言は正確な言葉ではなくニュアンスです。
望海風斗の歌と心を聞いていた
コンサートのプロローグが終わったところでのぞ様(望海風斗)がお話されました。
映画館でもライブ配信でもないのに拍手をしてくださるお客様のあたたかさに胸を打たれてしまいました。
今日は本当にお祭りです。皆様と楽しみたいと思います。
公演の思い出を話したいと思うのですがいろいろなことがあって…。
どんなときでも、齋藤先生、スタッフ、メンバーが全員前向きですごく元気でした。
いったんお稽古が中断してしまったときも、映像撮影が最後の日で、皆そのことはわかっているんだけれど、
終わる寸前まで楽しく過ごしました。いまを楽しもうという気持ちが強いメンバーで私もたくさん助けていただきましたし、
お稽古が再開してからも「前を向いて走る!」というスタンスだったからこそ公演を迎えられました。
こうしてスタッフさん、関係者の方のこともていねいに伝えてくれるのがのぞ様らしいなと思います。
井上芳雄さんとの番組でもそのために小道具さんが作ってくれたシャンシャンを「作ってくださったんだ」と
じっと見つめていました。
「NOW!ZOOM ME!!」が宝塚大劇場で初日を迎えてから今日までの約3週間もまさにお祭り、祝祭でした。
このぎゅっと短い間にたくさんライブ配信があって、幸運にも観劇でき、観劇された皆様のレポを読んで、
楽しい日々はまさに夢でありお祭りでした。
どちらも永遠に続かないとわかっているから終わってしまって寂しいところがまたそう感じます。
セットリストの好みや芝居の場面に思うところはあれどそれはまた別の話であって、
だいきほの軌跡と夢を見たCパターン、
雪組の充実ぶりを実感したBパターン、
のぞ様のこれまでを振り返ったAパターン、
どうしたって集大成であり次がご卒業の公演であることを意識せずにいられなかったからこそ感じたのです。
終演後ののぞ様の心がそのまま伝わってくるご挨拶に泣いてしまいました。
「幸せ」「皆様のあたたかい拍手」「忘れません」という言葉が何度も繰り返されました。
いつもならお稽古、初日、千秋楽までが流れるように過ぎ去っていくのですが、今回は立ち止まり振り返りながら一歩一歩ようやく辿りついたと思います。
もしこのコンサートが中止になってしまったら、皆様にお届けすることができない曲、映像、セット、衣装があって…
こうして上演できたことはこのコンサートに携わってくださったすべての方の喜びでした。皆様に直接お届けできることがどれだけ幸せなことか、皆様の笑顔を見る度に感じておりました。
まだまだ安心できない状況の中で劇場に足を運んでくださったこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。歌の力というのをすごく感じまして、決して今の時代に合わせて作られた曲ではないんですけれど、
いまの自分たちに寄り添ってくれる曲が多くて、仲間たちが歌う曲にたくさん勇気をもらいました。歌にのせて皆様にお届けしたいと思いっていましたが、歌の力を一番もらっていたのは自分でした。
(中略)何の心配もなく、笑顔で、元気にここで皆様にお会いできる日が一日も早く来ることを祈っております。
これは何度めかのカーテンコールでのお話です↓
恥ずかしながら「明日も」という曲を今回初めて知ったんです。すみません。
歌詞とみんなの前をむいていくエネルギーがリンクして、お稽古場で見てしまったら感情がどうしようもなくなってしまうくらい、皆の顔を見るのが好きだったんですよ。
本番中は私は下から出てくるので見れないんですが、見れなくてよかったなって。感情が動いちゃうから。
明日からそれが聞けなくなっちゃうと思うと寂しいです。
明日からも私のために歌ってください。
そして最後お1人で舞台に立ったのぞ様の言葉には胸がいっぱいになりました。
涙があふれすぎて、たぶん半分も正確ではないですが残しておきますね。
本当に幸せです。ありがとうございます。
自分の思いを言葉にするのは苦手で、歌が大切でした。
役を通して、ショーを通して、皆様に届けられていたんだなと思いました。私の思いは今日、出し尽くしました。
皆様の元に届いていたらいいなと思います。この景色、皆様の温かい拍手、忘れません。
のぞ様の思いは間違いなくちゃんと届いていましたよ…と心のなかで返事をしました。
客席で、ライブ配信で、自分が聞いていたのはのぞ様のすばらしい歌であり心そのものだったんだと思いました。
歌唱がすばらしいだけであったら感動して涙腺が緩んだり涙が止まらなくなったりしないですものね。
泣ける曲でも泣くような曲ではない曲でも泣かされました。
心を伝えるには技術も必要で、かといって技術だけでは心は伝わらなくて、本当に歌がうまいとは技術もあり心もあることだと
のぞ様がこの「NOW! ZOOM ME!!」で教えてくれました。
ふう子ちゃん降臨と公演の思い出
2幕冒頭の映像が終わってアヤナギ先生が出てくるところでまさかのふー子ちゃんが出てきました!
「松浦と加藤、喧嘩しない!」というアヤナギ先生の台詞もばっちりです。
2階席でいつも松浦と加藤が喧嘩してるねん。8割くらい注意したかな。
ふー子、手紙な、すごくうれしかったから宝物にしている。
(ふー子ちゃんは否定している。)今日はライブ配信しているからたくさんの人がオンライン授業を受けているわけ。
自己紹介しようか。
アヤナギ先生に促されて自己紹介したふー子ちゃんは
「緊張しているの。どきどきしているの」と仰せでした。
どうやって捌けるのかなと思ったから再びアヤナギ先生が
「ふー子、次の授業の頭からだから早く行ったほうが…」と促していました。
ホワイトボードの日直は表はズームMATE全員、裏はふーこで、
裏面にはふーこちゃんからのメッセージがありました。
あやなぎ先生、Sho-W一緒に配信見ましょう。愛してんでー!ふー子
次の場面で登場したのぞ様の笑顔がいつも以上に満面の笑みだったような気がします。
この場面について元花組のたそさん(天真みちる)がこんなことをつぶやいていました。
あやかちゃん!!(爆笑)
なんだろ、、94年のTMP見た時みたいな感覚、、— サラリーマンたそ (@utatteodoreruyo) October 3, 2020
たしかに夢まつらこと94年のTMPスペシャル(いまのタカスペ)は「風と共に去りぬ」がすごかったです。
スカイステージで11月に放映があるのですが著作権の関係でパロディがカットされていまったのは残念です。
弾き語りの後のチームダイモンはこの方たちでした。
愛すみれ
花束ゆめ
千早真央
真地佑果
諏訪さき
絢斗しおん
トークテーマは「この公演で笑ったこと、思い出に残っていること」でした。
(絢斗)毎日充実していて幸せで、夜中の3時くらいまでさんざん悩んで考え、
そのまま答えにたどりつかないまま朝を迎えていま考えました。このコンサートに出れたことが一番うれしかったです。
お稽古場でもお話したのですが特別公演に出させていただくのが今回初めてで、私なんかが望海さんのコンサートに出させていただけるなんて本当に幸せで。キャッチフレーズを考えたり映像撮影をしたりハードルが高かったのですが、
撮影で緊張しているときに望海さんに「もっと楽しんでやっていいんだよ」と声をかけていただいて
その温かさに感動しました。
(望海)私またそんなこと言った?
お稽古場のときと違うもんね。自信つきましたね!
(千早)イリュージョンの場面で、通し稽古の日に箱に入った望海さんの雄叫びが2回聞こえて…
(望海)イリュージョンなので種明かしできないんですけれど、男役って体が硬いんです。
う゛ーって声を出さないと入れないんですよ。
(花束)バブルの場面の撮影は4月で振付も全然ついていなくて、ふしぎな空気だったんです。
そのなかでも髪型やメイクを研究してバブルになるようにして、上級生の方に研究がすごいなと。私はポリスハットをかぶっていまして、彩凪さんもかぶっていらして「おそろいみたい」と言われて、
うれしくてお気に入りです。
(中略)
大好きな望海さんとみなさんと舞台に立てているいまが愛おしいです。
すわっち(諏訪さき)は今日が誕生日です。
おめでとうございます!
(諏訪)日程がでたとき来た!と思って、MCの日程が発表になってMCやん!と思って、だからとてもうれしいです。
映像撮影でショッカーみたいなのあるじゃないですか。
ここの映像撮影がすごく楽しくて。急にその場で「4小節踊って」と言われて、どうしよう…となるんですけど、いざ始まると皆やるんです。(中略)本日こうして迎えられたことが幸せです。
(真地)2幕の最初に流れている映像の撮影を武庫川の桜が咲いているときに 、制服がこの間まで着ていた人も久しぶりの人も…
(のぞ様が「なにそれ」とややキレる)学生服の衣装は「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」で密告をするときにも着ていて、今回も着ていて。
今日は千秋楽なので着て帰りたいなと。
(愛)ふう子さんと共演できたことでしょうか。
春にお会いしてから久しぶりで…でもお変わりなかったです。(始まる前に)舞台袖でいつもはアヤナギ先生が立っているところに三つ編みの女の子が立っていて…
(望海)精神統一が必要だった。
ふう子も幸せだってルンルンで帰っていった。
またのぞ様は最後にこんなことをお話されていました。
いまが本当に幸せと思います。毎日幸せがどんどん積み重なっていまがあるなと思います。
最後なのでリクエストの3曲について。
1曲め「ひとかけらの勇気」は何度か歌わせていただているのですが本当にリクエストが本当に多かったんですよ。2曲め「かわらぬ思い」は大好きな曲で、ファン時代に見ていて「かっこいいな、いつか歌いたいな」と思っていた曲です。
3曲め「愛の旅立ち」はもとは宝塚の曲ではないのですが、峰さをり先生が大階段をバックに1人で歌われるんです。
大階段を背負うということに衝撃を受けて、その曲をまさか劇場で歌わせていただけるなんて。
リクエストはファンの方の夢でありのぞ様の夢の曲でもあったんですね。
昨日観劇したときに「NOW! ZOOM ME!!」には私の小さなドリームがたくさんつまっていますと
お話していたことを思い出しました。
映像について思うこと 劇場に映像は必要なのか
ところでライブ配信2回と劇場で2回観劇し、特に2階16列で観劇して思ったことがあります。
それは劇場で生徒さんが歌って踊っている後ろにご本人が歌ったり踊ったりするの映像はなくていいということです。
たとえばShe Bangsや黒燕尾で踊っている映像です。
2階16列だと映像の上部1/3くらいが見切れ、つまりお顔の部分がほとんど見えないのですが、
特に困りもしなければ残念にも思わなかったです。
東京宝塚劇場においては舞台の生徒さんがどんな席からでもよく見えるからです。
初見がライブ配信で1度目にしているから感じたことでもあるでしょう。
もちろんみりおちゃん(明日海りお)の横浜アリーナ「恋スルREAN」のように
広大な会場で見切れ席がある場合はスクリーンにご本人の映像が映るのは歓迎します。
本来の会場であった神戸と文京区のホールに行ったことがないのですが、このホールで見たらどうだったのかなあと気になりました。
アリーナに限らずときどき信じられないくらい舞台が遠くて見にくい劇場もありますから(池袋とか…)
映像があってよかったと思ったんでしょうか。
バブルの場面には月組「I AM FROM AUSTRIA」の衣装がたくさん使われています。
齋藤先生は「IAFA」のエアロビの場面でも生徒さんが踊っている後ろにご本人の映像を流していて
違和感を感じたのを思い出しました。
黒燕尾の「小雨降る径」の黒✕ゴールドの映像のプロジェクションや花組メドレーや雪組メドレーで過去の舞台映像が流れるのはあっていいと思いますし、
舞台のサイドにも映像が映し出される豪華かさライブらしかったと思います。
彩凪翔がかっこよかった
この3週間の間にライブ配信と劇場で4回見たのですが、何度見ても、映像で見ても劇場で見ても
凪様がかっこよかったとずっと思っていました。
劇場の初回はできるだけ全体を見ようと思っていたのですが途中で諦めました。
凪様が舞台にいるとどうしても目が吸い寄せられておいかけてしまうんです。
歌唱も大きく進化され「She Bangs」「愛は勝つ」「 BLUE ILUTION」いずれも大好きで
見る度にときめいていました。
ダンスはきっちり正確に、決めるべきところを丁寧に決める方だと思っているのですが
特に黒燕尾は本当にかっこよくて……(ため息)
特に肩や上半身に無駄な動きが一つもなくて、キメがきっちりしているというか、
ここはこう決めてほしい、ここはこう見せてほしいと思う理想があると感じています。
特に好きなのは(そりゃあもちろん全部ですが)Akatsukiで燕尾ダルマの娘役さんたちの真ん中に並ぶところ。
上半身の動かし方がすごくかっこいいです。
あとこのナンバーは黒燕尾の男役さんと燕尾ダルマの娘役さんが同じ振りを踊っているのも好きです。
今日のカーテンコールの3回めはのぞ様が凪様の新しい引き出しをグイグイ広げていました。
のぞ様に力強く「お願いがあります!」と言われて察した凪様が「やめてください」と照れつつ抵抗するも無駄でした。
のぞ様からの無茶振りで凪様の「愛してんで」が披露されました。
凪様は「私は一度も言ったことがない」と強く否定し動揺していましたが、
あゆみさん(沙月愛奈)に「私の心の中では言っている」と言われ、
のぞ様は「今回はしょうちゃんの引き出しが2つも3つも増えたね。Sho-Wのライブ配信でもやってほしい」
と猛プッシュしていました。
あゆみさんと凪様が組んで踊る場面がたくさんありましたら思い出すと…早くもう一度見たいです。
トークですぐにお稽古があるとのことでしたがSho-Wのライブ配信が楽しみです。
のぞ様はじめZOOM MATEのみなさまはしばらくお休みでしょうか。
ゆっくり休んでいい夢だけを見てほしい…そんなふうに思います。
すてきな夢と祝祭をありがとうございました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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